28年後...のレビュー・感想・評価
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28シリーズ期待していただけに残念…
この映画は、「28日後…」「28週間後…」の続編として製作された映画。この前作が面白かったので、「28年後…」も面白いだろうと思い期待して鑑賞しました。
物語の内容としては、人間を狂暴化させるさせるウイルス(ゾンビ化)が都市・ロンドンで感染拡大し、多くの死者を出してから28年後のイギリスが舞台になっている。イギリスは世界から隔離され、人びとは生き延びるため海を隔てた孤島に逃れ生活をしており、物資を調達するため本土へ渡り調査をするというもの。
自分の中で期待感が高かっただけに、見終わった後は前作に比べ恐怖感も面白さもなくてがっかりしたのが正直な感想でした。冒頭、父親のジェイミーと12歳の息子スパイク(一度も本土へ行った事がない)が本土の調査のため島の外へ出て行くが、そのシーンでは28シリーズのゾンビの恐怖を感じることが出来た。
しかし、物語が中盤から後半にかけて進展するなか、12歳のスパイクが母親の病気をなんとかしたいとの思いから、病を患っている母親を連れて本土にいる医師ケルソンに会うため島の外に出る辺りから、急速に面白さが半減してしまったように感じ、設定にかなり無理があったから面白さが半減したのかなと感じました。
続編があるようだけど、鑑賞するかは予告を見てみて判断するしかないかなと思っています。この28シリーズが好きだっただけに、今作は少し残念な感じになった作品でした。
想像した以上にうまく作りこんでるけど。(ネタバレあり)
面白かった。
面白かったけれど、ゾンビ映画代表作のこのシリーズでも、これが限界なのかと少し残念に思ったことも確か。
期待が高すぎたのかもしれないけど。
ストーリーは対象年齢低め。
子がいるような年齢の男性が観ると、ジェイミー(父親)が哀れに感じる。
羽目を外しちゃったところもあったかもしれないけど、愛妻は見取れないし息子は家出するし、本当にお父さん踏んだり蹴ったりです。
(キャラクター設定と心理描写は良くできてる)
映像は美しくアクションシーンも楽しめました。
もうお金をかけまくっていてこういう作品はB級ホラーとは言わないのかな?
だからこそ、B級ホラーでは笑って観ていられたハチャメチャが違和感になってしまう。
スウェーデンの兵隊8人が重火器を持っているのに少数のゾンビに壊滅するお約束も、母親の強制安楽死も、まあアリでしょう。私に言わせれば破綻は無いです。
でも、むしろ兵隊の生き残りがアルファーゾンビを素手で撃退するくらいの無茶をうまく盛り込んだ方が良い映画になったのかも?
子供に吹き矢で麻酔薬打ち込む(それ下手したら死ぬよね??)とか、たぶん映画考察サイトが賑わうであろうつっこみどころが片手で数えきれない程あります。
最後のシーンで匂わせる次回作は「Zネーション」(←大好き)の路線に走るのかな?それはそれで面白いかも。
ここまでの映像を作るのであれば、究極のリアリティを追求して欲しい。
でもウイルスに感染した人間の大群が文明社会を滅ぼすのはむりがある。
そろそろ、ウイルス由来のゾンビを捨てる時が来ているのだと思う。
ゾンビと共に時は流れる
28日後と28週後と言う、二つの前作があることを、この映画の観賞後に知りました。奇妙な映画タイトルを見た記憶が甦りましたが、観てはいなかったです。
◉変わり果てた姿から始まる
道理で、どんなウィルスがどんな経過と速やかさで、人々の抵抗を突き破って、世界を暗澹たるものに変えてしまったのか…がほぼ描かれていなかった訳です。前略から始まった。
本土から隔絶した島で一塊になって、弱いゾンビを見下して、強いゾンビに恐れをなして、時の流れのままに生きるしかない人々。本土を見つめる姿が哀しい。
◉死を想え! の強要
それでも幼い者がいれば、人々の希望になり得る。父親も息子への成長に期待をかけていたが、しかし描かれていたのは、「大人になる少年」より、「母への愛だけで押し潰されそうになる幼い者」。私にとっては、それがこの映画を観続けられた大きな要素だったのですが。
それで遭遇したのが、メメントモリだった。ヒトとしての理性も感情も失くすぐらいなら、常に従容として死に赴くだけの覚悟を養いなさい。故に見事な速やかさで、ケルソン博士は母親を殺す。「従容として死に赴け」を、スパイク少年に見せつけたと言う解釈でよいのですよね。
愛する息子が居るのだから、母親がジタバタすることも、生の意義だろうと思えましたが、そのシーンは出てこなかった。
◉みんなゾンビ
ゾンビを斃して生還した少年を讃えて歌う一同は、どちらかと言わなくても、生き急ぐ獣のように描かれていた。ゾンビであろうと、ゾンビでなかろうと、生に対しては同じ類いに見えました。
最後に現れた対ゾンビーの義勇軍が、魅惑的だったので、次第に大人びていくスパイクと義勇軍で続編を作って頂けないだろうか…と、少しワクワクしましたが、実現の範囲なのですね。
前作も前前作も是非、観たいです。
boots!boots!
「メメント・モリ(死を想え)」的なセリフも出てきて、セリフが多いし、抽象的な映像が続く。ここが「走るゾンビでハラハラしたい!」という気持ちとのギャップがすごい。例えるなら、『バガボンド』の急な農業編みたいな、あの感じ。
ゾンビ映画観に来たのに、急に“生と死とは?”みたいな問いかけが始まると、ちょっと置いてけぼりになる。
ここはレビューでも言及する人が多くてとても共感できた。あまり哲学的な話は観たくない……。
とはいえ、やっぱりダニーボイル。映像はカッコよかったしあがった。
boots!boots!
https://note.com/green_pepper/n/n547d1583056c
少年の選択
この大地に根付くのはホラーだけど、物語の根本となるものは人間の尊厳である生きること生きる道を問う。
そんな過酷な世界の中、自身の信念で生きようとする少年が選択する道を応援したくなる。
少年の成長物語としてる点は異色だし、オープニングのシーンがラストに続くのだが、本質の物語はこの後続くことになるのだろうところで終わりを迎える。
この後この2人の遭遇が何をもたらすのか興味が尽きない。
死生観
スピーディーで超スリリングな
ストーリーとビジュアル。
恐怖ながら、美しさもある。
無垢の巨人と獣の巨人が凄まじい。
進撃の巨人を彷彿させる。
カルト的な考えが島を支配。
人々の心が怖い位に操られている。
そこから、抜け出したスパイク少年。
地頭が良いのだろう。
母親との絆。父親に対する幻滅。
命の尊厳も学びつつの死生観。
愛の物語でもあった。
ウォーキングデッド化
ウォーキングデッドのキャロルのそっくりさんがいた。各地でコミュニティができてるさまはまるでドラマ、ウォーキングデッドの世界観。
28日後とはだいぶ異なる雰囲気になってるのね。
にしても、若干パパに同情した。
あんな世界線で生きてたら浮気のひとつやふたつ....多感なママ大好き男子には許せないか。
でも大切な息子にナイフつきつけられて、
家出られたらわたしなら耐えられないなあ。
単なるゾンビ映画というより、
どう生きるかを考えなさいという教訓映画。
にしても、レイフファインズはママの頭蓋骨持ってくるの、早すぎます。心の準備が...
頭蓋骨タワーには登りたくない😭
「28日後」「28週後」に続く3作目。1作目に続いてダニー・ボイル監督作品。この監督さんは、アカデミー作品賞の「スラムドッグ$ミリオネア」も撮っていますが、幅広い活躍ですね。1作目、2作目ともに内容を殆ど忘れていましたが、この作品鑑賞に支障ありませんでした。
少年(スパイク)の勇気に拍手です。演技も上手。病気の母を本土の医師のところまで連れて行こうとする勇気は買いますが…でも段々と頼もしくなってくるのが良かったです。
ケルソン医師が出てきた時は、「どっかで観た人やなぁ」と思いながら観ていましたが、「教皇選挙」のレイフ・ファインズさんと解りビックリです。ケルソン医師は、どうして頭蓋骨タワーを築きあげたのかしら?不気味ですよね。昔、出張でフランスに行った時に、カタコンブ・ド・パリを見学したことがありましたが、とても不気味でした。見学したことを後悔しました。映画の頭蓋骨タワーのシーンで、嫌な思い出がよみがえりました。
感染者が、子供を出産するシーンでは「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004年)の似たようなシーンを思い出しました。
続編もあるようですが、次の展開が楽しみです。
ジミーの生い立ちの方が気になる。
あらすじ
パンデミックから28年。
干潮の時にだけイギリス本土と陸続きになる島にコミュニティを築く人々がいた。
その島に生まれ育った少年スパイクは、父と初めて本土に上陸した際に火が焚かれている地区を目撃する。
島に戻った夜、その火は島にはいない医者によるものだと言うことを知る。父の不倫を目撃したスパイクは
翌朝、病に悩む母を連れ医者を目指して旅立つのだった。
28日後の世界を下敷きに描いた少年の成長譚。
ベースのシナリオは父からの独立、旅を通じた成長、母との別れ、師からの教えとオーソドックスな成長譚。
これらをしっとりした演出でまとめてくれるだけでよかった。
世界観を壊すようなゾンビの種類分け(スローローやアルファの存在に意味は無い。通常のゾンビで代替可)や、
弓矢の戦闘描写(どこの世界に頭や胴体をぶち抜ける矢があるか)をストーリー都合だけで取り入れているのは興醒め。
ケルソン医師の髑髏の塔にしても存在意義は薄い。(語られた様に追悼の意味なら、火葬せずにキリスト教的に普通に埋葬でいい。感染症なので復活も無い)
最後に登場した成長したジミーも違和感MAX、でもワクワク度もMAX。
むしろジミーがどうやってあんな風に成長したのかの方が、スパイクの行く末より気になるぞ。
と思ったら、続編の構想があるそうだ。製作されることを祈る。
memento mori
「28日後…」「28週後…」を鑑賞して遅れながら新作を鑑賞。
前作、前々作はゴリゴリのパニックものでしたが今作はどうなる?と思いましたが、テイストは違う感じになっていながらめちゃくちゃグッとくるものになっていて感動しました。
前作のようなヘリコプター大回転のような派手な見せ場は無いものの、感染者の個体と集団での恐怖の見せ方は過去一だったなと思いました。
鈍い感染者でも油断ならないですし、アルファは俊敏なのが強くていかついですし、冒頭での自宅が殺戮の現場になる恐怖も描かれていてゾッとしました。
それに対して矢で射抜くシーンが一発バチっと決まるシーンはかなりスタイリッシュで惚れ惚れしました。
感染者が殺す時のアクションも脊髄引っこ抜きとかいうギャグなはずの絵面を真面目にやることによって狂気になっていたのも好きでした。
全体的な絵作りも綺麗に仕上がっていてその映像美と臨場感に圧倒されっぱなしでした。
今作はゾンビものという立ち位置よりかは少年・スパイクの成長譚として描かれており、広大な自然と同時に荒廃した世界を映しているのでジュブナイルものとしても良さを発揮していますし、少年が世界を知って一歩踏み出していくという力強さを感じられます。
強さを教えたいがあまりに押し付けになってしまっている父のジェイミーとの接し方によって徐々に自分が何者なのかを掴んでいくのがとても良いですし、病気を患ってるがために放心状態になっている母のアイラと共に医者の元へ向かうというのも、スパイクの決断でしっかり動いていたりしてとても良い子だ…!と何度思わされたことか。
途中で出会った兵士とも円滑にコミュニケーションを取ったり、途中で感染者の出産を見たりと衝撃的な絵面もあったりしますが、全てがスパイクの成長に繋がっているもんですから大したもんです。
医者の元についてからの弔いもこれまた素敵なものに仕上がっており、旅の途中で出会ったもの、ずっと連れ添ってきたものと、スパイクの価値観が反映されているようなシーンがとても美しかったです。
あんだけ壮大に感動させて終わっておいて最後の最後にヒャッハー!するのは景気が良すぎます。
次回作では彼ら彼女らが関わってきて、スパイクの更なる成長に携わってくれるのかな?と思うとワクワクが止まりません。
一風変わったゾンビものも突き詰めていけばあらゆるジャンルを巻き込んだ大作になるんだなと思いました。
是非とも続きを!そして現地に行ってみたい…。
海外への聖地巡礼を行いたいよ…。
鑑賞日 7/6
鑑賞時間 21:25〜23:35
ボルトも真っ青
ゾンビは早歩きで逃げられるが、これは全力疾走でも無理です。しかも、ゾンビは噛むだけ。これは、唖然となる程の惨たらしさ。怪獣映画で初めて人間を食べたガイラを観て以来の衝撃でした。
あの赤ちゃん、次作の主人公の予感が。
評価が難しい
一応このシリーズは全部見てたはずなんだけど、あんまり覚えてなくて雰囲気だけでも思い出せるかと思ったのですが、最後までこんな感じだっけ?と言う疑問符が。
序盤の父と子の冒険から帰還、そして中盤から後半の訣別と 愛するものとの別れ、成長物語としては王道な感じで、映像も内容も芸術的な感じで、期待してたものとは違ったもののなかなか良い感じで、最後は一人旅を決意し、成長を見せ感動のラストだと思ったところでの最後のオチ。
いや、凄い面白いのだけど、その面白さが欲しかったわけじゃないんだよなぁ。おかげで後味スッキリ目になったと言えばなったのですが……。いや、嫌いじゃないですけど、ですけどー。
世界観を考える
新たなゾンビが出てきてどう戦って生き残るか、という単純な話ではなかった。この作品を観るに、自分の価値観で観てはならないと感じた。少し具合が悪ければ体温計で熱も測れるし、薬局で様々な薬も買える。病院も科ごとにあってすぐに罹る事もできる。私たちは死から遠い場所で生きていると言えるのではないか。しかし劇中の彼らは違う。ゾンビに殺られなくても病気や怪我、飢えで死ぬことも日常茶飯事だろう。死が身近にある世界で生まれた息子からしてみれば、たとえ病気持ちの母親を連れて途中死ぬかもしれないなかでも先生という希望にすがるのは当たり前ではないか。なぜわざわざ村を出て子どもを訓練するのか、母を連れて行くのか、安楽死をすんなり受け入れたのか疑問に感じるのは世界と考え方や価値観が違うからだと思う。村に閉じこもっても食料や物資もいずれ尽きるから本土に調達に行くだろう(もののけ姫みたいに周辺は取り尽くしたのだろう)し、遠征のたびに誰か犠牲になるから進撃の巨人みたいに早く新兵を育てる必要があるのかも。病気で苦しんで死ぬ人もきっと村にはいて息子は見ていたのかもしれないから、安楽死ならと受け入れたのかもしれない。そう考えると劇中の言動もだいたい理解できるから、私はけっこう楽しめた。こういった世界で人はどうあるべきなのか。最後の集団も時計じかけのオレンジみたいな狂った感じで次回も気になります。ただ麻痺させたアルファを殺さなかったり、出産のくだりはちょっと良くわからない。
どこか似ている・・・
アイ・アム・レジェンドと偶然と思うが重なる。
事前に観ていた予告では、てっきりカルト要素の強い
ストーリーかと思っていたが、そこは良い意味で裏切られて
カルト集団の話では無く安心した。でも仮面の意味は?
冒頭の神父の息子が少年の父に成長したって事?
28日後、週後、年後の意味は、ほぼ無い本当の時間経過。
28週後のような娯楽作かと思ったが、家族ドラマ感が強い作品。
話は変にシリアスなんだけど、ストーリーに今一説得力が欠けるので
何でかな~と感じる部分が多々有る。
28年経ったら衣服が破れて無くなるのは理解出来るが、別に全裸で
無くても・・・目のやり場に困るブラブラしてた様な・・・気持ち悪い。
身を守る道具が弓だけ?槍は無いのか?槍が有ったらかなりの安心感。
少数の敵にはかなり有効的で必然的に話しが面白く無くなるが。
一時期テレビなどで聞いた「メメント・モリ」死を想え。
レイフ・ファインズが演じるドクターが仙人みたい。
母を想う切実な主人公の気持ちは切ない、あれだけ恐ろしい
おもいをして逃げ帰ったのに、そこに母を連れ出す行動は信じられないが
何としても母を助けたい一心なのだろう。助けられない事を宣告されても
尚、懇願し頼むスパイクが非常に切ない。そして母は一瞬で骸に・・・
スパイクは母の頭蓋骨をモニュメントの頂点に据える。
なんか詩的だ・・・
死を覚悟した母アイラが助けた赤ん坊の行く末は、
最後に現れた謎の男ジミーとスパイクが、どう関わって行くのか、
28分後は作られるのか?28秒後か?
タイトルなし
オープニングの感染者襲撃、最も過去作品っぽさを感じるシーケンスだったけれど前作から劣化している感じを受けて不安になった。また教会で神父さんが喜んで死んでいく姿を観て作品のテーマにも不安を感じた。
いよいよ本編が始まるけれど序盤で世界観に納得できなかったから、観るもの全て素直に入ってこない。
巨人が追ってくる姿はギャグっぽく、妊婦感染者が徘徊している姿を見た時に少し期待したが、母ちゃんが出産に立ち会って台無し。1作目の印象だと感染力が超強いってイメージなんだけど、あんなに血だらけになって本当に大丈夫なの?ずっと1人で逞しく生きていたドクターも客人がいなければ退場寸前の大ピンチだし。
当分の間、町に戻らない決意をした少年の姿を観て少し盛り返したところで終わりかなと思った直後に戦隊モノバトルが始まってゲンナリした。次回作は評判を調べてから観るか判断する。
大御所監督にコレを言ってしまうのは忍びないが才能を全く感じなかった。
混沌世界のロードムービー
個人的には、物足りない作品でした。
開演後、小一時間後にウトウト眠りに襲われました。
公開から時間は経過してるので、前作、前々作を視聴することもできました。
このシリーズは、オムニバス形式の映画だなと思いました。
毎回登場人物がほぼ全入れ替えなので、「続編」となるのは世界観だけで他は繋がりがほぼ皆無。バイオハザードやその他の続編ホラーはある程度シリーズ通して登場人物の続投や伏線の設定、回収行為が描写されていますが、このシリーズはほぼ無いと感じた。
それはある意味、途中から観ても困らない作風で観やすいかもしれません。
ですが、残念なのは物語の構成が、あまりにもご都合過ぎる展開が多かった。
①スパイクの初陣の上陸スパンと装備
②父親の不倫行為の目撃
③隔離地域内での妙に静かな現場描写のシーン
④感染者の出産
⑤ケルソン博士の「聖地」
⑥カルト集団の幕引き
以上、追って感想を記載いたします。
①上陸後の行動範囲や危機管理の甘さ、軽装過ぎる装備に違和感。あまりに、無謀だし楽観的過ぎるのに、門番の長老格は真面目で厳格。矛盾を感じざるを得なかった。
②父親が不倫をおっぱじめる場所まで、会場からかなり離れた感じが見て取れたのに、無理やりお酒飲んで酩酊したスパイクが、いともたやすく現場にたどり着き、まさに行為が始まる直前だったのが、強引さを感じた。
③母親とスパイクが上陸した後、平和で物静かな時間の見せ方に「現実感」が無かった。
普通に焚火で一夜明かすなんて考えられないし、また感染者が居ない平原は有るかもしれないが、あまりに無防備すぎる。
100歩譲って、スパイクはまだ無知な子供。母親は病上の意識混濁。……だとしても、大量の感染者に仲間を惨殺された兵士の危機意識が薄すぎる描写に違和感(結果として警戒するべき状況、感染妊婦者の絶叫と自分の発砲後に、周囲に対する警戒感が0になった。それはそれで新兵扱いで処理できるが、それはあまりにご都合的でB級ホラー)。
④出産は良いとして、出産まで大人しすぎる感染者母親(痛みや感情はすでに無いのでは。また、その妊婦には人間味が残っていたとしても、その描写の説明などが無いので違和感を感じるしかない。)、出産中の叫び声でアルファが来たのかもしれないが、アルファ以外の感染者出現が無さ過ぎた違和感。
⑤ケルソン博士は、あの場所(聖地と表現)で長期間生き延び、大量のモニュメントを造ったと思われたのに、アルファのいともたやすい襲撃。そんな簡単に襲撃受ける状況場所で、あのモニュメントは長期間保てないのでは。
⑥幕引き、アルファや大量の感染者の襲撃を経験したはずのスパイクが、弓矢程度で現地に留まり、堂々と魚を焼いているシーンにも、雰囲気のみの無理矢理感を感じ、そこからの「生き残っていた現地民」の描写がカルト過ぎる。
しかもそのリーダーが冒頭の神父の息子と思われるため、神聖感や復讐感は吹っ飛ばし、ただただ欲と怠惰に落ちたカルト集団の長に落ちた描写に唖然としました。
冒頭の神父とその息子の描写に何の意味も無かったのか、もしくは人間の愚かさを最後の最後に表したかったのか。
または、ただ続編を匂わせたかっただけなのか。
本作において、個人的に良かったのは、ありがちな新興宗教やカルト集団の物語にならなかった点。
ホラーほどのグロい表現やアクションも少なく、「出会いや旅立ち」を感じたので「ロードムービー」との見解をしました。
……続編を考えてるなら、配信ドラマでいいような……、カルト集団組織が物語の根幹を担うのは、安直な物語や宗教的表現が多くなりそうで、映画としては私はちょっと。
あと、28年後の後は、280年後か28世紀後とか、もうとんでもない世界移行になるような。
ウォーキング・デッドのようなドラマでなら許容範囲のお話かもしれません。
ガッカリ。
予告編から使われてた、カウント唱えてる歌の怖さはとても良く、裸の感染者もモザイク無しで登場させるシーンは、このご時世に良くぞここまでといった感じだったけど、それ以外は突っ込みどころ満載。
序盤でアルファが出てきた時点でヤバいとなってたのに、医者が居るならと子供が病気の
母親を連れて感染者の巣窟に出向くなんて無理すぎる。少し音を立てただけで全速力で追いかけてくるのに、危機感なくペラペラ喋りながら旅行かよと突っ込みたくなるくらい呑気に病気の母親と歩き回る息子。
そして都合良く助けに来るモブと医者。医者はどうやって1人で生き延びてこれたの?速攻で檻みたいなとこ破壊されて殺されかけてたよね笑 母親もスローローとはいえ感染者を余裕で倒したりしてるから、実は感染してるが変異しない、でも感染者と同じ力を持つ特異体質か何かかと思ったらただの癌でしたて笑 母親『分かってた、死にます』息子『おつかれ』みたいな流れもおかしいでしょ。何でそんな受け入れるの早いの?笑 両者共にもっと葛藤があるでしょ。母親を救うための旅だったんでしょ??
頭蓋骨のタワーも、急に炎が舞う唐突なファンタジー演出にびっくり
だし、あんな簡単に剥がれるのにどうやってあんな詰んだり登ったりするんだと。
それから、自分の失態で息子と妻が居なくなったのに、普通なら悩み苦悩するであろう夫の演出はラストにちょろっとだけと違和感ありすぎた。普通話の途中で探しに行くかどうかの葛藤とかあるだろうに…と思ったけど28週後も妻を置いて逃げて役職就いてリッチな生活してる風だったし、そんなもんなのかな笑
極めつけは感染者の出産を手伝う意味不明さ。感染者の手を握り腹から赤ん坊を取り上げるって笑 助産師かなんかだったの?急に母性溢れちゃったの?ずっと混乱してる母親が? そして、その赤ん坊が感染してないって何故分かる??
結局母親死んで赤ちゃん連れたまま感染者に一度も会わずに島に帰れて、黙ってまた引き返すって笑 12歳の男の子1人でどうやって生きてくつもりなの?まあ、そこも都合良く助けられるのだが、まさかの最初に逃げ延びた男の子が助けてくれて、そいつの正体がジミーだったというオチ。見た目ゴージャスなジャージ着たただのチンピラ、その仲間は戦隊ものの撮影でもやってんのかってくらいアクロバットに感染者倒していくっていう、何のこっちゃという展開で終わり。
そもそも、ジミーは出る予定じゃなかったと公式が言ってるので、思いつきでやらかした感じか。
というか、28週後の抗体を持っているかもしれない唯一の希望だった子供2人はどうなったんだと。完全に続編のある作りで終わったし、続編で語られるかもしれないけど、この内容では続編があっても全く期待出来ない。
本当にガッカリな作品でした。
タイトルなし(ネタバレ)
音楽がすごいよかった。
シーンに挿入される音楽のひとつひとつが非凡で常識はずれで、最高だった。
気になったのは安楽死のシーン。
あまりにもエモーショナルで賛美しすぎてる感があった。
個人的に安楽死を否定する気は全くないのだが、それをストーリーの中で語るには、プラス要素とマイナス要素を含め、フラットに観客に判断を委ねて欲しいと思った。
「安楽死っていいものでしょ?」と押し付けられてる感じが惜しかったのだ。
ラスト数分は最高でした。
ずっと父親が牧師の息子だと思ってたので・・・。いい意味で「あ!お前そこで出てくるの!?」と驚いたw
ずっとこれを見せてくれれば・・・。
28分後に限界
28日後はゾンビ系の映画としては、高速移動の元祖的な名作だった。
イギリスの街並みや陰鬱な音楽とあいまって独特の世界観があった。
そして人間が秘めた恐ろしさも見事に描き、考えさせられた。
28週後は概ねその世界観を踏襲した良作だった。
このシリーズは私の中でゾンビ系映画の最高峰だった。
そして、いつか28ヶ月後や28年後が作られる日が来るのだろうかと待っていた。
今回28年後が公開されると知ってもちろん期待に胸を膨らませた。
ただ、予告編の映像がなんだか今までと雰囲気が明らかに違うのが気になっていた。
そして映画館に足を運んだのだけれど、私にとっては残念な体験となった。
まず、グロい。
ゾンビ系映画は確かにグロいシーンはつきものだけど、恐怖はそれ以外のところで描くべき。
これでもかとグロいシーンが出てくるほどに気持ちが萎えていった。
恐怖というより気持ち悪かった。
そしてツッコミどころが満載で話に入り込めずどんどんテンションが下がっていった。
イギリス以外の国はウイルスを封じ込めて普通に生活しているのに、なぜイギリスで残された人達が放置されてるの?
島の中はある程度安全で独立した生活をしているのに、なぜ危険を犯して弓矢だけで少人数で本土に行くのか?
母親が死んでしまわないか心配しているのに、なぜあんな長距離を歩かせて危険なところへ連れて行くの?
なぜ母親も走って逃げられるの?なぜあんなにあっさりと母親の死を受け入れるの?
あんなに長い間逃げ延びたドクターがなぜあんなにあっさりやられるの?
28週後で免疫があるかもしれない子供達は結局どうなったのかフランスはどうやって克服したのか、何もわからない。
28週後の前には感染者はみんな餓死してしまったのに、今回の感染者はみんな人間サイズの進撃の巨人状態で暮らしている。
書ききれないほどの疑問。
続編で色々な謎が明かされるのか?
ホラー映画というよりなんだか趣味の悪いモンスターバイオレンス映画みたいだった。
こういう映画が好きな人もいるだろうし、こういう映画が作りたかったのなら28というシリーズでやってほしくなかった。
これまでとは全く別なシリーズだと思ったほうがいい。
高評価の方には申し訳ない。
見終わった後、本当に後味が悪かった。
ゾンビものではないかな
28年も経てばゾンビももはやゾンビではなく「そういう生き物」に落ち着いており、イギリスに残された人たちはそれぞれ環境に順応した生き方を確立している。そういう意味で、28日後28週後とは大きな隔たりがある。ゾンビものというよりアポカリプスもので、もともとそっちのほうが好きなので楽しめた。ていうか、28週後の最後で「やべー、キャリアがヨーロッパ本土に渡っちゃった」と思ったのはなんだったんだ
全77件中、1~20件目を表示