沈黙の艦隊 北極海大海戦のレビュー・感想・評価
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時間を忘れるくらい見入った
作品が作品なので平均年齢高めに苦笑(銀英伝ほど諸先輩は多くはないが、老夫婦まで見に来ていた)。前半は北極海での息をつかせぬ潜水艦同士の一騎打ち。相手の戦法が見えない緊張感の中での戦闘にはらはら。全容が解ると一騎打ちじゃなかったが、それに勝利して進路を米国へ。そこには太平洋第7艦隊が待ち構えており、どうやって勝つんだと思っていたら、艦隊の猛攻を受けて浸水するも魚雷を1発も打つことなく勝利。もうここはドキドキして、最後海の上を飛んだ時には声に出さないが笑ってしまったw原作は読んでいないので純粋に楽しめた。
映画館での迫力がすごい
ようやく観に行けました。
原作は読んでいないので、純粋に映画として楽しんだ。
以前の作品を観てようやく追いついたところで本作。
大画面で見る迫力がすごい。
戦闘シーンのCG・VFXは、時々同じような映像があったような…と思わないでもないが、息つく間もないスピード感に、そんなことはどうでも良くなってしまった。
政治の場面も、それにあおられるようにスピード感を感じられた。
戦闘内では敵側でありながらそのエピソードに涙してしまう部分もあり。
原作を読んでいる方には物足りないという意見もあるが、純粋に映画だけの人間にとっては、十分にあれだけでも心に響いた。
作品として世界観が完成されており、練り上げられている印象だった。
おりしも現実世界でも各国の政治が騒がしく、各地で戦争が行われている時代。
武力ってなんだろう、平和ってなんだろう、と、ふと考える。
今各地で行われている戦争で、毎日のように兵士は戦死している。
傷つきたい・死にたいという思いで戦地に行く兵士は一人もいない。
敵でも味方でも、戦地に赴く兵士のそれぞれに家族があり、悲しむ人がいる。
戦地では「戦争をやめたい」「早く終わってほしい」と多くの人が思っているだろう。
でも、戦争を始めて続ける判断をしている人は、そこには絶対近づかない、安全圏にいる権力者なのだ。
しかしその権力者を選ぶのは、民主主義国においては一般の国民で、同時に兵士本人、兵士の家族、知り合いだったりもする。
政治家に突きつけられている決断は、同時に国民にも突きつけられている。
この映画のように、権力者が自分の決断を振り返り、戦闘を止められる日が早く来てほしい。
完全フィクションで「漫画の映画化」なのに、戦後80年に並ぶにふさわしい映画だと感じました。
潜水艦同士の魚雷戦は見ごたえあり。
今作も期待通り面白かった
面白かった、今年一番
春の祭典
「我々の真の敵はこの海の向こうにいる。聞こえるか、ベネット大統領?」
海江田艦長(演:大沢たかお)の下、独立国「やまと」を宣言した米原潜「シーバット」は、日本と軍事同盟を締結し、東京湾で補給を受けた後、ニューヨークでの国連総会出席のため北極海を航行。対する米政府はベイツ艦長指揮下の最新鋭原潜を北極海に配備し、やまと撃沈のための「オーロラ作戦」を発動する。国内では竹上首相(演:笹野高史)が衆院を解散、民事党を離党して新民事党を設立したうえで総選挙に臨む。
後半のキーパーソンである民事党鏡水会幹部・大滝(演:津田健次郎)が今回から参加。コミックスベースでは単行本9巻〜20巻まで一気に話が進行した。また、冒頭に前回までのダイジェストはあるものの、コミックスを読んでいるか、或いはAmazonでのドラマシリーズを全部観た前提で観に行かないと話について行けない。
ここまでやってくるとは。本音を言えば原作を読んでいたことを後悔した。ベイツの謎や海江田の行動、そしてニューヨーク沖でのナイアガラ作戦など、読んでいたために展開を知っていたのが却って悔しい。海江田四郎は鯨に喰われない男だが、当然だ、彼自身が鯨なのだから。それも特大のモビー・ディック。だがこの海の怪物は同時に地上の世界に平和をもたらすとされている。前回で「技術的限界」を感じ、本作も「配信でもいいか」と後回しにしていたことは私の失策である。原作民としては、映画の海江田はどこか人間くさいところがあり、もっと超人的な存在であってほしいと思うが、これも時代の変化として受け入れるならアリだろう。ただ、これからどうやって着地させるのか?後半は政治劇がメインになるので、これまでの目玉であった大規模な戦闘シーンはない。とはいえこのままドラマで全て完結というわけにもいかないだろう。全て計算したうえでの制作だとは思うが、次作でスケールダウンするのではないかという不安がややつきまとう。
グッドモーニング、ニューヨーク。
原作の凄さを思い出しました
最近、海上自衛隊も原潜を持つべきだというニュースがあったけど、沈黙の艦隊を思い浮かべ、思わず映画館に足を運んだ。原作は1988年開始で、平成が始まる前の年。その時代に1隻の核武装した原子力潜水艦が世界のパワーバランスを変えていくというデカすぎるスケールの大きさに心が踊ったが、それが30年も経った今、現実に議論されていることにかわぐち先生の先見の眼があったのだと感心させられた。映画自体はCGのお陰でよくまとまっている。原作を読んでいれば特に感動はないと思った。
原作にもっと寄せて欲しい
映像は今まで通りリアルで良かったです。ただストーリーはノーマンベイツを撃沈に追い込んだ魚雷のプログラミングのシーン、ニューヨーク沖で空母JFKとの激突シーン、ここは原作の中でも一大名シーンでもあるので是非映像化して欲しかったです。そこに至る迄のナガブチ大佐の日系人であるがゆえの心の揺らぎなども描写して欲しかったですね。北極海大海戦なのでアレキサンダー、キングとの戦いからニューヨーク沖に到達した所で次作につなげてもよかったかも。その間に戦略原潜を各国浮上させるところも海江田が世界を動かしたシーンなので入れてもよかったと思います。やまとが空を飛ぶシーンも敵に畏怖の気持ちを抱かせつつ爆圧を空中で回避、ここも解説がなかったので原作を知りたい方には伝わりづらかったと思います。
フィクション漫画の実写
早起きして朝一の「ワンバトルアフターアナザー」を新宿のピカデリーで見ようと早めに映画館ついて座席でくつろいで空席多いなと思ってCMや予告編見てたらうとうとして「沈黙の艦隊」の予告編やっているがずいぶん長い予告編と思ってましたが、もしやスクリーンを間違ったかもと思ったものの今さら「ワンバトルアフターアナザー」に行っても20分は過ぎててこのまま見続けてみようと思って「沈黙の艦隊」視聴モードに入って完視聴しました。おそらく両隣のおじさんのどちらかは私の席だったに違いありません。どちらかの方大変申し訳ございませんでした。しっかりと見させていただきました。ありがとうございました。映画館前段のど真ん中とアクションもの見るには絶好の位置でした。
私は読んでなかったのですが「沈黙の艦隊」は週刊モーニングに連載されていて人気を博した漫画でまだまだ日本が今より元気な時代で経済大国だ、バブルだなどと言われて粋がっていて、アメリカに対して物言いたいと図に乗っていました。その頃の漫画としては時代性にマッチしていたのでしょう。しかし、今から30数年前で今の日本の置かれた状況からするとなかなか時代にそぐわないテーマの映画だと思ってしまいました。抑止力としての、大国に支配されない独立軍事としての、最強である核兵器によっての、平和維持軍の役割を果たすというのですが確かに国連軍が機能していない現在に一つのグッドアイディアでありますが漫画の域を超えていない気がします。漫画だったから極虚構でもよかったのですが実写となると戦闘シーンにしても人物描写にしてももう少しリアリティがほしくなります。
そして何よりもシリーズ物なので前作を見ていない人にはかなり興味がわかないものになっていて私にはハードル高かったです。
どこに投票しますか?
正義とは、力であるという矛盾。
映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」を観てきました。随所に最新VFXを盛り込み、迫力満点のアクション映画に仕上げたことに、まずは大きな拍手を送りたい。ただ、コミックを愛読してきた自分にとっては、物足りない部分もあったのも確か。ほんとに、みなさまに聞きたいよ。これでいいの?これでみんな満足なの?って。
原作では、米国のみならず、ソ連が、中国が、それぞれの思惑で立ちはだかってきたのに、そこ割愛ですか。。事情はわかるけどね。ベネット大統領のいくつもの名台詞も、これまた割愛。あれがいいのに。息子に突きつけられた正義の意味とかさ。彼もまた、他者の力を借りなければならなかったってこと。あるいは、ぼんやりしか覚えていないけど、確か日本の神社はのし紙で守られてる、って言ってなかったっけ。あれはしびれたなあ。かわぐちかいじさん、割と古風だよね。
大沢たかおさん、ほんとにかっこよかった。海江田艦長の凛々しさを再現できるのは、確かに彼ぐらいだろう。原作では、もう少し意地悪っぽいところもあるんだけどね。あと、自分がぐっときたのは、上戸彩さん。ヘリコプター機上からながめる彼女の表情がすばらしかった。彼女の起用は大正解だったと思う。そこは強く言いたいです。と、党首会談のところはやや冗長だったかな。どうしてだろう。それが時代なのかも。届きそうにないけど、届いてほしい。今がたぶん、ぎりぎり。
随分広々した艦内だな
達する。劇場で見た方がよろしい。
前作同様、追ってシリーズで配信されると思う。思うけど、劇場の音響で見たくて鑑賞。2時間をきっちりいくつかの山場を作って見せる良作、多分シリーズで見るよりいいんじゃ無いかな、と思いますよ。
スジは途中でしっかり戦闘しちゃってめでたしというのは現実には無かろうに、それをなんとか上手にはぐらかしてる笑。クレジットにクレディウス脚本部ってあったから何人かでブラッシュアップしたんだろうな。良いよ。
潜水艦映画を見に行って選挙の場面で気持ちが盛り上がるのを体験したのが新鮮。何十年も前に読んだ原作をうっすら思い出した。
あと夏川結衣の政治家は他でも見たかと思うけど、風吹ジュンが意外にはまってて良かった。ツダケンがヘリで近づくのは漫画過ぎだったな。
みなさん高いですね(・・;)
アマプラ予習必須。でも素晴らしい👏
アマプラドラマに続くストーリーのため、予習必須ですが、素晴らしかった。
知らない方用にサラッとお話すると、日米で秘密裏に開発された原子力潜水艦を天才的な操舵術を持つ艦長、海江田がジャックして、アメリカからも日本からもテロリスト扱いされて戦闘するも、海江田の悪魔の戦術で勝ちきって、乗ってるシーバットという潜水艦を「やまと」という独立国として建国を宣言して、日本政府、アメリカ政府に条件を突きつけていく話。
今回の映画も北極でのアメリカ海軍の最新式潜水艦と対峙するのがメインなのですが、単に海江田に感情移入するようには作ってなくて、何ならアメリカ軍の視点で見入るように描かれて、しらんうちにうるっときて、びっくりした。戦争映画って、どっちかの視点で描かれるものがほとんどだけど、こんな見せ方するのは本当にすごいと思います。
ゴジラ1.0で海水のCG制作のドキュメンタリーをテレビでみた、白組も参加しており、水の表現もさすがのクオリティでした。
個人的には⭐️5なのですが、予習必須なので⭐️4としました。
前作に続いて…⭐︎
23年に続いて独立国家となった潜水艦やまとの大沢たかお演じる海江田艦長とその乗組員の物語。
TVで公開前に特集を放送したので、ようやく自分も鑑賞した作品と思い出したけどすっかり抜け落ちてしまっていた。
でも、再度見てやはり面白かったので今作も鑑賞。
平日の午後の上映は8割年配と中年の男性、1割若いお兄さん、残り僅かに女性という客層でした。
23年当時より世界はどんどんきな臭くなって来ているので、「やまと」のような存在は待たれるのかも
しれないけど…。
潜水艦の闘いの様子は面白くて、やまとの乗組員 海江田艦長はもちろん副長の中村蒼、個人的には
ソナーマンの溝口拓男がとても良い。
戦闘シーンは白組が関わっていることもあり、とてもリアル。
アメリカの攻撃型原水の2艦に兄弟の二人を組み合わせたりしてドラマを盛り上げたりして、
最後まで惹きつけられる。
「やまと」が主役だから当たり前だけど上戸彩のマスコミ勢は貧相だし、政治勢は津田健二郎がありえない設定
(ヘリコプターで北極⁈)で良いとこだけとっていって、なんだかなぁ…。
原作は未読だからわからないけど今回は前作以上に続くという雰囲気で終わり、ファンは待ち遠しいんだろう。
妙にリアル?
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