「男尊女卑の突破口を開く女傑」マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
男尊女卑の突破口を開く女傑
全くの不勉強ながら、
20世紀初頭に、
知的障害のある子どもたちの教育メソッドを構築した女性がいたことにまずは驚き。
高級娼婦リリの娘に知的障害があり、外面を気にする彼女は娘のことを恥ずかしいと思っていて
外では娘を酷い扱いをしている。
ただ、マリアの教育を受け日々成長する娘を見るにつけ、リリの気持ちも変わっていくし、
マリアへの信頼・共感が増していき、マリアへ助力をしていく。
モンテッソーリ・メソッドの根幹が母の愛情というのも、ちゃんとその背景が描かれていて、
人間ドラマとしても秀逸だ。
この映画を観なければ、恥ずかしながらモンテッソーリ・メソッドを知るきっかけは
なかっただろうと思う。
こういう出会いが映画ならではだと思うし、私が映画を観るモチベーションにもなっている。
半世紀生きてきて、まだまだ知らないことがあるというのは、
私自身の生きるモチベーションにもなる。
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