かくかくしかじかのレビュー・感想・評価
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かくかくしかじか(映画の記憶2025/5/18)
126分も使う内容じゃない
原作未読、試写会にて視聴。
役者に関しては何も言いません。与えられた役を演じきっていたと思います。
先般の騒動でケチがついたとか、それ以前の問題で、脚本と演出に難ありで率直に言って、作品自体がつまらないと思いました。
ストーリーは自叙伝のため、原作者の"自分"を126分間、大画面で見せつけられる。
とはいえ、原液そのままの作者像ではなく、デフォルメされた主人公像になっているようですが、それでも「自分は一番先生に絵の腕を認められていた」というようなナルシストな主張が透けてみえるなぁ…と視聴中に思い至ってからは、ひたすら長くて見るのが苦痛でした。
この映画に好感が持てるかは、作者=主人公を好きになれるかどうかで明暗が分かれる感じで、わたしは、この主人公好きではないです…好きな人は好きなんでしょうね。
また演出は、紙の漫画でしていることをそのまま映像化しようとしているため、滑稽でダサい…誰かこの演出で行くのを止めれなかったのか…と思ってしまいます。
原作に忠実な映像化=映画化としての成功にはならないという、一つの証明作かなと思います。
書けー!
やっぱ永野芽郁は可愛い
予告編と永野芽郁&大泉洋出演って情報だけで観たわけですが、年代が詳しく設定されているし、その時流行った曲やギャグなどもふんだんに取り入れられているので「あれ?これって実話ベース?」なんて。ようするに原作者の自伝的コミックの映画化って知らなかった私です。
もちろんそういうことを知らずに観ても(私がまさにそうでしたし)十分に楽しめますし、なんと言っても永野芽郁は可愛いし、大泉洋はニコっともせずにクソ真面目な演技(おそらくモデルになった先生もこんな人だったのでしょう)でも十分にそのキャラクターの優しさ、頑固さ、真面目さが表されています。
大森南朋とMEGUMIが演じる両親、見上愛演じる腐れ縁同級生や、もったいない出演の神尾楓珠、美術教室後輩で後にアシスタントとなる畑芽育など、なかなか豪華なキャストなんだけど、永野芽郁&大泉洋がすごすぎて(笑)
宣伝で雇われたコメントがウザい
映画自体は漫画原作未読でもまあまあ楽しめたが、極端な演出はかなりきつかった。
物語もネタバレ的なのを入れつつ、観客動員を意識した構成に特化したドラマ映画だった。
気になるのは宣伝で雇われたプロコメンテーターの人々は無責任に賞賛コメントを上げて、「みんなに見てほしい」的な提携文を記載しているが、何人か「映画見てないな」と思える文章があって、映画.com自体が怪しくなってきていると感じた
漫画家志望と画家の師弟関係
漫画家「東村アキコ」の自伝エッセイのような作品。
永野芽郁演じる明子は美大卒の漫画家という肩書きのために美大を目指す。受験のために入った絵画教室の先生が大泉洋演じる画家の日高先生。
先生の指導は竹刀をふりながら「とにかく描け」「いいから描け」ばかり。横暴だけど常に生徒を気にかける優しさと面倒見の良さをもつ。
受験期に育んだ先生との絆、地元を離れて暮らす大学生活の若さ、自立と夢を追うことの両立、夢を実現させることと恩師の期待に応えることの葛藤。ずっと明子を気にかけ、随所で口を出してくる先生との関係性。
そのうち先生の熱意と純粋さが可愛く見えてきて、最後は泣かされます。
大泉洋と永野芽郁、大森南朋とMEGUMI。
それぞれ名コンビでした。
特に大泉洋さんのぶっきらぼうで優しい表情は堪らないですね。
ユーモアあり、リアリティあり、涙ありで
大変見応えありました。
忘れられぬ人にどれだけ会えるだろう
原作既読です。
「海月姫」「東京タラレバ娘」「主に泣いてます」など、映像化作品も多い東村アキコ氏の自伝的作品が原作。漫画家になるまでの経緯と恩師の思い出が綴られています。
東村作品は世代的にツボなギャグやネタも多く、公開を楽しみにしていました。
将来は漫画家になりたい。美大に進んでデビューしてーと楽観的に進路を思い描く高3の明子は、同級生北見に紹介された絵画教室へ通うことになる。ところがその教室の日高先生は、竹刀を振り回して怒鳴りまくる、スパルタ指導者だったー。
東村先生が何度もオファーしたという、日高先生役の大泉洋が、抜群に良かったです。
「描け!」
一貫して姿勢を崩さず無茶苦茶な中にも愛がある。
目指すものが違っても、後々も活きてくる先生の言葉。画家になれということではなく、先生は明子を信頼し、大好きな絵を共に描き続けてほしかっただけなのだろうと思いました。
明子の先生への感謝や、おそらくは後悔もあっただろうし、様々な感情が伺え、涙が出ました。
朝ドラ「半分、青い」に続き漫画家役の永野芽郁。
お団子ヘアーにジャージ姿がトレードマークの東村先生役が似合っていました。
今後も頑張ってほしいです。
宮崎は南国のイメージがありましたが、パームツリーの並ぶ海岸沿いがとても素敵でした。
主演2人は安定して素晴らしい
ずっとドタバタ何やってんのwってコントのような前半から、自堕落な大学時代、そして勝手で乱暴だけど生徒への愛に溢れる後半への転換が素晴らしい。
「描けー」が夢に出そうなほどにループ。ホントに絵を描くのが好きで、生徒みんなに上手くなって欲しいんだな。
原作の東村アキコ先生とはどうやら同世代なので、当時のファッションなどが懐かしい。
若い頃、サイケデリックな色使いやジャージを取り入れた格好してたなぁ。
体育の後に上ジャージで下スカートの子はいたけど、さすがに上制服で下ジャージは誰もいなかった。
<新・全部の作品に出てる人>見上愛さんの今回のビジュアルはすごく良かった。登場シーンから変な友だち感が最高です。
お父さん、家でずっとリモコン片手に笑ってるけど、何してる人なのよ?
大森南朋さんやりたい放題じゃないか。
両親どっちも面白い。
会話の中に"海砂利水魚"を忍ばせる小ネタも良い。
『東京タラレバ娘』をチラッと見たことがある程度であまりよく知らないし、時間が合えば観ようくらいに思っていたら、時間がバッチリ合った。
観れてよかった。
追伸
僕はやっぱり女優・永野芽郁が観たいのです
師弟関係の進展が力技一本槍に思えた
素直に楽しく拝見しました
そうそう、毎日描かないとね。
永野芽郁と大泉洋、大好きな2人が主役なので、かなり笑えるんじゃないかと期待高めで着席。子供の頃から漫画家になりたかった永野芽郁演じる明子は、絵を上達させる為に美大をめざし、大泉洋演じる画家の日高がやってる絵画教室に通う事になる。初日から印象深い日高先生の台詞。まるで昭和初期の指導者だよね。すぐ怒鳴っちゃう。現代だとモラハラ扱いされちゃうよね。ま、最初に見られたみんなのデッサンがマジでイマイチだった。学生の頃、自分もやってたので、難しさ分かります。最初は違和感があったが、皆んなの夢を叶える為の優しい先生なんだなって感銘。「描け!描け!」怒鳴られながら、頑張った明子が美大に受験、東京学芸大学と金沢美術工芸大学。宮崎から東京か金沢の大学を目指した。漫画家を目指してるんだからもっと近い大阪や京都でもよかったんじゃないかなって思った。何より観たかったのが明子の漫画の才能についての詳細。画家と違ってストーリーを考える才能が必要でしょ。どんな作品を作ってたのか謎だったわ。ずっと続いた明子と日高の関係。それほど笑えはしなかったが、とても楽しかった。そしてまさかのラスト。泣けちゃったわ。
こんな先生がいま欲しい
もうシニア世代の自分だけど、やりたいことをたくさん抱えて、やりたいのに着手できない悶々とした毎日を過ごしている。
見始めてすぐに、わたしも日高先生の力を借りたいと思った。とにかく書かなくちゃ。自分の場合は絵じゃないけど、書かなきゃ始まらない仕事だから。
見終わって涙が乾かないうちに、とにかく書き出そう。頭の中の日高先生に励ましてもらいながら。
笑いあり涙あり。良かった〜
後々名作と評価されるのでは?
予告編で全てが…
今年の今のNo.1!
何の予備知識もなく観ましたが、物語が進むにつれてどんどん引き込まれ、最終的には号泣してしまいました。
永野芽郁さんと大泉洋さんの演技がとにかく素晴らしく、特に大泉さんの演技は神がかっていて圧巻でした。本当にこんな人が実在するのではないかと思うほど、リアリティに満ちていました。
絵や音楽、芸術に関わる人にとっては、心に深く刺さる映画だと思います。
坂本龍一さんが亡くなる直前の姿を思い出しました。ほとんど動けない中でも、手で音楽を感じ、ベッドで指揮をし、指だけでピアノを奏でるような動きを見せていた――その姿と重なり、胸が締めつけられました。
「生きるとは何か」「一生懸命に生きるとはどういうことか」を深く考えさせられる、とても素晴らしい映画でした。
ぜひ多くの方に、劇場で観ていただきたいです。
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