劇場公開日 2025年5月16日

「永野芽郁、がんばれ〜」かくかくしかじか mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5永野芽郁、がんばれ〜

2025年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

単純

結構面白かったけど、ちょっと不満。

結局、この映画自体が亡くなった日高先生(大泉洋)への「弔事」のような映画。すべて点景のような描き方で、日高先生とのエピソードや漫画家になるまでのエピソードの積み重ねでしかない。
だから、涙は出る話ではあるが、感情移入や、感動が弱い。
脇を固めるお父さん役の大森南朋やお母さん役のMEGUMIや、見上愛や畑芽育、鈴木仁などとてもいい雰囲気なんだけど、神尾楓珠の役はまさしく点景のような存在で深みはない。

映画の形態は様々だから、そのような映画があってもいいと思うが、私には見たい映画ではなかっったかな。

作者の東村アキコ氏にとっては、この映画はとても意味があるものだと思う。で、映画は映像も綺麗でよく出来ていて面白いが、私はちょっと不満。日高先生をもう少し深掘りするとか、漫画家になるための屈託を描いたら、もっと面白くなったのでは、と思う。

大泉洋は、結果的にだけど一本調子の演技になってしまった。それは作品の作りとしては仕方ないが。ちょっと勿体無い。

永野芽郁は、可愛く美しいし、演技も良かった。時折顔のアップが何度かあるが、息を呑む美しさ。段々いい女優になってきた。

永野芽郁、がんばれ〜。

mac-in
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。