「善意は人の為ならず/地獄への道は善意で敷きつめられている」ドールハウス 寝落ち中尉さんの映画レビュー(感想・評価)
善意は人の為ならず/地獄への道は善意で敷きつめられている
寝落ちせず観れました!
評判どおりおもしろかったです
エンドロール後の映像はナシ(good)
おもしろいな、と感じた点
・序盤の「1年後…」の左上のテロップがPAN-DOWNと連動して画面上の電線沿いに消えるカット(gJ)
・電話で「触らないでください!」って喋った側からツカツカと傍らから同僚がやってきて、パチパチと拘束を手際よく外して「わー!」って持ち上げるシーンの間合い。吹き出しそうになるのを堪えるのが大変でした!
・ナマグサ坊主が実際に居そうなキャラクターでおもしろかった
・ドラム式洗濯機のドアガラスの歪みと主演の表情を組み合わせた心理表現(ベタではありますけどよかった)
ホラー要素はありますが、そんなに怖がらせることに重点を置いた作品では無いですね。ミステリー寄りかな~。
怖いのはそうなんですけど、わりとソフトに抑えてる印象です。
直接作品には関係ない話ですけど
猫を先に飼っている夫婦に赤ちゃんが出来ると、大概の猫は赤ちゃんに嫉妬するから手放す事になっちゃうって話もありましたね。
この作品では、自分たちの常識や価値判断をそのまま思い込みで「善かれ」と終盤の行動を見誤ったわけですけど、そういうのってよくあるよね~。とは思いました。ちゃんと相手の話や気持ちを聞き出したり引き出す作業を怠って、自分たちの都合で拙速の行動を起こして余計に状況を悪化させたりするパターンて太古の昔から連綿とありますよね。
最初の事故についてですが、軽く確認したところ少ないながらも数件発生しているそうですね。そんなことあるのかな?って気にはなったのですが、大概は閉じ込められて酸欠によるものらしいです(稼働して…というのはまず無いようで)気を付けたいですね。
しょーもないYoutuberが、まさにしょーもなく表現されていたのも良いですね。
そのあたりの後から本筋とは関係のなさそうなフラグ回収?については、ん?でしたけど。
刑事が1人で動いてるのもちょっと引っかかりは感じたかな。警官ですと基本二人行動厳守なはずですし。
ガラスでアレを切るのはちょっと無理があるかな~?とは感じました。手も血まみれになっていないし。まぁどこまでが妄想で現実なのかあやふやですけど。
彷徨える魂に成仏していただく事は難しいお仕事だと思いますほんとに。
あまり、というかほとんど俳優さんを覚えない私でも、長澤まさみさんは名優だと改めて感じる一本です。
比較的、手堅く仕上がった佳作という印象です。
ネタバレ制限つけたほうがいいかな?とりあえずナシで
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