「ジャパニーズホラーの定番」ドールハウス のんさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャパニーズホラーの定番
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観客を直接的にビビらせてみたり、嫌な雰囲気を醸してみたり…ザ・ジャパニーズホラーって感じ。
作品として最後まで楽しめたが、詰めはイマイチだった。
【良かった点】
・妻(長澤)が自身の不注意により亡くしてしまった娘の替わりとして人形に没入していく過程が、胸が苦しくなるほどにリアルだった。
・人形に不気味さを感じ始めてから、人形の処分に関わる周囲の人々にもしっかりと実害が生じていて、人形のヤバさ演出が秀逸だった。
・幻想と現実が混在する演出が秀逸だった。
・最後に解決したと思わせてからの突き落とし感が、今までの類似作品よりも衝撃的だった。結果、最大の被害者が実の娘だった、という後味の悪さが絶妙。
【気になる点】
・人形を手にしたその日から急に明るくなった妻を見た夫(瀬戸)が「良かった良かった」って無頓着に受け入れすぎて気持ち悪い。普通は心配になるだろ。
・供養の最終局面にもかかわらず、素人の夫婦二人で遂行する段取りの悪さ。霊媒師、何しに来たの?的な無能感。
・島から脱出するタイムリミット30分!て段階から棺桶を掘り起こし始める無謀感。
・そして、結果数分で棺桶を掘り起こせた(めちゃめちゃ浅い穴に埋まっていた)ご都合主義感。
ちょいちょい詰めの甘さが見られたが、トータルとしては面白かったかな。
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