「言わなきゃ伝わらない、でも言いたくても相手を思って言えない事もある」(LOVE SONG) りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
言わなきゃ伝わらない、でも言いたくても相手を思って言えない事もある
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バンコク勤務を命じられた会社の研究員・ソウタは、現地での初日、大学時代に突然姿を消した初恋の人・カイと奇跡的な再会を果たした。カイはバンコクでカメラマンをしながら音楽活動を続けていた。開放感のあるバンコクの街で、ソウタは改めてカイの事が好きなんだと再認識したが、カイは好きな女性がいるのだと思い、その気持ちを胸の奥にしまっていた。一方、カイは大学時代に好きな人の事を思って作りかけた曲が未完成のままだった。2人の関係はどうなる、という話。
どうしてソウタとカイは両想いなのに、ソウタはカイに好きと言わずウジウジしてるし、カイもソウタに好きと言わず、黙って消えたのだろうと、ずっと疑問に感じながら観ていた。
ラスト近くで、カイがソウタから逃げた理由がわかるのだが、相手を思って言わない事も有るんだと納得した。母親が絡むとやっぱり引くよなぁ、と。
BLなのは2人だけじゃなくて、モデルのワタルまでそうだとは・・・タイの社長もか?ってちょっと思ったが。
タイ料理がどれも美味しそうだった。それと、タイ語とタイ文字、タイの景色が懐かしかった。
苦手なBLだけど、背景に深みがあり、面白かった。
ソウタ役の森崎ウィンの恋する乙女の様なウルウルした瞳が良かった。
カイ役の向井康二は、ソウタに好きと言いたいのにソウタの母親から言われた言葉が浮かんで、雨の中バイクを止めて号泣する姿に心を打たれた。
ソウタの会社の先輩ジン役の及川光博は面白かった。
ソウタとカイの大学の同期・ヒカリ役の齊藤京子は人をよく見てるな、って思った。
サンの妹スマイル役のミュージック・プレーワー・スタムポンは可愛かった。
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