「ULTRA 4DXで観るべき」沈黙の艦隊 北極海大海戦 とうきさんの映画レビュー(感想・評価)
ULTRA 4DXで観るべき
たぶん今まで観た映画の中で、一番4DXに合う作品!
海に潜る場面や攻撃を受ける瞬間とか、潜水艦と一体化して追体験しているようで新鮮だった。
ストーリーは「やまと」の動きと、それを取り巻く世界情勢(主に日本とアメリカ)で構成されていて、政治色も強め。
でもその静かな時間から一気に宣戦布告モードに入り、座席が動き出して、画面が一面から三面に切り替わる瞬間は「ヤバい!来る!」と、ULTRA 4DXならではの緊張感と没入感が襲って来る!
原作は漫画だから、やはり潜水艦にあまりあり得ない動きやちょっと都合よすぎる展開など、戦いにリアリティが欠けてる部分はあるが、それを補って余りある迫力とスケール感、そして何よりメッセージ性。特にアメリカ入国戦での海江田の予想外の「反撃」は、ただの戦争描写じゃなく「戦争を手段にして対話しようとする物語」なんだと気付かされて感銘を受けた。
政治や哲学の要素は「難しいから退屈」と思う人もいるかもしれない。でもこの作品のテーマにとっては欠かせない部分で、むしろそういう深い話が好きな人には戦闘シーンと合わせてかなり楽しめると思う。漫画の実写という枠を超えて、規模も深みもある映画だった!
前作は目的も分からず続編あるのも知らず、「どういうこと?」って不明なまま終わった感じだったけど、今作は期待以上。ぜひこの勢いでさらにシリーズ化してほしい!
PS:今作はドラマ版の内容を引き継いでいるので、前作映画を観た人でも事前にドラマシリーズをチェックしておくのがおすすめ。しかし観たことなくても何となく作品のテーマを理解できるし楽しめるから、今作を先に観てからでもよい!
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