「懐かしさと物足りなさ」沈黙の艦隊 北極海大海戦 haruさんの映画レビュー(感想・評価)
懐かしさと物足りなさ
かつて連載時に夢中になって読んだ『沈黙の艦隊』を、今改めて映画で鑑賞してみた。原作の迫力や緊張感を覚えていただけに、現実世界とのギャップに少し冷めてしまう部分もあった。
国家として独立を宣言するという出来事は、世界史的にも極めて重大であり、国際社会に大きな衝撃を与えるはずだ。しかし映画ではその重みが十分に描かれず、登場人物や視点も日本とアメリカに限られているため、国際的な緊張感や政治的葛藤が薄く感じられる。ストーリーとしての厚みがやや不足しており、原作のスケール感を期待すると少し物足りなさがあり、もったいないと感じた
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