ドールハウスのレビュー・感想・評価
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洗濯機に始まり、洗濯機に終わる
ホラーかと思えばミステリー、ミステリーかと思えばオカルト探検隊…。
さんざん転がされた挙げ句、狂気の底に突き落とされる。
あの墓は洗濯機と同じだった。
佳恵は、真衣を虐待していたのだろうか?
真衣に対して、ちょっと雑だなと思える態度があったが、あれも伏線?
子どもがドラム式洗濯機に入り込んで亡くなったり、車内に置き去りにされたりする事故を盛り込みながら、母性について描いているようにも思える。
礼も、母に虐待されていたし…。
お父さんは、それを隠蔽していたし…。
お母さんを交換したがった礼が切ない。
観る人によっていろいろな解釈ができるところがとてもよい。
できれば、誰かと一緒に観て、感想を話し合って欲しいです💖
島田秀平?ビートたけし?タモリ? いいえ、新倉イワオです。
あなたの知らない世界で育ってきて人形ものが1番恐いです。
でもこの作品は色んなエッセンスが散りばめてあり思わずニヤリとしてしまうので怖さ半減かな?
残りの半分は悲しみかな。
あったねぇ~そんな事故が。
なぜ色んな物に「チャイルドロック」なるものが存在するのかを考えてほしいと。
田中哲司をそこに使うか。
役者じゃなくそれ系の人にしか見えなくなるのは私だけ?
とんでもない名作と出会ってしまった
まず冒頭、長女が被害に遭ったのが洗濯機での事故という日常に起こり得る残酷さであったこととと、直後の長澤まさみさんの絶叫で一気に期待が高まりました
骨董市で見つけた不気味な人形
それを娘のように愛することで癒されていく母
しかしやがて2人目の娘を授かると人形は蔑ろにされ、そして……
というのがまず最初のあらすじ
ホラー好きとしてはこの辺で、「ご供養しようよ、今までありがとうって言わなきゃだめだよ……まぁそれしたら30分は短くなっちゃうんだろうけど」
とそわそわしていました
ホラー描写としては全編通して、娘か人形かが分からないというのがひとつの肝になっているように見えました
まぁ9割人形に襲われているのですが、狂ったように叫びながら棍棒で人形の頭を叩くとそれは……!というシーンが面白かったです
ラストの意見は分かれるようですが、私は大好きです
途中から人形が夫婦に執着しているであろうことも察していましたし、だとしたらハッピーエンドよりむしろこちらの方がふさわしいと
それにしても素晴らしい作品に出会ってしまいました
2025年はホラーがアツいですね
ドールハウスという名作が生まれた以上、できる限り鑑賞しなくては!
驚きました
初めはテレビや映画館のCMで見た映像の情報のみ。B級ホラー映画のたぐいかな?チャッキーみたいなもんでしょ?まあそれはそれで好きなので鑑賞致しました。
ら、な、なにこの本格的ジャパニーズホラー映画!ポップコーン食べながらビール飲む予定が狂いました!次々に訪れる気味の悪さ、それを理解してくれない人々!忍び寄る恐怖はまさに良質なジャパニーズホラー!勝ったと思いきや
、、騙されました!
俳優達の演技もピカイチです!だからこそ味がある!
全てのトラブルの理由が霊的な力による超常現象
とても期待していたけれど、それほど面白いとは思えなかったです。
予告編で面白そうな場面がほとんど出されてしまっていて、観ていて出涸らしみたいに感じました。
全てのトラブルの理由が、霊的な力による超常現象として説明されているオカルト映画なので、ここにネタバレを書く必要はないかな。
出演者の演技にも期待していただけに、残念でした。
夜に観なくて良かった。
長澤まさみファンなら是非。
「チャイルドプレイ」や「ミーガン」のような映画のイメージで出かけたら、ちょっと思っていたのとは違う方向に進んで行き、最後は「リゾートバイト」のような感じで終わった不思議な映画でした。
ちょっと疑問なんだけど、ラストシーンで子供のつもりで人形を連れてドライブに出かける夫婦。それを悲しげに見送る本当の子供…なぜあの車に子供が乗っているんだろう?
まあ、細かいことをあまり突っついてもしょうがないけどね。
FAXはデジタルに入りません
予告の「あの人形は危ないんだってば!」がイケボ過ぎて楽しみにしてた。
配役か演技か、前フリの分かり易さか…
恐いところはしっかり恐いんだけど、何故かニヤニヤしながら観てしまう謎の雰囲気。笑
冒頭、洗濯機の中を見せない演出と、その前後の長澤まさみの表情、そして絶叫は見事。
予告で散々見た瀬戸康史の「ガタッ」ではクスクス。
そこからは定番ホラー展開の連続なのだけど、見せ方が上手いので楽しめた。
今野さんが出てきてお焚き上げでクライマックスっぽいが、いやまだ呪禁師が残ってるぞ、と。
正直間延びしてたので、後半であれやるなら前半はもっとコンパクトにしてほしかった。
最後の最後で幻覚なのかなんなのか無駄に混乱させる描写も要らないし。
軽率なDQNが映像まで残してくれるのは便利なのだろうけど、YouTuberを絡めたがる最近の傾向は少し嫌い。
立ち直った途端に人形の扱い雑過ぎ。
あんなに殴ったら真依ちゃん死ぬでしょ。
干潮の目安「◯時〜◯時」って書いてあるんだから、タイマーじゃなくて時計見なよ。
全身の骨が全部入ってたら重さヤバくない?
「アナログ人間」とか言いつつFAXからスキャナー、金属探知機まで使う神田の線引きが分からん。
…などなど色々あるけど、アヤちゃんの絶妙な表情や各シーンの髪の乱れ方、造型の変化などはかなり凝ってた。
「ドールミステリー」ってことで何か仕掛けがあるのかと思ってたら、普通にホラーよね?
なんで「ミステリー」で打ち出したのかがミステリー。
もうちょっと纏まりとテンポが良ければ、とは思うが、なかなかに楽しめました。
やっぱり、ホラー映画かなぁ。
長澤まさみはホラーに合う。
長澤まさみを観ているだけで恐怖感倍増。
そして人形が動く。からの、襲う!噛みつく、引っ掻く、子供は髪で首を絞められていたな。
途中から人形の顔歯と歯茎むき出しで西洋人形のホラーみたいに顔が変化するので失望。
出来れば、日本人形は顔が変わらないまま凶行を行なっていれば、怖かったと思います。
最後はハッピーエンドでないから、続編がいくらでも作れます。2や3に期待。
世にも奇妙な物語
これは世にも奇妙な物語でやったほうが良かったと思います。
ギュッと縮めて15分ぐらいで終わるストーリーにすれば名作になったと思います。
あのお焚き上げの寺から、悪徳坊主が転売しようとするくだり必要でしたかね…?
田中哲司が除霊師?なのですが、後半引っ掻き回して余計な事をたくさんしてくれます。序盤からもっと早く出て来て人形の真相を証してくれればもっとサクサク話が進んだはずですし、最後に人形を母親の墓へ返しに行かなければ、ふたたび鈴木家がドールハウスになることもなかったのではないかと思いました。
そして結局はバッドエンド。ふたたび人形を可愛がる夫婦に戻りました。続編では残された子供とばあちゃんがカギになると思いますので、「ドールハウス2」に期待します。
「リング」「仄暗い水の底から」直系にして、それらに引けを取らないJホラーの新たな傑作
俳優・演出・脚本どれも一流を揃えて、真正面から王道ホラーをやり切っている。特に前半、超常現象なのか、子供を亡くして不安定になった母親の妄想なのか、ギリギリまで引っ張る緊張感が、主演・長澤まさみの演技力と相まって素晴らしい。霊能力者が登場して雰囲気が転調する後半も、息もつかせぬ展開の連続で、衝撃の結末まで一気呵成に走り切る。全編を通して、子供と人形の入れ替わりトリックが多用され、人形ホラーの要素を最大限に生かして恐怖と不安を盛り上げているのも好印象。人形を封印するやけにメカニカルに厳重な箱(しかしあんまり役に立たない)とか、手持ちスキャナーを使ったダウジング墓探しとか、細かいギミックにも手を抜かない凝り様も良い。
うちも洗濯機買い替えたばかりデス
まさみちゃんだし予告が面白そうだったから、ホラーチキンの私ですが超楽しみにしていた本作。
リーフレットもイイですね♪
冒頭。
よくある建売住宅の共用スペースでだべっているママさん達。
まさみ1人だけ明らかにカタギじゃないオーラがぷんぷんで、その顔の小ささ、スタイルの良さで、1人だけ浮いていて笑いそうになった。
でよ?
アタシが1番謎に思っている"白紺ボーダーにGパン"ってファッション。
女100人いたら全員同じ格好出来ますよ!ってそのコーデ。。
どこにでもいるふつーの主婦ですよって?
敢えてソレ選んだのかな衣装さん。。
あのコーデ嫌いなんすけど、流石はまさみ!
格好良かったねw
(学校の行事とかでママさん集まると確実に2人はいるの。
絶対被るのに何でソレで来る?
気まずくないのかなっていっつも思う。。)
(洗濯機のギャーーー!!!の後、ご近所さん集まって来てたけど、その中にもボーダーGパンのママいたw)
って、何の話しだ、関係ないm(_ _)m
佳恵(まさみちゃん)の家でみんなと遊ぶのって急に決まった事だったの??
ジュースちょっぴりなら出さんでも。。
今って親なし子だけって時は、お家に呼んでもお邪魔しても基本「水以外は出さない!」ってメンドーな暗黙のルールがありますケド、
そこはご近所さんだからね。
まぁジュースも出すのでしょう。
でも、子らを置いて買い物出かけちゃ〜
あかん!!
初っ端から変で、その後も何だかずーーーっと変だった。
登場人物もみんな全員変だった。
今野登場でどっちらけ〜!!だし、唯一頼りになりそうな山本(田中哲司さん)も、おっちょこちょいでズコーー( ̄▽ ̄)
こ、これはこめでぃーですカ??
あんな形で娘を失った佳恵の、想像を絶する悲しみは、同じ子を持つ親としては理解出来ますし、ドールセラピーの事も知っていたし、実際にそんな方に接した経験もあります。
その方もベビーカーにお人形さんを乗せていて、、、
ごめんなさい初見時はギョッとしちゃいましたm(_ _)m
で、でも。。
おふだびっしりのケースに入った、薄汚れた礼(あや)ちゃん。。
買うかなぁーー?!?!
ストーリーとしても、ミスリードがミスリードにもなってなく、辻褄も合わなければ、怖がらせたいのかも分からなかった(°▽°)
芽衣ちゃんの洗濯機シーンも、変に見せ過ぎずで良かったし、洗濯物ゴシゴシ手洗いのシーンも良かったケド。。
んーーー。。
こっちはゾクゾクのドールミステリーを観たかっただけに肩透かし。
私は脚本も手がける監督さんをリスペクトしているのですが、本作も矢口監督が全部やってますけども、、、
何か合わなかったデスごめんなさいm(_ _)m
とても面白い
人形が不気味すぎる。昔子ども向けの雑誌か何かで髪の伸びる博多人形の記事があって本当に怖かったのを思い出す。箱がそもそも怖いし、どんなにつらくても買わないで欲しい。それに、そもそもドラム式の洗濯機なんて途中で洗いものを入れられないし、オシャレなだけで全然よくない。
おばあちゃんが死ぬとか娘がひどい目会うとか極端に変なことが起きなくていい。幽霊博士みたいな人が頼りになりそうで頼りにならない。あんなに騒がれたら旅館も迷惑だ。
お墓を掘るのは怖いし中に入るのは嫌すぎる。病気になりそうだ。最終的に封じ込めるのに失敗してバッドエンドなのもすごい。
長澤まさみ
をはじめとする豪華なキャスティングに惹かれて観賞。
既に自分自身が半分怨霊と化しているじじいがホラー映画が怖いはずはなく
なぜこんな手垢のつきすぎたテーマにこのキャステイングなのかに興味があった。
それほど画期的な展開があるわけではなく、キャスティングの意味はわからなかった。
それでも前半はかなり冗長だったものの、後半の謎解きはそれなりに見応えがあった。
ラストもリゾートバイトのような感じで、結構意外性はあった。
前半を抑えめにして後半に重点を置いてくれていたらさらに良かったと感じた。
それにしても子供だけ置いて買い物に行くのが始まりというのはどんなもんかな。
そんな親いる?
それともそれが何かラストにつながっている?というのは勘ぐりすぎか?
いずれにしろ亡くなった娘と人形の関係性を掘り下げて欲しかったと思う。
折角の豪華キャストだっただけにいろいろ惜しい。
なぜそこでそれ
緩くて長くて平板、必要性を感じないシーンが多い、笑いが多めで脱力気味、だが肝心なところがうやむやでもやもやする、というのが私の矢口史靖監督作品の印象で、しばらく忘れていたが本作を見たらやっぱりで、改めて矢口監督は合わないと思った。
なぜそこでぐずぐずしているのか、くつろいでいるのか、何でそれ持っていくのか意味が分からない。
ミスリードのためだけのシーンがいくつもあって、だからといってミスリードがさほどの効果もない、エピソードが多いがすべて緩くてメリハリが今一つ、いつまでも続く、まだ終わらないの? と何度思ったことか。
(でも、笑いどころは結構笑えました。)
肝心のクライマックス部分は、鈴木夫婦は礼に操られて亡くなった芽衣の姿の礼を墓場から家に連れ帰ってしまうのはわかるが、その後の展開がカオス。芽衣が事故時の旧型洗濯機から飛び出してママに襲い掛かっていた幼女を連れて去っていったが、連れて行った幼女は誰なのか? 妹の真衣のほうだったのか、それならなぜママに襲い掛かっていた? それとも、洗濯機から出てきたのはホンモノの芽衣の霊で(そうミスリードされるような意図を感じました)、おねえちゃんも両親の愛を一身に受ける妹に嫉妬していたのか?
前後の展開を考慮するとどう解釈してもつじつまが合わない。夫妻が連れていた子供はベビーカーに乗っていたので、あれは礼であることは間違いないが、礼の希望通りママを交換したなら、なぜ真衣が車に閉じ込められて泣き叫んでいるのか? あの車は風吹ジュンと田中哲司が乗ってきたもので、直前までそこになかった。
一度安心させた後に最恐のラストが待っている、というのはリングみたいな展開で悪くないので、他の監督で作ってくれたらこんなにもやもやしなかったのでは、と思う。
ただ、最愛の子供をあんな形で亡くしたら、まともではいられない。親なら、特に母は、もう一生立ち直れないと思う。たとえ下に子供ができても、多少は和らぐかもだが一生苦しむと思う。その気持ちは他人事とは思えず、よく描かれていたと思う。
俳優達は、子役も礼も含めて良かったと思うので、個人的には矢口監督(脚本も)なのが残念です。もったいない。原案だけにしてくれたら良かったのに。
劇場霊よりは遥かに出来がよい。
ホラー作品として悪くない。
次の展開を、機会を…と見えるラストが悪い(商売っけが匂う)。
こんな書き方をしたが、近年公開された日本製ホラーの中では良くできているし、ライトユーザーにも優しい“作り”で目立つグロさもなし。ちょっとばかしのジャンプスケアを用意しておりますと言う内容。
日本らしい過去の設定などを見るに純粋なホラー作品
作中、鈴木家に起こった不幸な出来事のシーンで、子どもを放置したらいけないと言うのをイヤになる位刷り込まれる。
そして悪い奴ってのは、弱ったとこにつけ込んでくる流れ。精神薬で妄想、幻聴、幻視を抑えられても心の弱い所にぬるりと入り込んでくる人形。まぁ普通の感覚なら、あんな御札だらけの箱入り人形絶対買わない(笑)
亡くなった娘に似た容姿の人形に入れ込んで、セラピー効果が発生し妻は回復?(あれで回復とは思えないが)し、新たな命を授かる。
その娘が5才になった頃に蔑ろにされた人形が、その牙(歯)を剥き始めるのだが、あの歯形はほんとに痛々しい、引っ掻き傷も…。
即妻を疑う夫だがちょっと不満がある。
精神薬を飲んで持ち直したとは言え、そんな妻に任せて夜勤三昧?で娘と風呂にも入ってない様子。幼稚園で描いた絵とかも見てない。元患者の妻に頼りすぎと見るべきか?それとも夫の稼ぎだけで家を持っていた様子からローンと賃貸マンションの賃料のダブル払いで必死に働いているのか?…等と余計な事に頭がいってしまう俗な私。
まぁそれは置いても、人形の礼(あや)がアグレッシブに動くと驚くシーンが増える。
某マネキン映画はマネキンを歩かしていたが、本作は勢い良く視覚に訴えてくる為、まともに動いて人を襲う映像も出てくる。
だが、意外にもはっきり死んだと分かる人が出てこない。(死が確認出来てない)
島から出てきた理由がYouTuberと一緒に出てきたとして、YouTuberは編集で気づかなかったのか?実は6人になっていた!なら大喜びで撮れ高を喜んでいる筈なのに。
それとも彼らはもうお星さまになっているのか?
逆にクセ強なキャストが続々と登場し、こりゃやられるだろ?と見ていたら、クソ坊主今野についてはバチでも当ててみやがれと抜かした途端にバチが当たったし、イヤらしい性格が滲み出たような安田顕の刑事があっさりビビらされたり、人形供養のプロ?として登場する謎の呪禁師(じゅごんし)を田中哲司が期待持たせつつ、あっさり退場を決めるなど、肝心な時に役に立たねぇ~ユニークキャラクターが次々登場する。この辺は妙味がある。
しかしラストがいただけない。
二転三転させてどれが現実か判断がつかないようにしておいて、あのラストである。
祖母に預かって貰って、車で待たされていたと思われる次女真衣の横をベビーカーを押して幸せそうな顔をしている鈴木夫妻、腐った牛乳や枯れ落ちる花などを見るに、二人はもう連れていかれたのか?もしくは神無島でそのまま連れていかれたのか?色々考えてしまう。
そして次回もキャストを変えず製作するのか?それとも鈴木夫妻が亡くなった体で娘が人形供養の道に入るのか?
客の反応も悪くないけど、CMみたいに叫んでいる人は少なかった。まぁ公開から三日、日曜日に満席にならない程度の集客しか出来ないのを見ると…。コナン君とかドル箱になってる作品はロングになるけど、これは直ぐに終わりそうだ。私個人としては良い作品だが、観客数となると同じく夏場に公開されるホラー作品に押し負けるだろうから…。
皆の演技が凄かった
日本のホラー映画は大体同じような感じで怖さ感じられないからあんまり期待しないで行きました。
今までたくさんのホラー映画を見てきましたが、私は人形系が苦手なのか一番怖かったと言っても過言では無いです。
幽霊とは違って現実味があるからかな。
どこの家庭にも1つはぬいぐるみなどの人形があると思うので見終わったあとはしばらく怖いでしょう。
ひとつ残念だったのが人形が化け物に変わってしまう(写真含め)ところ。
そこがでてきた瞬間、あぁーよくあるホラー映画だなと思ってしまった。
その他はしっかり怖かった!
それでもとにかく役者全員の演技が凄くて世界観に引き込まれました。
娘ちゃんが乗り移られてる?(腕時計の噛み跡を合わせる)ところなんて特に。
自分が目の前であんな顔と声見たら失神します。
宣伝と全然違うじゃん!
この映画の宣伝が、ダイニングテーブルに人形座らせて、それに気づいてワッと驚くコメディ調だし、オリジナル曲じゃなくてどっかで聞いた曲使って安っぽいなあと思わせるし、人形にMRIやるシーンみせて馬鹿馬鹿しい感じだったので正直馬鹿にしてました。怖いの苦手な人を騙して客増やすためにわざと軽くみせてたでしょ?コメディ調とのギャップで驚かせる戦略でしたかね?実際にみたらこれはなかなか怖いですよ。
怨霊系のホラーですが、その怨霊の力がなかなか強いんです。それは観てのお楽しみ。
エクソシストのパズズやヴァチカンのエクソシストのアスモデウスみたいな超有名で強力な大物じゃないんですが、鬼滅の刃でもそうですが、この世で壮絶で悲惨な生き方や死に様をした人ほど鬼になると上弦入りするのと同じ理屈で、そりゃあもう悲惨で可哀想で凶悪な怨霊誕生の秘話があるわけです。可哀想の度合いが強ければ強いほど強力に怖くなるのはなんででしょう?
怖さのみせ方が非常に巧みで、どっちが長澤まさみの娘でどっちが人形かだんだん分からなくなっていくようになってるし、娘も呪われてリーガンになっちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしてきたり、なんといっても怨霊のビジュアルがなかなか凶悪な感じで怖い。サブリミナル的で、かなりブレのある映像でそいつをみせるもんだから悪霊感が出てて素晴らしい。なんだかよく見えないのが逆に怖さを増してます。
大林宣彦の漂流教室みたいに何か奇声あげる化け物が高速で動きながらうごめいるのはわかるが、はっきり見ようとしても暗闇とフラッシュが連続するので何が映ってんだか分からんようなみせ方をこの映画でも観ることができました。
また、異世界に入ったのか、あるいは頭の中の世界なのか巧みに気づかせないところもあの世感が出ていて素晴らしい。
欲をいうなら、暗闇とフラッシュの切り替えの時にあの怨霊の顔をフラッシュで一瞬でもアップで見せたら結構怖かったんじゃないかと思います。
あとエンドロールの最後の暗闇の画面で一瞬サブリミナル的にあの怨霊の顔をアップでみせるとか。そうしたら結構なショックだったんじゃないかと思います。それがなくてもポラロイド写真で撮ると凶悪な悪霊がはっきり映ってたりするといったひねりの効いたみせ方がうまいのでなかなか怖いお化けでした。それにしてもCMで騙すんじゃないよ!
特級呪物人形の怨念の話
長澤まさみの人形を抱いてるポスターに惹かれて鑑賞
あっと驚くバッドエンド
呪物人形を対処しようとする坊さん、警察官、呪禁師悉く呪いに勝てず失敗
自責の念から亡くした娘の代わりに人形を可愛がってた夫婦が除霊しようとしましたが...
バッドエンドの件、田中哲司扮する呪禁師がラストで失敗したことに気付くのですが
夫婦は供養しようとした島から帰れなかったとも取れますし、亡くした娘が寂しあまり連れて行ったのかも
色んな伏線が張ってあり良く出来たストーリーです
出来れば 田中哲司を主役にして続編を作って欲しいですね。
人形に秘められた過去で恐怖が襲いくる・・・
大好きな「ダンスウィズミー」の矢口監督の作品。ハートウォーミングなコメディで定評のある監督のホラーということで先ず驚きました。更にメチャクチャ面白かったことにビックリ。
やっぱり名監督はジャンルを問わず、どんな作品でも楽しませてくれるんですね。
長澤まさみさんの母親役も見事でした。
幸せな時の明るい表情はホンっと可愛らしいのに、娘を亡くして落ち込んだ時の姿は、まさに悲惨以外の何ものでもなかった。
人形を怖がっていた時にも、前の事があって病気だと思われてしまってホンっと可哀想に見えた。
そして、メインである人形がまたスゴい。
可愛らしさの中に、底知れぬ怖さを感じると思ったら、人形の顔が左右対称じゃないそうです。より人間に近付けたってことみたい。
【ネタバレ】
人形が人を襲うというありがちなシチュエーションなのに、これでもか、これでもかの新展開で魅せてくれます。
まぁ、人形の馴れ初め?作られた背景が語られ出した時には、ちょっと引いた気もしましたが、更にそこから話が進んでいったのには、またまたビックリ。
ホンっと、二転三転とする展開は、ホラー映画では定番なんですが、いや〜、面白かった。
ゾゾゾっていう恐怖とともに、ハラハラドキドキ、ウワ〜!っていうショッキングな場面もあって、ホンっと面白かった。特に夢のシーンは、(映画館で観てるのに)思わず声が出ちゃいました。
ラストも、一見ハッピーエンドと思わせといて、まさかの衝撃展開!何とも後味の悪いシーンで最後を迎える。
余談ですが、最近、ホラーって流行ってるんですかね?予告編でホラー作品がメチャ多かったような・・・
ホラー大好きオヤジは、大喜びなんですが、本作品ほどの高レベルで楽しませてくれる作品ばかりなら良いんだけど。
Jホラーのニューアイコン爆誕!Jホラーのまさかの救世主現る!
ホラーと人形は最恐の組み合わせ。チャッキー、アナベル、最近だとミーガン…。
邦画でも日本人形が恐ろしや…。
海外の恐怖人形に負けじと、“新製品”の日本人形ホラー。
その監督が何と!矢口史靖。ご存知、コメディの達人。
矢口監督でホラー…? ああ、ホラー・コメディね。
…などと思ったら、
まさかまさかまさかの超ドストレートホラーでびっくり!
概要では娘を亡くしたのは事故とあり、交通事故と思ったら、これはトラウマ級の悲劇…。そりゃその後、使えなくなるわ…。
専業主婦の佳恵、看護士の夫・忠彦、幼い娘の芽依。名字は矢口作品お馴染みの“鈴木”。ご近所さんとも良好。幸せに暮らしていた。
芽依が友達を連れてきて、お家の中でかくれんぼ。
おやつが足りない事に気付いた佳恵は買いに行く。
危ない事はダメと言い付け、刃物などは高い所に仕舞い、バスタブも空なのを確認して。しっかりチェックした筈だった。一ヶ所だけ見落としていた…。
実際に同じような事故例も多くあるらしいが、まさかあんな所に入るとは…。子供は大人が思い付かない事を思い付く。それは子供の柔和な発想であり、時に危険にも…。
ちょっと時間が掛かって、急いで帰宅。
子供たちは皆、帰ったようだ。が、芽依が居ない。
一緒だったお友達やママ友に聞く。誰も知らない、見てない。ママを探しに行ったんじゃ…?
心配と動揺。忠彦も急いで帰ってくる。
警察に捜索願。後は連絡や進展を待つしか…。
慌てたってしょうがない。まずは落ち着こう。
気を紛らわそうと洗濯でもしようと、ドラム式洗濯機を開けたら…、
このシーンの佳恵の絶叫は忘れ得ない。
外では車や不審者に気を付けてとよく言うが、家の中にも危険があるという事を改めて思わせてくれた。
冒頭からインパクト充分。未知なる領域と思った矢口ホラーにいきなり掴まされ、引き込まれていく…。
一年経っても悲しみは癒えず。一生癒えないだろう。
グループセラピーに通う。薬も。
引っ越し。新しい家には洗濯機を置いていない…。
忠彦も義母も気遣い、心配していた。
そんなある日…
ひょっとしたら“あれ”が呼び寄せたのかもしれない。
骨董市に立ち寄る。
そこで何かに惹かれ、購入。
帰ってきた忠彦に“紹介”。
それは一体の日本人形だった…。
人形ホラーは人形のファーストインパクトや人形自体が肝。
その点、本作は大合格。
予告編でも流れていた、忠彦が椅子に座って視線を横にやると…!
ゾワッとさせると共に、何処かシュールなユーモアも混じる、絶妙な演出。
にしても、この人形…。
古今東西のホラー人形史上、屈指の不気味さ…。本作の人形造形師は何とも思わなかったのかしら…?
髪、目、顔や姿形、何から何まで、やたらとリアル…と言うより、生々しい。人間の子供そっくり。
まるで“生きている”かのよう…。
佳恵がこの人形を買った理由。
何処か、芽依に似ている…。
綺麗にし、服を着せ、髪を切り、人形としてではなく、娘のように扱う。
人形を連れて外出も。
無論、周囲からは好奇や白い目…。
ヘンに思われても仕方ない。
だけど、それで救われる事もあるし、本作で初めて知ったが“ドールセラピー”という療法もある。
それで改善出来るなら周りがとやかく言う事じゃない。
佳恵も精神面が回復。あれ以来笑顔が消えたが、また笑顔を見せるように。
亡き娘の代わりと言ってしまえばそれまでだが、当人にとっては…。
“アヤ”と名付け、愛情を注ぐ。
しかし、いつまでもそのままではいけない。固執執着し過ぎたら、別の病になる。
佳恵はそうなる前に、嬉しい事が。
新たな生命の誕生。
産まれてきたのはまた女の子で、“真依”と命名。
たっぷりの愛情を注ぐ。
以前のような光景に、忠彦も義母も安堵。
“生身”の幸せに再び溢れるが、いつしかないがしろに。
以来、怪異な出来事が続く。その時、そこに必ずいるのは、アヤ…!
誰だって思った筈。いくら待望の第二子が産まれたとは言え、それまで大事にしていた日本人形をそんな散在に扱っちゃダメ!
日本人形には“念”が籠るという。呪われるよ!
だって、アヤのあの何かを訴えるような眼差し…。
人形ホラー映画だから当然だが、こりゃ絶対何か起きる…。
そうストレートに思わせ、話や展開も定番と言ったら定番。
しかし、それを期待通りに見せる。
話の進め方、テンポ。ここら辺、陽印コメディを手掛けてきただけあって、お見事。
ホラーとしての見せ方も。先日、グロゴアグチャドロバケモノホラー『サブスタンス』に衝撃受けたばかりだが、これぞJホラー!
じわじわ煽る怖さ、不穏さ、不気味さ…。
びっくりどっきりではないこの恐怖快感が肌に合う。
ショッキング描写も。“ギョロ目”と“写真”! これには鳥肌立ったね。
ホラーの見せ方を心得、ツボを抑えたしっかりとした手腕。間違いなく、近年のJホラーではベスト・オブ・ベスト!
先にも述べたが、それを手掛けたのが、コメディ畑でホラー初の人とは…!
ホラーを何本も撮ってるプロのよう。疑って失礼だが、矢口さん、本当に本当にあなたが撮ったの…?
このレベルを見せつけられたら、中田秀夫も清水崇も悔しがるだろう。いや、悔しがらなければならない。Jホラーの救世主がまさかこんな所に…!
文字通りの新境地。矢口作品としても個人的にキャリアのベストに入る。
矢口監督ってコメディの監督としか思われていないが、実は巧みな演出、オリジナリティーある脚本や題材、作品のクオリティーや面白さも平均以上。どっかの学芸会バカコメディの監督とは次元が違う。
そうそう、オリジナル脚本なのもポイント高いね。
コメディの達人ではなく、才人。矢口監督の本気度を見た。
“新矢口”の本気度に応えられる主演女優も必須。
『WOOD JOB!』以来11年振りのタッグとなる長澤まさみ。
近年の長澤まさみの活躍も神掛かっている。驚くような実力、魅力、新たな一面。
ホラーのようなインパクトの『MOTHER/マザー』はあったが、長澤まさみも本格ホラーは意外にも初めて。初挑戦のジャンルでも、その実力を存分に発揮。
冒頭の絶叫。ここだけで堂々たる主演とニューホラークィーン出現を告げた。
芽依に対して、アヤに対して、真依に対して、それぞれに見せる母親の顔も微妙に違う演じ分け。芽依にはナチュラルに、アヤには過剰とギリギリの異常さを滲ませて。真依には物語の主軸にもなり、最も複雑。
全身全霊で愛す。
怪異が起こり、当初は真依を疑う。時には強い口調にも。
が、次第に…。アヤに恐ろしさを…。精神が不安定になっていく。忠彦や周囲からはDVの疑いも…。その焦燥感。
母親としての優しさ、難しさ、恐怖演技に複雑演技。その巧さは演技のお手本。
またまたもっともっと、長澤まさみに魅せられる。(個人的に最近になって『コンフィデンスマンJP』を見た事もあって尚更)
当初は優しいけど、典型的な無関心バカ夫。妻の言う事を信じず、それどころか疑う。しかし、忠彦も怪異に遭う。中盤辺りから見せ場も増え、忠彦が踏み込む恐怖の世界にもなっている。瀬戸康史の好助演。
終盤怪我しちゃって急にポンコツになっちゃったけど、呪禁師役の田中哲司も頼れる安定感。
魂が抜けたような安田顕、クズ役が何故か似合うキンコン今野はある意味お笑い担当か。やはりコメディの達人、ユーモアも隠し味にスパイス。
ユーモアと言ったら、あのYouTuber。下らないおバカ動画を2度も見せるのかと思ったら、2度目に呪禁師が違和感を指摘。全く気付かなかった…。思い込みって、怖いね。
“3人”の名子役も称賛もの。芽依役の本田都々花ちゃんは冒頭のみの登場ながら印象残し、真依役の池村碧彩ちゃんは役柄的にも出番多く、達者な演技。
そして勿論、アヤ…。
日本人形ってどうしてこうも恐ろしさを感じさせるのだろう。
匠の技が光る芸術品である事は勿論だが、本作でもそうだが、造形師の思いが込められる。
全てではないが、日本人形には悲しみが付き物。
それが恐怖との相性抜群。
不気味なんだけど、悲しみ滲ませ、惹かれずにはいられない。これは日本人形随一の魅力。
本作のアヤ、曰く付きなのは予想出来るが、予想を越えてきた。
日本人形は本物の髪を使う事もある。それがまた薄気味悪さの一つであり、それ故人形なのに髪が伸び、心霊現象などと間違われる事もある。
アヤも所謂“生き人形”だが、さらに…。
有名な人形造形師だった父、病弱の母。悲しい過去、誕生の経緯、呪いの理由…。
アヤを作るのに使われていたのは…。これにも鳥肌立った。
いやいや、ヤバ過ぎるでしょ…。
実際にそんな日本人形、無いよね…?
人形の呪いは『アナベル』風。
呪いの根源に迫るのは『リング』的。
古今東西のホラーのあるあるを織り込みつつ、オリジナリティーもある。
呪いの根源が日本的なもの。つくづくこういうのが好き。
何やら終盤の展開など賛否も見掛けられるが(実際Jホラー定番の非現実的展開)、亡き娘の愛を感じ、アヤを帰りたかった場所に返し、家族は再会してハッピーエンド。
…だけど、何だか違和感を感じた。やはり…!
呪禁師は間違っていた。母親の元に帰りたかったのではなく…。
ベビーモニターで撮られた真依とアヤの“会話”の中にも…。
ハッピーエンドに見せ掛けてのバッドエンド。ホラーにはよくあるが、それもしっかり踏襲。
技あり! 嬉しくなっちゃうくらい正統派で予想以上に面白かった矢口ホラー!
これはもう絶対続編案件でしょう。
勿論、全員続投で!
Jホラーの(まさかの)救世主、矢口監督。
Jホラーのニューアイコン、アヤ。
ゾクゾク怖いけど、ワクワクまた見たい!
長澤まさみ主演のホラーって事で学生客がやたら多く、私の斜め前と隣に座っていた中学生グループがキャーキャー言いながら見てたよ。
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