28年後...のレビュー・感想・評価
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単なるゾンビホラーを超え、歴史と状況を俯瞰するかのような語り口が突き刺さる
序盤から懐かしいほどのボイル節が全開。緩急に振り切れた映像にゾッとするホラー描写を載せ、リズミカルかつ叙情的な音楽が感情を掻き立てる。と同時に、本作といい「T2」といい、近年のボイル作はこれまで以上に縦軸と横軸が強化されているように思う。つまり歴史と状況。特に本作では、ゾンビ物を切り口として、自国の文化、価値観、現代史を俯瞰し、ユニークな創造性のうちに遊ぶ。併せて本作は「シビル・ウォー」のガーランドがイギリスに目を向け、彼ならではの特異な実験劇場を展開させた作品とも言い得る。恐らく両者には、内に籠もって過去の栄光と伝統を愛でるか、それとも危険を顧みず未知なる外の世界へと飛び出していくかという二つの未来を対比させる狙いがあるのだろう。それらが衝撃的な疾走感とホラー描写、人間模様、さらには生死の深淵を覗くような畏れを加味して描かれゆく様は、通過儀礼的であり、コンラッドの「闇の奥」的でさえある。
B級ゾンビものを望むファンは違うって感じるかもしれない
今までの28日後シリーズとは毛色がだいぶ違うのではないだろうか?
これまではB級ホラー路線だったにも関わらず今作はちゃんとストーリーがあり
主人公スパイクの成長物語が中心となっているからだ。
スパイクが島に渡る理由が自然と描かれているし
心優しい真面目な少年が島に渡るには十分な理由だったと思う。
また目的地に着いた時の絶望感などの心情は描かれていた。
正直そんな内容だとは思ってなかった。正直全然期待はしてなかったし。
しかし、逆にそれが今までのファンを裏切ることになるのではないかとも感じた。
B級ホラーファンにストーリーを期待する人は少ないと思う。
むしろひたすらゾンビから逃げ回り次々と仲間が倒れ絶体絶命の窮地からいかに脱出するかがB級ホラーの楽しみ方だからだ。
だからか本作ではストーリー重視な分派手なアクションや殺戮、ゾンビの群れなどは控えめで王道なストーリー展開だったせいもあり、期待とは違う分だいぶ退屈な感じがするのではないだろうか?
個人的には王道なストーリー展開は大好きだが、このシリーズのようなB級ホラーにはそのような期待よりも緊迫感あふれるサバイバルをきたしていたので若干残念な思いはあったと思う。
しかもまさかの続編へと続く終わり方。これはもう大作でしかあり得ない企画で本当であればこのシリーズなどでは到底やれるはずのない終わり方だった。制作会社は何をとち狂ったのか?とはいえしっかり続編が上映していることを鑑みればあながち会社の目論見はハズレだったのではないのだけれども。
とにかく主人公スパイクの成人の儀式からの父の裏切り。しかしこの父も自身の性欲に振り回されただけのどこにでもいる父親で本当の意味での悪い親ではない。そして島にいる謎の火が医者であることを明かさなかったのも母想いの息子が無謀な行動に出ないようにするための行動であったし、スパイクが無謀な行動に出たのも父の母に対する裏切りを知ったための行動だった。そして良かれと思ってとった行動はどうにもならない現実を突きつけらるというなんとも悲劇であり成長に伴う痛みでもあったであろう。そんな少年の物語がしっかり描かれていたと思う。
だが逆にそれが余計だったのだろうなと感じるのはきっと僕だけではないと思う。
なのでこの作品は面白いはずなのに、何か見る側の期待を外しているのではないかという思いで★が3つになってしまった。実に謎な作品だったと思う。
28年後のゾンビがこれでいいの?
新作公開に向けて、「28日後」、「28週後」の再見を得て本作品の鑑賞です。映画館公開時に見逃してしまって、今回が初見なんですが、またガラリと雰囲気がかわりましたね。
前作までの流れとしては、半年後(28週後)に復興の兆しが見えていたのに、結局28年経ってもダメだったってことですかね。
隔離された島の中では、それなりの暮らしが送られていたみたいで、平和な感じもするんですが、イギリスの国としては、ほぼ壊滅状態みたいです。
本土への冒険が大人の仲間入りみたいな風習があるようですが、何の意味があるんだろう?
感染者は野生化が進み、ほぼ全裸で走り回るのが、より異常さを強めていたと思います。変にデブデブした感染者もいたけど、なんか意味があるんだろうか?
【ネタバレ】
ファンの人には申し訳ないですが、何とも突拍子のない話で、自分的にはイマイチでした。全然引き込まれない。
父親の浮気現場を目撃して、全く信用できなくなった息子は、病気の母親を医者に診せるため、危険地帯の本土へ乗り込む。
どう考えても、厨二病くらいの年代の少年に実行できるとは思えない。
おまけに、最後には一人で本土で生きていこうとする。
医者を名乗る男も、何故本土に居座るのか?この20数年間、危険地帯でどうやって生き延びたのか?
感染者の妊娠もよくわからないし、産まれた子が非感染者だとしても、それを受け入れられるのか?感染していないことも証明出来ないし、保菌者の可能性もある。
冒頭で生き延びた子供がラストに成長した姿で現れたけど、なんか教祖みたい。第二部は、ここが舞台になるんだろうけど、「君と世界が終わる日に」を彷彿するような展開だった。わざわざ映画館行かなくても、配信とかでやるのを待とうかな。
28年経ったら重厚と鈍行
実際に28年後…とはならなかったが、前作から18年、1作目からは23年を経て、三度ゾンビ・ウィルスが蔓延した世界のその後が描かれる。
『28日後…』は、ゾンビ映画に新しさをもたらした画期的な作品だった。
ゾンビと言えば死者が蘇るのが定番だったが、本作が最初ではないが、ウィルス感染によるゾンビは目新しかった。
走るゾンビも衝撃的だった。呼称もゾンビではなく“感染者”。
同年で同じウィルス感染でアクションに転化した『バイオハザード』共々、ホラーと言うよりスタイリッシュなスリラー作風も斬新。
デジタルビデオカメラによるざらついた映像がリアリティーを増長。
ゾンビに襲われる恐怖より、絶望的な状況下で人が人で無くなっていく狂気の方が恐ろしかった。
ゾンビ映画は毎年のように作り続けられているが、この頃を機にまた飛躍的にブームと進化していった感がある。
それはスタッフ/キャストからも窺える。
『トレインスポッティング』の後低迷していたが、本作で蘇り、後にオスカー監督となったダニー・ボイル。脚本のアレックス・ガーランドは今や『シビル・ウォー アメリカ最後の日』『ウォーフェア 戦地最前線』の監督として売れっ子。1作目時無名だった主演のキリアン・マーフィーもオスカー俳優だ。1作目2作目通しても、現在ブレイク/活躍している面々も。
続編『28週後…』は、ウィルスが沈静化した世界や人々の混沌を描き、あのウィルスを予見していたような節も。
このシリーズはレジェンド・ゾンビだった。
今回はどんな新しさと進化とレジェンドを見せてくれるのか…?
…ところが、どうしたどうした?
一応、批評面では高評価を得、興行的にもシリーズ最大のヒット。監督にダニー・ボイル、脚本にアレックス・ガーランドがカムバックしたというのに…。
見た人からは不評の声が目立つ。シリーズ期待外れの駄作、こんなの28シリーズじゃない。…
28年を経て、退化してしまったか…?
円熟を増したクリエイターたちの手腕の一方、不満の声も分かったりする…。
28日後、28週後と来て、28ヶ月後をすっ飛ばして(実際に『28ヶ月後…』の企画はあった)、28年後。
長期間空けた中で何を描けるか。
最初のパンデミックから28週目に一度は沈静化したものの、再び拡大(その経緯は『28週後…』で)。イギリス本土から強制隔離を余儀なくされた生き残った人々は、干潮時だけ本土と繋がる離島へ。
独自のコミュニティーや暮らしを築き上げる。まるで何十年も昔に戻ったような。
そこで生まれた命も。12歳の少年スパイクもそう。外界の事は何も知らない。
病弱の母アイラを慕い、威圧的な父ジェイミーに反発。
ある日、父と大人への通過儀礼の感染者狩りに出掛けた時、人が居ない筈の本土に火を見る。それがケルソンという変わり者医者のものである事を知る。
医者なら母を治してくれるに違いない。スパイクは母を連れ、本土に渡るのだが…。
島で生まれ育った少年が見た島の外、荒廃した世界。
世界は恐ろしくも、美しく、広かった。
ケルソンは変わり者ではあるが、賢人でもあった。
しかし、せっかく探し出した医者でも母は救えない。いつ命尽きてもおかしくない末期のガンだった。
母の死を受け入れられない少年に、賢人は諭す。
死を受け入れる事。決してそれは苦しく悲しい事だけじゃない。愛を忘れるな。
この絶望的な世界に於いて、少年は抑圧されたものを打ち破り、大人へとなっていく…。
体現した新星アルフィー・ウィリアムズ。
レイフ・ファインズもさすがに締める存在感。
文明崩壊後に見た人間の暗部、尊厳…。ダニー・ボイルとアレックス・ガーランドの再タッグは重厚さを以て描く。
島には戻らず、世界を彷徨する生き方を選んだスパイク。感染者に襲われた所を助けたのは…。
クオリティーや次作への期待は申し分ナシ。
なのに、何故か今一つ盛り上がらない。
やはりこのシリーズの特筆点は斬新さや鮮烈さだった。
本作の設定も悪くないのだが、ゾンビ×ディストピアが氾濫するようになった昨今、ありふれたそれになってしまっている。
展開の遅さも難。一本で済むような話を無駄に長く伸ばしているだけ。終末世界、アウトサイダー集団との出会い、おそらく次作で描かれるであろう人の恐ろしさ…。第1作は一本で描いていた。
その上でゾンビ・パニックのエンタメ性も交えて。
本作では新種の感染者が登場。地面を這いずり回るだけの醜い“スローロー”、体力も凶暴性もある“アルファ”。グロゴア描写も強烈。
しかし、これと言った見せ場に欠ける。パニックやサバイバルものとしても物足りない。
総ては次作へ。現在公開中の『28年後… 白骨の神殿』。
と思ったら、アナウンスされているように3部作。
それまで持つかな…?
そんな壮大にして、かつてのように斬新さや鮮烈さなど魅せられるものをまた見せてくれるのか…?
シリーズの価値が問われる、まずはのろのろスタート。
上映したときに観に行ったんだけど来週白骨観に行くんでその予習で再度...
予想外の方向に行くのがいい!
mement mori、memento amoris、いい言葉だ
mement amorisはケルソン先生の造語みたいだけど、いい言葉。
同じ病気で、同じくらいの子供がいる私には、心に深く刺さります。
序盤はやや退屈で、もう28日後と全然関係ないやん!と思いながら見ていましたが、ケルソン先生が出てきたあたりから、ガラッと空気が変わります。
ゾンビ(感染者)映画から、死を受け入れる物語に。そして主人公も、今まで拒否していた母の死を受け入れることにより、強くなります。
いい映画だなぁと思ったラストもラスト、急に変な雰囲気になってしまいますが、そこはまぁ忘れます(笑)
28年後の続編を観るために、今日1日で、28シリーズを3作一気見、なかなか疲れましたが、面白かったです。
宴会シーンまでハッピーエンド
宴会シーンが実質エンドロール
前半、父子が謎の理由で本土調査(目的?知らん)に向かい、「ゾンビ自己紹介タイム」とばかりに色んな種類のゾンビとご対面。お決まりのトラブルにより廃棄で一晩過ごすも、建物が突然崩落して夜の屋外に放り出される。命からがら海上拠点村に帰還、からの宴会シーン——ここで再生停止が正解。
以降視聴しながら声にした 28選
1. 父親の不倫必要これ?
2. お母さんアルファじゃないんかい(複数回
3. お母さん走れるんかい
4. 少年がとにかく無責任すぎる
5. 追いかけられる時の距離感都合いいな
6. そもそもなぜ母を連れ出すんだよ
7. お前が医者を連れてこいよ
8. 2回目移動中はゾンビ出現ほぼなしかよ
9. 軍隊シーンなに突然
10. エリックの扱い雑すぎ
11. 少年のエイム力どうなってる
12. 少年2回目急に強気すぎる
13. リンゴ10kg以上あるだろこれ
14. お母さんゾンビと通じ合う能力なに
15. アルファが背骨まで引っ張るのなに
16. 鉄扉なのに壁古木って(素材統一して)
17. お母さんのステルスキル能力なに
18. アルファの説明詳しくしろよ
19. アルファのアルファがでかすぎだろ
20. 密室ガス大爆発は伏せで無傷か
21. ガス吸い過ぎだろこれ
22. ゾンビにガス効くの斬新だわ
23. 近接武器持たないのなんでなの?
24. 折りたたみナイフに背景ないんかい
25. 矢の本数少なすぎ
26. 焼いたドクロ真っ白綺麗すぎ
27. お母さん瞬殺で少年落ち着きすぎ
28. 最後のテンション世界観壊しすぎ
最後まで観てしまった自分を責めたい。
暴力的世界の中の少年の優しさがメインテーマ
うーん…
ゾンビロードムービー
過去の作品の内容はおぼろげだが、 過去の世界観とは別物の作品な気が...
工夫が見られてけっこう良かった
なんか気持ち悪い。監督のこだわりが伝わってくる!!
アーロン様…
28年後。この言葉が呪縛となり、素直に楽しめませんでした。「28日後…」は、あっという間に感染が広がっていって、人間は成す術も無かったんだなというのが伝わってきたのですが、本作においては「28年後」という数字にいまいち説得力がなかった印象です。
28年あればもうちょっとなんとかなったんじゃない?警戒してんだか油断してんだか微妙なゾンビ対策には学習能力が疑われるし、子供と父親2人だけで危険な場所へ行くとか正気じゃない。ゾンビ舐めんな!(何目線よ…)この辺は「ゾンビランド」や「ゾンビマックス」、「ランド・オブ・ザ・デッド」辺りが上手いことやってたかな…。
あとキャラクターに魅力がない…というかお父さんがね…。せっかくのアーロン様なのにマジで勿体ない。なんかセリフが浮ついている感じ。説明が難しいですが、ストーリーの為のセリフって感じで、「28年ゾンビと戦ってきた戦士」って感じがしなかったです。
それでもゾンビの造形、襲ってくる勢い、グロ描写は流石でした。その点においては続編としての貫禄を見せつけた感があります。それだけでもゾンビ映画としての価値は十分なのでこの評価にしました。
それにしてもまだ続くんですよね、これ。だいぶ風呂敷広げましたからね…。本作は体調不良で劇場で観れなかったので、次回は劇場で見届けたいです。
全くの無知な観客で、スミマセン。
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