「いやいやいやバカですよ国民は」沈黙の艦隊 北極海大海戦 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
いやいやいやバカですよ国民は
日米が共同開発し、独立国「やまと」を宣言したチート原子力潜水艦と、それに煽られ衆議院解散総選挙へという流れになった日本、そして「やまと」と対峙する米海軍の話。
前作のダイジェストから始まり、ベーリング海峡から北極海を航行しNYを目指すやまと…と進行するストーリー。
相変わらず原作未読、配信ドラマ未鑑賞で鑑賞したけれど、前作よりは言っていることやっていることは理解できるし、戦闘もなかなか見応えがある感じ。
ただ、ノーマン・ベイツってネーミング、マジですか!?からの、ジョンはなんでそんな盲目的で?だったり、なんで近くにいてすぐに行動に移らない?だったりand more…と疑問に思うところも…。
原作ファンにはそうではないのかも知れないけれど、そんな思い入れもないキャラに泣きの回想シーン入れられてもとか、落ち着いた印象を与えたいのか知らんが、相変わらずゆっくりで緊迫感の無い話し方しかしない主人公だったりと妙にタルさを感じるシーンも。
やまとの立ち位置も、日本のテロリストなのか独立国家なのかと中途半端な感じもするし、そんなに簡単にアメリカがそんな選択を?と端折った感もあってもう一歩というところかな。
全何作にする気かわかりませんがある程度端折るのは仕方ないと理解しています。
私的にも前作よりは断然面白かったですし。
それにしてもノーマン・ベイツも今やそんな感じなんですね…なんかさみしいですね。
共感ありがとうございます!
原作は9年間かけて完結した長編なので、詳しい解説に尺を使うと「国宝」と「宝島」と「風と共に去りぬ」を足したくらいの尺になってしまうので、大雑把に端折るのは仕方が無いですね。
ノーマン・ベイツの名前が出てきたときは苦笑してしまいましたが、まわりの人にこの話をしても「何それ、美味しいの?」状態だったので、ヒッチコックも昭和世代も絶滅危惧種なのかも知れません。
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