「サブマリナーの男臭さ」沈黙の艦隊 北極海大海戦 カイジラさんの映画レビュー(感想・評価)
サブマリナーの男臭さ
沈黙の艦隊自体、世界を変えるというキャプテン海江田の情熱、理想を中心にそれを巡る男の物語
(ラスト以外、原作に女性は登場しない)
彼を心酔するサブマリナー達の男臭さとオイルの匂い。日本のみならず、アメリカの政治家の国家、世界を憂う気持ちとその裏にある計算打算、魑魅魍魎としてドロドロとした人間模様。権力を求め止まない人間の心の闇
そんな人間臭さが原作の真骨頂
もちろん、男だけでは映画は作れない。興行収入も計算しながらの作品になるのは理解する。それでも政治家含めてキャスティングがイマイチなのと(鏡水会の大滝役は◎)、北極海対戦という割にはベイツ兄弟との対戦の描写があっさりで拍子抜け。後半の北大西洋艦隊との激突なんかはビックリするくらい浅い笑
凡庸になっちゃって、少し残念
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