「人形に秘められた過去で恐怖が襲いくる・・・」ドールハウス ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
人形に秘められた過去で恐怖が襲いくる・・・
大好きな「ダンスウィズミー」の矢口監督の作品。ハートウォーミングなコメディで定評のある監督のホラーということで先ず驚きました。更にメチャクチャ面白かったことにビックリ。
やっぱり名監督はジャンルを問わず、どんな作品でも楽しませてくれるんですね。
長澤まさみさんの母親役も見事でした。
幸せな時の明るい表情はホンっと可愛らしいのに、娘を亡くして落ち込んだ時の姿は、まさに悲惨以外の何ものでもなかった。
人形を怖がっていた時にも、前の事があって病気だと思われてしまってホンっと可哀想に見えた。
そして、メインである人形がまたスゴい。
可愛らしさの中に、底知れぬ怖さを感じると思ったら、人形の顔が左右対称じゃないそうです。より人間に近付けたってことみたい。
【ネタバレ】
人形が人を襲うというありがちなシチュエーションなのに、これでもか、これでもかの新展開で魅せてくれます。
まぁ、人形の馴れ初め?作られた背景が語られ出した時には、ちょっと引いた気もしましたが、更にそこから話が進んでいったのには、またまたビックリ。
ホンっと、二転三転とする展開は、ホラー映画では定番なんですが、いや〜、面白かった。
ゾゾゾっていう恐怖とともに、ハラハラドキドキ、ウワ〜!っていうショッキングな場面もあって、ホンっと面白かった。特に夢のシーンは、(映画館で観てるのに)思わず声が出ちゃいました。
ラストも、一見ハッピーエンドと思わせといて、まさかの衝撃展開!何とも後味の悪いシーンで最後を迎える。
余談ですが、最近、ホラーって流行ってるんですかね?予告編でホラー作品がメチャ多かったような・・・
ホラー大好きオヤジは、大喜びなんですが、本作品ほどの高レベルで楽しませてくれる作品ばかりなら良いんだけど。
共感ありがとうございます!
日本の本格的ホラー作品って外国人もマジでビビらせる迫力がありますけど、コメディー要素満載の映画を作り続けている矢口監督が製作するとは意外でした。続編があると良いですよね。
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