「説教が少し辛気臭い 踊りは好き。」映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ ふくすけさんの映画レビュー(感想・評価)
説教が少し辛気臭い 踊りは好き。
インドではクレヨンしんちゃんが大人気で、クレヨンしんちゃん専門チャンネルがあって一日中流しているらしい。
マーケティングを意識した作品なのだろう。
まさおくん、風間くん、がメインキャラクターとなる映画があって、今回ボーちゃんが前面に出て来た。
「みんなは僕の何を知っているというの?」
ボーちゃんは本当の自分を隠しながらカスカベ防衛隊の仲間たちと付き合ってきたというのだろうか?
自分は他人との相互関係の中で相対的に形成されていく側面もあるのだよ、などと言っても始まるまい。
クレヨンしんちゃんの魅力は破天荒の中に垣間見えるヒューマニティだと思っていたが本作品では、説教が露骨に思えた。
インドのイメージとしてIT大国をもってきたのは良かった。
あの相棒を求める自称インド一番のイケメンが、グータッチをボーちゃんに無視され続けるのが痛ましい。
ただ臼井儀人が生きていた頃のしんちゃんのほうが面白かったと言ったら失礼だろうか。
ボーちゃん、ボーくん、ボーさん、ボーさま…
暴君や坊さんなど日本語の意味がかぶる。
あと、しんちゃんとボーくんのしりとりの、やりとり。
長い名前の読み間違い。
等々、日本語でないと通じない箇所が多い。
翻訳どうするのか興味深い。
踊りの振り付けが良かった。
弟を失った兄の憔悴ぶりはインドっぽいのだろうか。
ただ全体に説教が辛気臭い。
子供向けとしては仕方ないのかしらん。
次はネネちゃんがメインの映画がみたい。
追記
まさお君は、原作には登場せずアニメだけのキャラクターだという。
ブラックまさお君、大好き。
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