「新たなジャパニーズホラーの象徴になりうる映画」ドールハウス むにさんの映画レビュー(感想・評価)
新たなジャパニーズホラーの象徴になりうる映画
まずタイトルコール前の長澤まさみさんの絶叫の迫力が凄すぎて、その時点のこの映画は間違いなく面白いな。とニヤニヤしながら感じました。
この映画の見所として
①明らかにやばいアヤちゃん人形
奥さん!我が子を失って気がおかしくなることは悪いことじゃありません!だけど、あんな絶対にやばい箱に入った人形を買うのはやめとけ!
実際赤ちゃんにも容赦なく手(髪)を出すし、アヤちゃん人形に関わった人はみんなケガをしているし、おかしくなった人も少なくない。後半からは正体を表し始めてからどんどんこの人形ヤバいと嫌でも感じさせられる。写真に映る豹変した顔や歯型を合わせるシーンとか来る!と分かっていても怖いものは怖いよ、、
②アヤちゃん人形に翻弄される主人公夫婦
長澤まさみさんと瀬戸康史さん演じる夫婦。
はじめは奥さんだけがおかしくなって幻覚が見えておかしくなっているだけかと思えば、旦那さんも度重なる身の回りの異変からアヤちゃん人形への不信感が生まれ、無許可でCTをとって人形の下のには人間の骨があることを知ってこの人形はやばいと自分から供養を依頼したりしたにも関わらず、最終的には旦那さんもアヤちゃん人形を自分の娘だと思い込んでしまうかなりヒエっとしてしまうラストになっていた。
③テンポの良さと以外な真実
娘を亡くした物語の入りからアヤちゃん人形との出会い、娘を出産してから数年後とテンポがかなり良く、中盤でも次々とアヤちゃんが大暴れしてドキドキハラハラしながら映画に釘付けになれた。
予告のみの前情報だけ読み取った際は海外の映画のチャッキーのような殺人鬼(人)の魂が人形に宿っている系やアナベル人形のような悪魔が宿るものかと予想していたが、まさか本当の人の骨を覆うように人形になっていたとは思わなかった。
新潟のお母さんに帰す流れからアヤちゃんもそのまま大人しくしていればお母さんの元へ行けたのになんで抵抗するのか?と疑問に思っていたが、終盤で実は母親からの虐待を受けており、母親の元へ行きたくなかった事実も分かり、長澤まさみの娘の身体にできた引っかき傷などの伏線も散りばめられていて、主人公夫婦の本当の娘になることが真の目標だったこともわかり騙された、、
全体を通しても展開の広げ方も上手く、怖がらせるシーンは徹底的に不気味に、謎の解明へのシーンも面白くホラーというよりもホラーミステリーとしての完成度が高く何度も見たいと思えるほど、全く飽きがこなく適度な緊張感を味わえる作品になっている
主題歌も最高です。ずっと真夜中でいいのに。の「形」映画オリジナルのイントロ部分にお経が混ざっている演出から透き通った声と力強い歌詞がとても良かった。すき