(LOVE SONG)のレビュー・感想・評価
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なんども見たくなる映画
一言で表現するなら、「美しさとエモさに溢れた、何度も噛みしめたくなる作品」です。
圧倒的な主演二人の魅力と映像美
まず目を奪われたのは、主演のお二人の圧倒的な美しさです。
スクリーンに映っているのはバラエティで活躍するマッサマンな康二くんではなく、クールでミステリアスなカイです。
2人のデートシーンに、キスシーンに、半裸のカイの料理姿に、バイクでのシーン、気づけばカイに夢中になりあなたは向井康二くんの沼に片足突っ込んでるはずです。
画面に映るたびにその輝きに引き込まれました。
そして、舞台となったタイの異国情緒溢れる風景が、非常に色鮮やかで映像美に富んでいます。その美しい景色の中で描かれる二人の感情の機微が、観る者の心に深く響きます。
鑑賞直後は、前情報なしで観たこともあり、特にタイ特有の「情緒の余白」が表現されている部分で、「なぜ?」と感情を読み解ききれない瞬間がありました。でもそのことをポーっと考えて気持ちのいい余韻。
すぐに注文し届いていたノベライズを読んで全てが解決! タイの物語ではあえて描かれない感情の機微や背景が明確になり、物語への理解が深まりました。
ノベライズ後に再び映画を鑑賞すると、感動とキュンキュンが倍増します。
• 「この時、カイはこんなことを考えていたのか」
• 「あの時の表情には、こんな意味が込められていたのか」
と、一つ一つのシーンが愛おしく感じられ、作品への没入感が格段に高まります。だからこそ、何度も劇場に足を運びたくなってしまうのです。
そして最近、アプリを使った副音声付き上映も始まったと聞きました!これはファンにとって見逃せません。撮影の裏話や役を演じる上での心情など、新たな視点から作品を深く知るチャンスです。この副音声付きで鑑賞すれば、さらに感動が深まること間違いなし。私も早く劇場へ足を運びたいと思います!
BL作品に苦手意識がある人にも思い切って見てほしい
タイ人のチャンプさんが監督・脚本
色々な形の恋愛があっていい、ということでありつつも
基本的にはBL作品。
見る前は相当苦手意識がありました。なぜならドラマの他作品(◯っさん◯ラブ)
を見て男同士のキスに拒否反応する自分が居て
漫画とかだったら大丈夫だけど、実写版は無理なんだって思ったからです。
でもこの作品は同じキスシーンがあっても何でか見れたし
むしろ美しいって思った。なんでだろう・・・
あの作品では本当に、マジで無理!ってなったのに。
この映画では美しくて綺麗でずっと見てたいと思った。
森崎ウィンくんの演技力 35歳で、カイ役の向井くんより4歳位上なのに
とにかく可愛い。カイに甘える、カイにあえて嬉しい!って丸わかりの
素直なソウタ、凄く良かった。
そしてカイもクール!言葉少ない!好きって言わない!言われるの待ってる!
でもちゃんと夜デートに誘う(虫食べるやつ)し
ソウタに向けたLovesongを書くし、
ライブのあとはどこにいったかわからないソウタを探す肉食な面もあって
そこにめっちゃキュンとした。
確定的なこと(だけ)は言わないけど、それ以外はする感じ。沼るわ・・・
実は今ドハマリしていてすでに5回見に行きました💦
上映回数が来週からガクンと減るので、
いつまでこの作品が見れるのか、不安ですが
まだまだ見たい自分がいます。
BLに偏見を持たずに見てほしいなぁ。
純愛に感動する。美しくて余韻の残る映画。
純愛で、美しいラブストーリー。
よくある男女の恋愛映画より、気持ちが一途で、見ていて嫌らしさがなく、清々しい。
主演二人が役そのもので、普段とのギャップが凄いことに驚く。向井さんのキスが上手いし。
もう一度観たいと思う、余韻の残る映画だった。
小学生の女の子を連れた親子も観に来ていたが、良い映画に満足されていた様子だった。
唯一良かったのは
まったるい。
当方別に3次元BLも抵抗はない。ただタイBLは向井ドラマを3回目ぐらいまでは見た。
まどろっこしい。
森崎のキャラがウザい。どこが太陽?年齢も2人大丈夫か?
ただキスシーンは良かった。あと豪雨の中でバイク停めて泣く向井も。横顔ではつい鼻に目が行ったけど。
好きと言えたら
世界は変わる。
でも、そんな簡単に好きと言える人や、環境ばかりじゃないのが人生って面白い。
主演が男性二人の恋愛作品と聞くとBL作品との印象を抱いてしまうけれど
二人の揺れ動く思いや感情の波は、丁寧に描かれていながらも、ツッコミ所が幾つか点在している所が人間らしさもあり愛おしく感じる。
森崎ウィンさん演じるクルクル変わる表情や感情をストレートにぶつけるソウタ
向井康二さん演じるミステリアスで無意識に人を惹き付けるカイ
どちらも好きと言う想いが目から伝わっているのに、その視線は交わる事が無いのが見ていて、もどかしく歯痒い。
私達はたったの2時間だけど、ヒカリは6年以上この二人をヤキモキしながら見守っていたのかと思うとヒカリは二人にとってのアークトゥルス(見張り星)だっだのだろうな。
カイのライブシーンは、映画館の大画面と臨場感溢れる音響で聴くと一瞬でその世界に惹き込まれた。
カイの感情が昂った掠れた歌声にバンドとオーケストラの演奏が相まって、ライブの一観客の様な錯覚に陥った。
カイの歌を聴く為だけでも映画館に足を運ぶ価値はある。
ハッピーエンドではあるが、観終わった後に切なさが余韻として残り、気付いたら涙が溢れてしばらく現実世界に戻りたくなかった。
この何とも表現がし難い感情が心地良くて、またきっと私は(LOVE SONG)を聴きに映画館に足を運ぶのだろうな。
泣きました
自分を恋愛対象外だと思っている「無自覚な残酷さ」と、自分の存在が相手の家族の幸せを壊すかもという「思いやり」からすれ違っている2人…彼らが未完成のラブソングを軸に心を通わせていく、“すれ違いの恋”の物語…観終わったあと、胸がぎゅっと締めつけられました!
何度も主人公たちに会いたくなる映画
1度目見たときは物語を追いすぎて、あれ?と思うことがありました。特に過去にいるのか、今にいるのか?と混乱することがありました。ただなぜかは分かりませんが家に帰ってからの余韻がたまらなくなり、すぐ次の日に2回目見に行きました。2回目は物語がわかっているので、主人公たちの気持ちが伝わってきて、特にライブシーンとラストシーンは涙が止まりませんでした。
LIVEシーンはとてもよかったです。向井康二くんの高いキーで、掠れた声が切なさを物語っており、涙ものです。(何度も本気で歌った結果掠れてしまったようですね。そのかすれ具合が臨場感があり、よかったです。)
また、カイは口数が少ないので表情や行動で感情を読み取る必要がありますが、目は口ほどに物を言うとはよくいったもので、目の演技力がとても素晴らしかったです。
いい点をあげればキリがありませんが、とにかく主人公たちのお互いを思う気持ちがなんとも切なく、演技力も手伝って、とても応援したくなります。
次はノベライズ本を読んでからまた見に行こうと思ってます。
好きな質感の映画
友人に誘われたものの、ひとりで観ることになってしまった。お昼前の予約だったのに二度寝してしまい出発時刻ギリギリに飛び起きて、どうしようかな..と一瞬考えた。それくらい、特に期待はしていなかった。肝心の映画はなんとか間に合った。おそらくキャラ設定が微妙にマッチしておらず演技がぎこちなく感じる部分があったり、場面展開が些か強引で えっ?となる部分もあった。
ただ、全体的には好きな質感の映画でもう一度見返したいと思うシーンがいくつもあった。助手席のソウタを見送るカイの儚げな姿(映像解禁されているシーンだが映画館で観るほうが断然いい)とか、カイがソウタに振る舞った朝ごはんのたまごを焼く音から回想シーンの雨音への移り変わりとか、三度目のキスに添えられたひまわりだとか、繊細な演出が気に入った。色々な葛藤を抱きながらも想い合うふたりの表情や仕草にグッと来て、思いがけず、何度も涙が溢れた。カイが好きな人へ宛てた "LOVE SONG" は最後にもう一度聴きたかったな。観に行けなくなってしまった友人を連れて、きっとまた観に行くと思う。
Gravity
BL映画はそもそもターゲット対象外だろうなとは思いつつ、もしかしたらハマるんじゃない?という微かな期待を胸に鑑賞。
特典はチェキ風カードでした。
今作、面白いくらいクッサい演出が多く、胸キュンシーンのはずなんですがコメディにしか思えず、1周回って面白くなっていたので結果オーライかなと思いました。
同じ列にいたファンの女の子たちが胸キュンシーンのたびにガタッと震えていたのも相まって面白かったです。
口についた食べカスを取ってあげたり、ピンチのタイミングに現れたり、行く先行く先に偶然鉢合わせたりと偶然が重なりまくってて必然になってたのが面白かったです。
BL模様も繰り広げられる中で、ミッチー演じる上司の神さんはキラッキラしていてコメディリリーフとしてのパワーが凄まじすぎて楽しかったです。
キラキラが似合うミッチー、さすがです。
ライブシーンなんか結構良いのに曲のバリエーションが少ないがためにそこまで見栄えするものになっていなかったのも惜しいなと思いました。
森崎ウィン君の歌唱とかもあったらと思いましたが、いち社員が歌い出したらそれこそコメディ一直線ですね笑
後半突然ソウタがスイッチを入ってブチギレ出したところは本当に突然すぎて困惑してしまいました。
さっきまであんなに楽しそうに話していたのに…緩急激しすぎて耳がキーンとなりました。
展開のために必要だったとはいえ、これには劇場もザワっとしていました。
アジアに単身飛んだかと思ったらライブはすでに終了しており、帰り道をトボトボ歩いていたらカイが現れてキスはお預けってこれまたクッサい流れがやってきて思わずニヤけちゃいました。
本来ドキドキするべきシチュエーションなんですが、もうそんなもの無くクスクスしてしまったので悪い大人になってしまったなと思いました笑
キャラクターがブレブレすぎてて感情移入が追いつかなかったのも惜しかったなーと思いました。
今作の最大の魅力はなんといっても転勤先の女性社員のスマイルさんがめちゃくちゃ可愛かったところです。
表情や仕草が何から何まで朗らかで、言語の壁を突破するような圧倒的パワーにめちゃくちゃ見惚れていました。
スマイルさんを演じたプレーワー・スタムポンさんはこの作品以外の日本公開作の出演は「私たちの居場所」のみですが、これどこかで配信してくれないですかね…。
それか円盤の発売があったらめっちゃ探しに行きますので何卒何卒…!
普段触れないジャンルなのでハマるハマらないは別にして新鮮な体験ができたので良かったかなーと思いました。
鑑賞日 11/3
鑑賞時間 10:45〜12:55
何回も観たくなる映画でした
予告を観て気になっていたので観に行きました。
一回目は映像とキャストの皆さんの雰囲気は良いが展開が早くて、どうしてそうなった!?って置いていかれる所もありますが、見終わった後あの場面素敵だったな…もう一回じっくり観たいなって思い、次の上映回も続けて観てしまいました。
上映時間がそこまで長くないのでしょうがないのかとは思いますが、魅力的なキャラクターが多いのでもう少し掘り下げて観てみたかったな。
ただバンドマン設定で歌唱のシーンがあり、そこは映画館の音響で聞けるのが素晴らしかった。
とにかく映像が美しく、個々のキャラクターが魅力的でした。
私的な好みのキャラクターは向井くんが演じていましたが、寡黙な役ではあまり喋らない分、表情と仕草で感情を表していてとても良かったと思います。あと大画面で観るお顔がめちゃくちゃ綺麗でした。
少女漫画のような外見が、綺麗なタイの映像と相まって物語を2次元のような雰囲気にしていると感じます。
オリジナル作品でノベライズが出ているとの事なのでそちらも読んで見ようと思いました。
是非、映画館で見て欲しいです。
まず、画がとても綺麗。そこに入ってくる音楽も最高でした。カイ君の1つ1つの表情や仕草から見える切なさが見ていて泣けました。ソウタ君の真っ直ぐだけど真っ直ぐすぎるが故に相手にとってはそれが眩しすぎる。そしてただ好きなだけなのに同性だから…となってしまう周りの気持ちも分かる。本当に切ないけど綺麗な物語でした。何よりカイ君の歌が本当に大好きでした。リアルにその場で歌ってるからこそ出る感情が聴いていて涙が止まりませんでした。ライブシーンもだけど、キスシーンもとてつもなく好きです。割とガッツリしてるけど全然汚く見えず、むしろまだ見ていたいと思うほどでした。本当に自分にとって大切な作品に出逢えて幸せでした。
普通の恋愛映画目線だとまどろっこしいのだけど、ファンムービー目線だとご褒美のように思えますね
2025.11.5 一部字幕 イオンシネマ久御山
2025年のタイ&日本合作の映画(119分、G)
異国の地で初恋の人と再会する青年を描いたラブロマンス映画
監督はウィーラチット・トーンジラー
脚本はウィーラチット・トーンジラー&吉野主&阿久根智昭
物語の舞台は、東京のとある化学メーカー
そこで研究員として働いているソウタ(森崎ウィン)は、ある日社長(水橋研二)から、タイへの出張を打診される
飛行機が苦手なソウタは固辞するものの、大学時代からの友人で推薦人でもある同僚のヒカリ(斉藤京子)から「カイ(向井康二)がタイにいるらしいよ」と言われて出張を受けることになった
カイは幼少期からの親友で、大学まで一緒だった仲だったが、彼は忽然とソウタの前から姿を消していた
ソウタにとってカイは特別な存在で、それは初恋だったことにも起因する
音信不通だったカイと出会えるかもしれないということで色めき立つものの、バンコクのどこにいるかもわからない彼を探すのは困難に思えた
物語は、タイのコスメメーカーとの技術協力のために派遣されたソウタと企画営業部のエース・ジン(及川光博)が通訳のルーク(逢見亮太)を通じて仕事を行なっていくというもので、文化の違いに戸惑いながらも少しずつ馴染んでいく様子が描かれていく
タイの観光映画の側面もありつつも、メインはソウタとカイの恋愛となっていて、二人とも「この恋愛は叶わないものだ」という思い込みを持っていた
ソウタにとっての思い込みは、大学時代の友人ユキ(夏目透羽)の存在で、カイは同性愛者ではないと思っていたことだった
そして、カイにとっての理由は、ソウタの母(筒井真理子)の存在であり、若年期の関係から暗に特別な存在にならないようにと釘を刺されていた
カイは思いが叶わないのならと思ってソウタの前から姿を消すのだが、この行動原理にはリセット症候群が入っているように思えた
映画は少女漫画的でBL風味が強いという内容で、いわゆる「キスが終着点」となっていた
てっきり一晩を過ごすところまで行くのかとか、激しい夜が描かれるのかと思ったが、そういった表現は一切なかった
ジンがバーで出会った男(のちにサンと判明、演:ピーラウィット・アッタチットサターポーン)との匂わせも特に何もなかったりする
また、ソウタとカイの恋愛の展開もまるで中学生ぐらいの付かず離れずのような感じになっていて、ファンムービーとしては「焦らし」っぽさがあるものの、普通の恋愛映画として見ると「まどろっこしい」以外の感想が思い浮かばない
まったく進展しないし、よくわからない理由で距離を取り合っていたりする
ソウタにとっては、同性愛というものを理解していない部分があるし、カイはそれを理解した上での周囲の反応というものを気にしている
この二人の関係は社会的に見てもよくないと思われていて、ソウタの母は暗にそれをカイにだけ押し付けている
このあたりは配役の妙味という感じで、観客にも筒井真理子の演技で察してね、という感じになっていた
映画は、音楽映画の側面もあって、カイの音楽活動が描かれていく
そして、大学時代に完成させられなかった楽曲をバンコクで披露するという流れになっていた
ソウタからすれば、その曲はユキのための曲じゃないのかと思っていて、彼女がいないところで披露することの意味を思い違えている
スマイル(プレーワー・スタムボン)との関係を邪推したり、他に誰かいるのかと思っていたのだが、実はソウタに向けたものだった
これに関してはジンなどの周囲の方が理解している感じになっていて、ソウタの思い込みの強さが自身を苦しめている要因として描かれていた
そして、ようやく気持ちを伝え合っても「明日には消えるんだろ」からの、本当に消えるというよくわからない行動になっていて、それなのに音楽活動のためにまだタイにいたりするから意味不明だったりする
もう一度自分を見つけてもらって、それで一緒に帰国しようという感じになるのだが、このあたりも含めて「まどろっこしいなあ」と思ってしまった
いずれにせよ、少女漫画ベースのライトBLなのだが、これはファンムービーとしてのギリギリのラインだったのだと思う
これ以上濃い絡みを描くとファン離れも起きてしまいそうだし、そのあたりを配慮しているのだと思う
音楽活動がメインになっているのもファンムービーの一環だと思うが、プロのアーティストが演じているのでクオリティは高い
そう言った意味において、非常に狭い対象者に向けての映画だと思うので、評価は真っ二つに分かれるのではないか、と感じた
妄想とリアルと
日タイ合作映画ということで、とりあえず日タイのイケメンがいっぱい出てきた。
そして、タイの女性の話し方がめっちゃ可愛らしかった。
ドラマも含めて日本もタイもBL作品というものを観てきていないので
他がどういうものかは知らないし、BLってわざわざ括りを作らなければならないのかもよくわからない。
この映画では、母親が良き理解者ではないのが、物語に現実味を添えている。
ソウタの母親の動揺の仕方がリアルでリアルで
カイへの言葉の伝え方や、仕草や、声の震え方といい
カイさえいなければと思っちゃうところが、とっても真っすぐに、ただ真っすぐに
息子を愛する母な感じがした。理屈はわかっているけど、っていう感じか。
それを、正面から理解し、自分がいなければと思ってしまうカイもまた、愛情をかけて育てられたいい息子なんだろう。ソウタの母親のメッセージ、それがずーっと足枷になる。
二度目にソウタの母親に会った時の
カイの表情とソウタの母親の表情、笑っているのに笑っていない目、話のすり替え方、妙に明るい話し方、リアルでいいシーンだった。
ソウタがタイ語を理解していないことがライブシーンでは効果的に使われていて、大切なことは伝わらないまま。カイの渾身の告白だったというのに。
ソウタとカイの二度目のキスシーンは押し寄せる波のようだった。
あんな展開になるとは思わなかったけれど。
この後、時間をかけてきっとうまくいくんだろうと想像しながらも、ただそれを願った。
両片思いのキュンキュンストーリー
カイ(向井康二)とソウタ(森崎ウィン)が主役の両片思いキュンキュンストーリー。タイで撮影した映像は迫力があり景色も最高。小学校から友達の2人がずっと両片思いで拗らせに拗らせた想いがもどかしくもありキュンキュンします!
2人のすれ違いが切ない
ソウタが真っ直ぐカイのことを思っていても、カイがソウタの母親からかけられた呪いから逃れられない限り、2人がしっかり結ばれることはないのかなと思いました。とても切ない。でもカイは前に進む決意をしたみたいだから、2人の今後が楽しみになる最後でした。
今まで見た中でも1番と言っていいほどキスシーンが綺麗だと思いました。ベッドの時も、朝食を食べてるときも。特に、ベッドで寝てるとき、ソウタからキスされてカイの枷が外れた感じが良かった。
ライブシーンもカイの心の叫びが胸にくる。
何回も観たくなるシーンが多い作品でした。
ワタルの真っ直ぐなソウタへの愛がこの作品1番の癒やしかも。
できれば2回観てほしい。観る度に切なさが染み渡る作品。
好きと言えたら、世界は変わる。
けど、カイとソウタには好きと言えない理由がある。
正直初見のときは、カイとソウタがなぜその行動を取ってしまうのか疑問に思い、もどかしかった。
けれど、最後まで観るとその理由が分かる。
その理由を知った上でもう一度観ると、物語の解像度が上がり、何気ないシーンのカイとソウタの表情にその裏側を感じ切なさが込み上げる。
そして物語のキーとなる挿入歌「LOVE SONG」と主題歌の「Gravity」の歌詞がより一層染み渡り、ボロボロと泣きました。
相手のことを思うが故に臆病になる。
でもそれはひとつの愛の形なんだなと思わされます。もどかしいけど2人の幸せを願わずにはいられない、恋する2人に恋をするというキャッチコピーがとても似合っている作品だと思いました。
2回目を観たいと思った方はパンフレットを読んでから鑑賞するのをおすすめします。パンフレットの内容が非常によく、さらに物語に没頭できると思います。
そしてタイと日本の共同制作作品ということで、初めて見る方は日本ではあまりない演出や構成に驚くと思います。
本筋はしっとりとした純愛ラブストーリーですが、それをしっとりと描きすぎないのがタイらしいなと思いました。
一見なんてことないシーンに見えますが、あるシーンとの対比になっていたり伏線になっていたり、再度観ると新たな発見があるのも面白いです。
日本の作品と違い余白が多く、自分なりの解釈をしながら観るのが好きな方はより楽しめる作品だと思います。
また日本の映像とはまた違う色彩や光の使い方も美しく、ロマンチックなシーンは思いっきりロマンチックに描かれていてうっとりしました。目玉ともいえるライブシーンも素晴らしいので、ぜひ音響のいい映画館で楽しんでいただきたい作品です。
全70件中、21~40件目を表示
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