「先入観無しで観ました。そして、2回観てしまいました。」かくかくしかじか ラケットバキバキさんの映画レビュー(感想・評価)
先入観無しで観ました。そして、2回観てしまいました。
「良い作品」でしたよ。昔であれば、小中学生相手に学校で上映しても良いくらい。
自分の生き方、目標の設定、良い先生との出会い、そしてお別れ・・・
東村アキコ先生が直接脚本を担当されたとの事で、自伝的要素が強く、まるで先生の「講演会」でお話を聴いているような感覚になった。
自伝を2時間という制限に納めるのは大変。話をかいつまんだ様なダイジェスト版になってしまうのは仕方がない。それでも充分過ぎるほど、東村先生の「想い」というのがひしひしと伝わってくる。
・・・これだけ親身になってくれる先生がいらっしゃるのか・・・
・・・先生に可愛がられる生徒って、いいよな~・・・
「かけーーーー! かけーーーー! かけーーーー!」
一日だって描かなければ、腕が鈍る。とにかく描け、かくしかない。
かくしか、かくしか、かくかくしかじか・・・。
途中、唐突に初恋エピソードが入ってくるが、これはドキドキした。
「うわぁ、この感じなのかぁ。」
永野芽郁って、スゲェ女優だ・・・。これはハートがやられるわ。
(以下、思わず涙したシーン)
終盤、病でもう苦しいはずなのに、まだ描き続ける先生。「もう時間が無い」と、病院にも行かない。明子に自分の生きざまを見せつける。背中で演技する大泉洋がいいんだよ~。
クライマックスの海岸でのシーン、とてもいい。
BGMもなく、明子と日高先生のやり取りをじっくり時間を取って描いた。
救われた気分。
永野芽郁って、まだ25歳だよ。奇跡的な女優だ。
必ず復活してほしいと思った。
本作は、永野芽郁の代表作になるし、大泉洋の熱演が観られる素晴らしい映画だと思った。
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