かくかくしかじかのレビュー・感想・評価
全318件中、241~260件目を表示
永野芽郁の演技が圧倒的に素晴らしい👍
宮崎県も全面的に協力&プロモーションしており、
宮崎での集客は良いと思われます。
本日私が鑑賞した回は7割ほどの埋まり具合。
これは宮崎のシネコンでは驚異的な状況です。
東村アキコの作品は「まるさんかくしかく」しか読んで
いませんが、テイストは映画の本作と実に近しいので、
東村アキコのギャグとしては良く表現できていると
思います。特にお父さんによる「アッコ選手」など。
それも本人を演じた永野芽郁はじめ
ご両親の大森南朋&MEGUMIもあっているし、
日高先生の大泉洋も素晴らしい宮崎弁でした。
宮崎ロケはシーガイアのホテルが映り込んでいたり、
青島の海などうれしい反面、
そういう立地じゃないんだけどなー的な地元民しか
わからないようなツッコミどころはあれど、
それはそれで宮崎県民の観客は喜んでいましたので、
良しとしましょう。県民性のくだりも含め(笑)
本作の脚本を東村アキコ本人が書いているだけあって
映画という限られた時間の中で実にうまくまとめていると
感じますし、加えて、俳優陣の演技が素晴らしいので、
最後まで飽きることなく鑑賞でき、
ラスト近くでは劇場内がすすり泣き状態で、
久しぶりに観客と一体感があった作品に巡り会えました。
永野芽郁はいろいろと騒がれていますが、
俳優としては素晴らしい実力のと魅力の持ち主だと思います。
今後も応援していますし、活躍に期待しています。
頑張れ!永野芽郁
【”私に、画を描く力を与えてくれた厳しくも優しき人。”今作は漫画家になりたい若き女性と型破りな画の先生との長き師弟関係の変遷を描いた作品である。大泉洋さん、ヤッパリ良い俳優だな!】
■漫画家志望の女性高生、林明子(永野芽郁)は美大を目指し、同級生(見上愛)から日髙先生(大泉洋)が始動する絵画教室に入る。
軽ーい、気持ちで入った絵画教室だったが、日髙先生の指導がマア、凄かったのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・前半は、コミカルなタッチで描かれて行く。特に林明子の、能天気な両親(大森南朋&MEGUMI)が常に娘の絵を褒める姿が良いし、明子もその言葉に乗って図に乗って行くが、その鼻っ柱を日髙先生に打ち砕かれるのである。クスクス。
・日髙先生が竹刀を片手に指導するシーンもコミカルに描かれている。人によっては嫌悪感を持つ方もいるかもしれないな、とも思ったが先生は体罰は加えない。ちょっと、口が悪すぎるけどね。けれども、林明子のお腹が痛いという嘘を信じて、遠くのバス停までおんぶして送ってあげる姿や、昼食の度にお茶を上げている姿を見ると、私は気にならなかったな。
・明子は、目出度く金沢の美大に合格するが、入学後はキャンパスライフを楽しみ、ダラダラ過ごし画をキチンと描こうとしない。すると掛かって来る日髙先生からの電話。可笑しい。日髙先生が、明子に目を掛けている事と、怠け癖がある事に、気付いているんだろうな。
・日髙先生は”二人展をやろう”と言いながら、宮崎から遥々と金沢まで来て明子の家に泊まったりする。”皆で呑もう!”と”百年の孤独”を持って来るも、結局ボトルはそのままだったり、明子は自分を気遣う恩師への想いと後悔が、少しづつ溜まって行くのである。
・そして、明子はずっと言えなかった”漫画家になりたい!”と言う思いを末期がんに罹った先生に思い切って言うシーン。先生は背中を向け絵を描きながら”そうか、頑張れよ。”と言うのである。先生、何となく分かっていたのではないかな。明子の下宿には多数の少女漫画があったしね。
・明子は、見事に少女漫画雑誌の懸賞に入選し、徐々に漫画家として名を上げていく中、先生の存在を忘れかけた頃に掛かって来た一本の電話。そして、先生の絵画教室で生徒達が集まって先生の事を話すシーンはちょっと沁みたな。
特に、病が進んで声が出ない先生が、絵画教室の元ヤンキーでその後若手画家になった少年の展覧会に行った時に、少年が観衆の前で絵を描く事になった時に先生が手招きして掠れた声で言った言葉“描け・・。”の言葉のお陰で画が掛けたと話すシーンかな。
<明子が、漫画家として成功した背景には、日髙先生の”描け。何度でも、何枚でも描け!”と言う教えにより、知らず知らずのうちにデッサン力が磨かれて行ったのではないかな、とも思ったな。
今作は、漫画家になりたい女性と型破りな画の先生との長き師弟関係の変遷を描いたチョイと沁みる作品なのである。>
東村アキコさん、実写版おめでとう㊗️
「描け〜」が何人の心に残っているんだろう。
恩師への感謝と後悔
大泉洋さんが素晴らしかった
東村アキコさんのことがよく分かりました
隅から隅まで
東村アキコの人柄・人生や、関わる人は本当に面白い
原作は大好き、そもそも東村アキコ作品好き。
原作の方が勿論面白いんだけど、映画も、キャスティングが良くて脚本も制作も東村先生かかわりまくってるので、良いか悪いかで言えば良い作品だった。偉大な漫画家やアート系職の人は、自分じゃ到底無理なレベルの努力と信念で突き進んでいて、作品の中のアキコも日高先生により鬼デッサンしまくってめちゃくちゃ描きまくっているのは凄いけど、大学に入り堕落してく部分てのは本当共感度も正直好感度も高い。そこからの漫画熱により漫画家へ突き進んだところもとても良い。そして今あんなに面白い漫画を描きまくっててかっこいい。それ以外の活動も人生やエンタメへのバイタリティもかっこいい。
色々特技や得意分野を持ってる人だけど、ベースが漫画家なのほんと好き…。
かくかくしかじかは日高先生との関わりとアキコの紆余曲折が面白くとても感動するけど、この作品後の東村アキコの生活や仕事もエッセイ漫画にしていただき、それをまた実写化是非して欲しいな…。「ひまわりっ」も大好きだし実写してたけど、ひまわりの続編でも良いし。こんなにエッセイ漫画が読みたい人もなかなかいない。
そういやひまわりファンとして、父・健一を演じた大森南朋を称賛したい…健一うま過ぎた。尊敬。次回ひまわり実写化したら大森南朋、健一して欲しいまた。
熱血指導の先にあるもの
人気漫画家の自伝的作品で漫画家を目指す少女と恩師の9年間の絆を描いた物語。絵画に人生の全てを捧ぐスパスタ指導の絵画教師の生き様とそれに応える少女の関係性を上手く描いている。昭和時代のような熱血指導ですがその先には少女への溢れる愛情を感じることが出来ます。
2025-77
胸に迫る、背中を押して。
映画「かくかくしかじか」、見てきました。主演の永野芽郁さんがいろいろプライベートのことで逆風なんですけど、映画自体とは関係ないのにね。さておき。
原作コミックはリアルで読んでいたので、あらためて実写化され、その再現度がすごかった。それは本来ダントツで評価されるべき。永野芽郁さんの演技は神だった。すごいわこの人。コミックではメッセージ性はあまり感じなかったけれど、映像化されてちょっと鮮明になった。それは脚本にも参加した原作者東村アキコさんの意向なのかな。表現者と受け取る側の垣根が低くなった今ならではでしょう。自分も、誰かに伝えたい。そのためにすべきことは、シンプルなのにね。
ほんとに良い映画だった。時代のアゲンストがくれぐれも悔やまれる。
作者のナルシストが滲み出ている
映画としては極々普通で、大泉洋と永野芽郁を始めとした俳優陣の演技はとても良かった。大泉洋は世界に溶け込んでいくのが本当に上手い。演出やカメラは特筆することはない。
予告の時点で感じていたが、恐らく作者は生粋のナルシストだと思う。
また、作者本人が本内容を美談と思って書いてるかは知らないが、美談風の演出になっているのが気になった。
最後まで見ると、結局なにも起きておらず何を伝えたいのか全く分からない映画となっている。
大学時代に二度も改善のチャンスがあったのに、何も変えずにサボり続け、先生が肺癌になって顔だけ見せたあと、もう一度会うこともなく、ただただ作者の全てを先延ばしする性格をまざまざ見せつけられただけ。
自叙伝でなのでリアルなのは当たり前だが、それにしたって脚色が少なすぎるので作者本人が著名な漫画家になったこと以外は何の華やぎもない話を映画で表現する意味がわからない。
何度も二人展をやろうと言ってくれていた先生の気持ちを汲まず、結局二人展もやらないで感謝の気持ちだけで弔った気になっている。先生が亡くなった後でも、今からこの映画きっかけでも二人展をやって「二人展をしたい先生の夢が叶った」というような終わり方にしておけば、それこそ美談のようになったろうが、軽く調べた感じではその様な催しはなかった。(していたら、その要素を入れるだろう)
ラストの幻想の先生が去っていくシーンで、どうせ大量の紙を飛ばすのであれば、紙が目の前を横切って先生が消えている演出ならかっこよかったのに、フワ〜ッと透明になって消えていくのがダサくて溜息が出そうになった。
この映画から伝わってきたのは、先生が情の深い生粋の画家であったことと、無意識な作者の「罵倒ばかりの先生が絵の筋が良いと認めてくれていて、ヤンキーを絵の道に導いたこともあり、教える才能もあって、漫画の才能もある自分」に対する自信や自慢。無意識なところがタチが悪い。
おもろくない、とは言わないが、私は好きではない。
見ろー!ごちゃごちゃ考えんと見ろー!
2025年劇場鑑賞147本目。
エンドロール後映像無し。
いや〜いい映画でした。最後はもうずっと泣いてました。多分こういうことになるんだろうな、と思いながら観てその通りになるのですが、それでも号泣です。
大泉洋演じる先生がほんといいんですが、永野芽郁演じる東村アキコも正直でいいんです。東村アキコ本人も漫画家にもったいないっていうのも失礼なんですけど本当に美人で、永野芽郁がやっていても不自然でもなんでもないんですよね。
自分は金沢市民で、金沢美大には何回か学園祭で行ったことがあるのですが、もう移転して新校舎になっていて、東村アキコが通っていた頃の校舎はもうないんです。だいぶ前に撮影されたんだなぁと感慨深く観ていました。あの鍋は石川県民のソウルフード、とり野菜みそ鍋でしょうか、とり野菜みそ公式ホームページで漫画描いてるので是非見てみてください(笑)
ここからは映画の内容には関係ないのですが、演じる役者がやったことでそれが気になるから観ないなんて話を聞くのですが、この映画は東村アキコの話であって永野芽郁の自伝じゃないということです。演じる人のパーソナリティを気にしていたらじゃ殺人鬼演じる人がいい人だから気になって観ないのと変わらないし、鬼滅の刃が人気だから意地でも観ない、なんて人と思考回路は変わらないと思います。哀れすぎる。もったいないと思います。役者が気になるならアニメ、アニメの声優のやったことが気になるなら漫画や小説、それを書いた人が気になるならもうニュースでも見てろ!お蔵入りにならず本当に良かったです。
日高先生の描いた絵を見たくなった。
全318件中、241~260件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。