YEAR10のレビュー・感想・評価
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最近流行りの台詞なし。
説明無しはエヴァ辺りから平気。
近未来文明崩壊から10年、野犬が山ではブイブイいわせインフラ崩壊人間もモラル崩壊、人でも食うぜという連中現れる。会話が無し、この手の映画は観る側が否応無く集中させられるから没入があってよろしい。まあ、少しあっても良いかなと思うシーンもあったけど、、、、まあよし。
美術、衣装周りはかなりレベル高いが、レイティングを気にしたのか予算不足か残酷シーンはない。
枯れた木草、秋冬の色、泥土、ほぼモノクロームなカラーコントロールも低予算でもリアル感マシマシ成功してる。
10年
情報解禁が公開10日前とかいう2024年滑り込みの1本でした。
無声映画である必要性が全く無いですし、カニバリズムのグロさもそんなに無いですし、なぜこんな世界になったのかの説明も最低限すぎますしで目の前で起こってることは分かるのに状況が飲み込めない展開が続いて首を捻りながら観ていました。
食人グループvsケガっ子&ドジ男vs野犬といった三つ巴の構造なんですが、基本的にはドジ男がやらかしまくりでグダグダしながら走り回るみたいな展開ばっかりなので量産型オープンワールドゲームの無言実況を見ている感じでとにかく虚無でした。
危機的状況の割にはまったりしてたり、見つかるだろってポジションでもカメラワークで誤魔化していたりとなんか映画的な面白さが全然なかったなぁってのが最初から最後まで付き纏っていました。
せめてR指定のグロシーンがしっかりあればまだ良かったんですが、全然映してくれないのでそれもまたなんだかなぁってなりました。
今作で一番面白かったのは原題・邦題の「YEAR10」の下に字幕で10年と出たところです。
分かっとるわいと思いつつ一番笑いました。
鑑賞日 12/23
鑑賞時間 20:45〜22:25
座席 G-10
復讐しようとはしてなくない?
文明が崩壊して10年、生者が生者を喰らう世界で、酷いケガをしている彼女の抗生剤を奪り返す為に奮闘する青年の話。
父親と彼女と三人で隠れ住んでいる森の中の小屋がみつかり襲われて、父親が犠牲になると共に、彼女の為の薬が持ち去られて巻き起こっていくストーリー。
核か何かを想起させる字幕があり、そういう世界になったのは良しとして、何で喋らないんでしょう…。
しかもそういう世界で10年生きながらえて来た人達の割に、主人公も相手ファミリーも危機感無さ過ぎ油断し過ぎの鈍くさ合戦みたいになっているし。
狩った人間を直ぐに殺さないのは、鮮度がーとかいうことなのかも知れないが、せめて腱を切るとか骨を折るとかして動けなくしときませんかね。
世界観とかストーリーとか、それ自体は良かったけれど、どうも都合良いところが多かったり、スリリングさが足りなかったりでもったいなかった。
安い映画だけど、
YEAR10(映画の記憶2024/12/21)
セリフなしスリラー。
スタッフも少なく、それほど予算もかかってないと思う。
内容的にはありがちな設定だが、セリフがないので演技を解釈しようとするせいか映像に自然と引き込まれるところが作りとしてすばらしい。
観ながらどんな感情なんだろう、どんな行動をするんだろうと想像力を掻き立てられる作品ではある。がしかし、そういった説明がセリフで欲しい方には向かない映画。
大枠は一緒だが、細かい感情やどんなセリフを言うだろうという映画の解釈は十人十色になると思うのでそこが楽しめると自分のような評価になるかと。
映像を作る方はこの作品を観て、この場面のこの人物の演技は自分ならこう演技するという視点で観るんだろうなと思ったとさ。
(個人的評価7点/10点中)
セリフが無い事が足枷にしかなってない
人間の愚かさと優しさ
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