かくかくしかじかのレビュー・感想・評価
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キツかった
永野芽郁に大した思い入れがないので、
昨今のニュースは右から左だが、
段々と干されていく彼女に同情は禁じない。
その陰で笑ってる奴もいるだろう。
その意味で、
劇中での「アキコ」の涙はリアルだった😅
ただ映画としては厳しい。
ほぼ東村アキコの自伝だが、
それをダラダラと見せられて、
時折ナレーションで説明。
・・・んー、ナレ要るかな❓
そのナレが永野芽郁なんだが、
個人的感想だが、
彼女の声がどーも苦手である😅
声が高すぎるのだろう。
頼むからナレは津田健次郎にしてくれ🙏
それと、大泉洋問題😱
彼は下手ではないと思うが、
相変わらずどんな役でもノイズになる。
日高先生という変人描写としては合ってるが、
変過ぎるのに論破されるのダサいな🤣
良い加減彼の起用法を考えて欲しい。
チョイ役でいい。
中々苦痛な作品でした。
見所は、斉藤由貴を探せ、ですかね。
描け!描け!描けー!!!
宮崎県に暮らす、お調子者でぐうたらな女子高生の林明子は、
幼い頃から漫画が大好きで、将来は漫画家になりたいという夢を抱いている。
その夢をかなえるべく美大進学を志す明子は、受験に備えて
地元の絵画教室に通うことになった。
そこで出会ったのが、竹刀片手に怒号を飛ばすスパルタ絵画教師の日高先生だった。
何があっても、どんな状況でも、生徒たちに描くことをやめさせない日高。
一方の明子は、次第に地元の宮崎では漫画家になる夢をかなえることはできないと
思うようになっていき、日高とすれ違っていくが……。
といったあらすじ。
大泉洋さん、永野芽郁さんの組み合わせは、2年ほど前の
「こんにちは、母さん」の親子以来かな。
どちらも好きな俳優さんなので、何の躊躇もなく鑑賞させていただきました。
人気漫画家の自伝的作品らしいのですが、いいお話でした。
昭和を思いださせるようなスパルタ教師、でも一番純粋でまっすぐな教師。
この熱量、いまどき、いないよな~。
そして、なぜだか自信過剰で、さぼりがちな生徒。
事あるごとに、描け!描け!描けー!!!
何事も毎日コツコツ続けること。まさに継続は力なり。
思ったとおりの絵画教室
日高先生のように、
純粋に鮮烈に潔く清々しく生きたいと願いながら、
妥協しながら、流されながら生きてしまう。
…そんな私は「かくかくしかじか」が大好きだ。
原作漫画が好きすぎて、映画化は歓迎してなかったのだけど…
東村アキコ先生が脚本のみならず、深く関わっていると知り、それならばと劇場に足を運んだ。
宮崎の海や、日高先生の絵画教室をこの目で見て、自分のイメージを確かめたかった。
結果、劇場で集中して観て良かった!
私が観たかった風景や、会いたかった人々がそこに居た。
思ったとおりの絵画教室だった。
特に見上愛演じる北見には、膝を打った!
そうそう、これこれって感じ。
あのキャスティングだけで、映画の方向性が分かって安心した。
原作が好きすぎて、純粋な映画レビューではないのだけれど、幸せな映画化だったと思う。
全体的には良かったが…
原作者の東村先生ご本人が制作にがっつり入られているので、作風やストーリーは大きく外しておらず、主演の二人もハマっていたと思います。
付けたしになったラストもGOODで、原作ファンとしては安心できる作品でしたが、ちょっとこじんまりとまとめすぎたなーというのが正直な感想です。
上映尺の関係でカットしたシーンがかなりあって、原作はすべてのエピソードが無駄なく終盤に掛かってくるため、最終盤の重みが足りなかった感がありました。
(特に浪人の1年と、宮崎在住のまま漫画家デビューして四苦八苦している部分は自分としては切ってほしくなかった)
じっくり丁寧に描くと、映画2本分くらいの時間が必要になりそうなので仕方ない部分かなとも思いますが、つくづく漫画の映画化は難しい…
迫力のスクリーンで永野芽郁のドUPを観る映画
当方原作がコミックであることを知らずに観賞。
ストーリーは7割ほのぼの系で進み、後半の3割で展開をしていくと言う描き方。
内容は永野芽郁が演じるアキコと、大泉洋が演じる恩師である日高先生との出会いから別れを描いた作品。
時代はだいたい1995年から2005年で、今の48歳くらいの人の青春時代が描かれている。
僕もアラフォーではあるが、まだ30代なので上記の時代はまだ小学生。
なのでうる覚えなところもあるが、時代の移り変わりがちゃんと表現されていてとてもストーリーに没入できた。
また、演者の演技もとても迫真のもので、アキコの成長や都会に染まっていく感じ、そして、日高先生の言葉や態度とは裏腹の優しさも感じスゴく暖かい気持ちになれた。
しかし、正直、これって映画館で観なアカン映画かなと感じてしまった。
理由としては、ストーリーが王道過ぎて良い意味での裏切りがない。
もっと、良い意味で裏切られるようなストーリー展開が欲しかった。
また、今回のこの映画の肝は先生への隠し事がキーポイントであると思うのだが、ストーリー的にもそこまでキーポイントになっていないと感じた。故にストーリーが余計平坦に感じてしまった。
今月は感動系を多く観たせいか、正直、内容に物足りなさを感じてしまった。
この映画やコミックが好きな人にはキツい言い方してごめんなさい。
ただ、見終わった後は、春風の如く爽やかな気持ちで帰れるので良作だとは思う。
デートや心が疲れてる方にはオススメの映画ですので是非~。
原作には及ばなかった。
私には珍しく原作漫画全5巻を読み、感動した。漫画大賞受賞に相応しい作品だ。
永野芽郁と大泉洋が主演するとあって、私の期待値が上がり過ぎてしまったみたいだ。
もちろん、映画として合格点を挙げれるし、演技も申し分ない。だけど原作ほどの感動が得られない。
これが私の正直な感想です。
実話なのでと納得しておきます
「描く」、「かくしか」、(でも)「じか」(んがない)
予告編から竹刀を持ったスパルタ指導、たとえ昔の話でもこの令和の時代に見たくない。私は見る候補には上がっていたがそこまで高くはない。しかし、公開後の評判がとても良かったし、間違ってしまった人にもチャンスは与えるべきだと思っているので見に行きました。
同作漫画と東村アキコ先生は知らなかったが、マンガ賞受賞するまでの人生、幼少期から結果的に恩師となる先生の出会いが「斯く斯く然然」というよりは、詳細に語られている。
主人公は明るく自信過剰、すぐ逃げ出す、自分の意見が言えないので言いなりになる。でも先生は見抜いていた。スパルタではあるけど、すごく愛に満ちている。それが映画を見ていてすごく伝わる。永野芽郁さんのコミカルタッチな演技が良かったし、ハマり役だと思った。
とても素晴らしい映画だった。
バイアスがかかってしまうのは仕方ないが、多くの人に見てほしい。
………………
私自身はスパルタと正反対だし逃げる人生だった、ほぼカンで生きてきた。この映画風にいえばダウジング人生。ただいつも少し先を考えながら…ではあるが。
当初の「令和の時代に見たくない」であるが、本年は記念すべき昭和100年。だから良いんです。減点もありません。
悪くはないけど
永野芽郁を応援します!
観て本当に良かった。今期日本映画トップクラスの秀作です。
画家の日岡兼三氏は美大などを経ず20代後半から絵画教室に通い30代半ばから創作活動を開始。中央での画壇活動は皆無で宮崎で作品を発表し続けた。主宰した絵画教室では経済的に厳しい生徒に配慮し受講料はごく少額にし、多くの生徒を美大に送り出した。55歳で肺がんを患うが延命治療を拒否して創作活動を続け、57歳で逝去された。映画の通りの方でした。その残された作品を教え子の方のコラムで見つけたが、正確なデッサン力に裏打ちされたスーパー写実の絵に魅了させられた。ご本人の顔写真もいくつかあったが(東村アキコが出演を熱望した)大泉洋はできる限りその雰囲気に近づこうと努力されたのではと思う。
主役の永野芽郁がとにかく最高でした。漫画家になる為に箔をつける目的で美大を目指ざすとか、入った大学では遊び呆けるとか、仕方なく働いたコールセンターはとにかく辞めたいとかダメダメだけど憎めない性格。でも先生のことは尊敬してるので衝突しつつもちゃんと取り組めばいい絵が描けて、後輩の指導なんかもできる。でも漫画家になるとは言い出せずに、、。そんなすべての演技の数々、笑顔と涙の数々がどれも素敵でした。主演作は数多くありますが彼女にとっても演技開眼したと思えるほどの代表作となるんじゃないかなと思います。
永野芽郁は今、強烈なバッシングを受けているがスクリーンでの演技は正当に評価されるべきです。映画をまともに観てない輩がSNSへの落書きを描くように映画サイトにも彼女を侮辱する書き込みをしたり、最低点をつける行為があることが許せません。
「描け、描け、描け」と言い続けてくれた恩師。言葉が乱暴で横柄だけどおせっかいで愛情深い先生。人生を変えてくれたり、導いてくれる人なんてめったに会えません。
人と人の出会いと別れを繰り返し、人は逞しく生きていく、。
先生の期待には応えられなかったが
漫画家として成功した東村アキコが、高校時代に美大に合格するために通った絵画教室の先生との物語。竹刀持って怒鳴り散らす指導法は時代を感じるもの。いや、あの時代でも結構時代遅れか。絵を本格的に描いたことなんてないけど、日高先生のとにかく描けという言葉はなんか響いてしまう。何回も繰り返すことは必ず自分のためになるってことだけは理解できる。
あきこと二人展をやりたがっていたり、いつでも描いてるか?と気にしているところを見ると、日高先生はあきこのことをかなり見込んでいたってことがわかる。でも、その期待に応えられない、応えようとしないあきこの気持ちもわかる。楽な方に行ってしまうところがとても人間っぽい。だからこそ気持ちに応えられなかったこと、気持ちを伝えられなかったことの後悔が残る経験って誰にでもあるんじゃないか。その切なさがとても共感できた。
東村アキコのギャグマンガが好きで、特に「ひまわりっ〜健一レジェンド」がお気に入りだ。ここに出てくる主人公の父・健一のエピソードが腹を抱えてくらいに笑える。その健一がこの映画で出てくることにテンションが上がってしまった。しかも、「ひまわりっ」の健一そのまんまじゃないか!これは嬉しいサプライズだった。本作を観ていると東村アキコという漫画家は、自分の周りで起こった出来事を物語にする力がとてもうまいのがわかる。「ひまわりっ」はコールセンター時代の経験を元にしているし、美大時代の彼氏は「ひまわりっ」の2代目健一のモデルであることがわかる。そんな楽しみ方もできる映画だった。
派手さも号泣してしまうシーンもないけど○
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