28年後...のレビュー・感想・評価
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単なるゾンビホラーを超え、歴史と状況を俯瞰するかのような語り口が突き刺さる
序盤から懐かしいほどのボイル節が全開。緩急に振り切れた映像にゾッとするホラー描写を載せ、リズミカルかつ叙情的な音楽が感情を掻き立てる。と同時に、本作といい「T2」といい、近年のボイル作はこれまで以上に縦軸と横軸が強化されているように思う。つまり歴史と状況。特に本作では、ゾンビ物を切り口として、自国の文化、価値観、現代史を俯瞰し、ユニークな創造性のうちに遊ぶ。併せて本作は「シビル・ウォー」のガーランドがイギリスに目を向け、彼ならではの特異な実験劇場を展開させた作品とも言い得る。恐らく両者には、内に籠もって過去の栄光と伝統を愛でるか、それとも危険を顧みず未知なる外の世界へと飛び出していくかという二つの未来を対比させる狙いがあるのだろう。それらが衝撃的な疾走感とホラー描写、人間模様、さらには生死の深淵を覗くような畏れを加味して描かれゆく様は、通過儀礼的であり、コンラッドの「闇の奥」的でさえある。
これは…
感染者の怖さを表現しつつ、現実だったらこんな感じなのかな...とい...
アーサーと円卓の騎士
思ったより集中できた!👍
A304 見ている方の期待が上がると
2025年公開
前2作ってもっと面白かったよなー、と思ってしまう。
ワタシなんぞ浅はかなので
別に哲学的なものは入れんでいいんでね?
大人の階段登る君はまだ♪とか
千のかーぜーに 千のかーぜにのーって♪とかは
要るの?
もっとバンバンいけー
俺はお母ちゃんを助けるんや!こいつも浅はかやなあ。
だいたい赤ん坊が罹患していない、ってどうしてわかるんや?
赤ちゃんがゾンビやったのもあるやん!
俺は奴らの嫌いな汁を塗ってるから大丈夫って安直やなあ
こんなグダグダで終わらせるつもりか?
え?終わらせるつもりはないって?
あーそうですか
60点
鑑賞 2025年7月8日 MOVIX京都
配給 SONY
これは単なるゾンビ映画ではない・・
”ホラー”=”低俗”なるイメージを完全に排したオスカー監督に拍手!!
この路線で行くのか
走るゾンビという歴史を変える改変をした作品にも関わらず、そのゾンビを背景として人間の本質を描いた問題作、「28日後…」。
感染拡大後、復興を目指す英国に再び地獄の悪魔がやって来るサバイバルスリラーの「28週後…」。第1作と2作ではまるで風貌の違うシリーズだが、2作目は興行的に下落気味だった影響で「28月後…」が幻の脚本となってしまったという事は有名な話だろうか。
そして満を持してダニー・ボイルが自らメガホンを取った最新作、これは観るしかないだろう。コロナ経験後、レイジウイルスの本件も絵空事ではなくなったが、その背景を踏まえ、ダニー・ボイルはどう描くのかと気になっていた。
それが、意外にも王道な路線であり、一見肩透かしに思えるも、そこからダニー・ボイルらしさ全開の作風に仕上がっており、彼のファンは歓喜する様な作品になっていた。「クレイヴン:ザ・ハンター」が失速に終わったアーロン=テイラー・ジョンソンが主演の様に扱われているが、本作ではかなり端役な印象だ。恐らくシリーズ3部作構成とされる本作において、これから活躍する立場なのだろう。本作でスポットライトが当たるのは、その弟である。感染者が蔓延る本土から少し離れた離島で穏やかに暮らす一方、イギリスには出ることも入ることも出来ない国ごと隔離された状態の暮らしであり、そのギャップにぶるっとするが、その安全とされる離島では、ある程度の年齢になると本土にゾンビ狩りに行く風習がある様で(劇中では深く語られないが、主食となる野生動物を狩りするために本土に行く必要があり、その為の訓練、度胸試し的立場なのかも知れない)いよいよ初めて本土に行く形になる所から幕が上がるのだが、そこで行った本土でトラブルに見舞われ、その最中に見つけたある事実から、病気の母を連れて単身で本土上陸を試みてしまうのだ。そのある事実というのが予告編でも登場した頭蓋骨を山積みしたあのオブジェと、一見血を塗りたぐった様にも見えたレイフ・ファインズである。
本作でもやはり感染者は背景に留まるのだが、アルファと呼ばれるレイジウイルスの変異で身体能力が上がった超人類の様なモンスターがおり、アルファ率いる感染者集団がメインで襲ってくる為、きちんとモンスターとして印象強く出て来ているが、ひたすらレイジ(凶暴性)を露わにし、何を考えているのかも分からない血だらけの感染者とはタイプが異なる為、近付きたくないゾンビ特有の怖さが無く、人間をどう欺いてくるのかというそちらの怖さが押し出された印象である。ディストピア的世界観でサバイバルするホラーに見える様な予告だったが、一筋縄ではいかせないのはダニー・ボイル監督×アレックス・ガーランド脚本の最強タッグのせいだろう。 キャラクターも個性的な人物が多く、特に最後に絡む連中は恐らく今後のシリーズに影響するだろうが、終末世界とは思えない豪華な格好であり、(何故か全員派手なジャージ)愉快にゾンビの首をギコギコ切り刻む姿には感服させられた。良い意味でも悪い意味でも予想を裏切る形で世に放たれた本作だが、恐らくこれからが本番なのだろう。興行的には続編製作には問題なさそうだが、これで終わってしまったら非常に残念でしかない。
「ゾンビ映画と思ったら期待はずれ」的なレビューを数々目にするけど、...
ホントにツッコミどころ満載
ゾンビモノは好きじゃないけど
アーロンテイラージョンソンが出るならと見たけど
勿論一切期待はしてなかったんだけど…
まずグロいし
なんでこれ見たんだろうと後悔も…
最初からあんな危険なところにナニしに?
子供連れて。
会ったこともない人をお医者さんだと信じる
お母さん結構歩けるやん
何で?があり過ぎて寝ようかなと思った
後半はちょっと違う展開で
人生を説く感じ?
そして最後、そりゃそうやろ黙ってやられてるばっかじゃないやろ
と、ちょっとだけスッキリ。
お目当てのアーロンはちっともカッコよくなかった
ブリティッシュロックに少年から青年へと!
「一番大事な所感銘を受けました」
やはり面白かった
採点3.8
ダニー・ボイルとアレックス・ガーランドによるシリーズ第三作目。
まさか舞台を28年後に持ってくるとは思いませんでした。
しかも今作は今までとちょっと変わった作り。それでも正当な続編と言えるでしょうj。
序盤こそしっかりとした、あの疾走感のあるゾンビパニック。やはりこれですよね。
感染者も何故か裸で、それはもはや巨人(進撃の巨人)でした。これは怖い。
でも途中からはゾンビをベースにしたヒューマンドラマ、若くは一人の子どもの成長物語へ。
でもこれが意外と良い。
誕生、別れ、そして旅立ち。少年の全てがここにありました。
ラストのパルクール達もちゃんと回収しており、次作も気になるところ。
やはり面白かったです。
展開が予想外の続編
待ちに待ってました!
予告からクールでカッコいい感じでしたが、まさにその通り!スピード感、スタイリッシュ感、そして音楽のセンスが、他のゾンビ映画とは一線を画しますね。
ただ、ストーリーの展開は全く予想外でした。まさかの少年が主役でその成長の過程が描かれているとは。また、感染者が色々名前ついて特徴的もあるのも全く今までと違った印象。
個人的には、ウォーキング・デッドでも見ている感覚でもありました。
前半と後半の展開のギャップも予想外。完全に感染者との戦い中心と思ったら、なにやら人間の生や母子の愛に関する展開になり、ちと感動すらも覚えます。
全体的に予想外でしたが、面白かったです。ただ、過去作とは感染者というたとこだけで、他は全然違う映画でしたね。
そして、続編に続くのかぁ。これやっぱりドラマシリーズっぽいですねよね?
主人公は息子ちゃん
隔離された世界のお話なので
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