「女性の医者に賃金払わないなんて」マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
女性の医者に賃金払わないなんて
世界的に広がりをみせる教育法、モンテッソーリ教育、の生みの親マリア・モンテッソーリの半生を映画化。
1900年頃のイタリア・ローマで、イタリア初の女性医師・マリア・モンテッソーリはフランスの有名な高級娼婦リリ・ダレンジと出会った。リリは娘に学習障がいがあることを世間に知られそうになったため、自分の名声を守るためパリからローマへ逃げてきたのだった。この時マリアはすでに画期的な教育法の基礎を築いていて、リリはマリアを通して、障がいを抱える子どもとして見るのではなく才能を持つ1人の人間として、ありのままの娘を知っていくようになった。マリアに共鳴したリリは、男性中心社会の中で悪戦苦闘する彼女の夢の実現に手を貸し・・・そんな話。
モンティソーリという言葉だけ聞いたことが有る、程度の知識で鑑賞。
女性だったのか、とか、医師だったのか、とか、押し付け教育じゃないんだ、とか色々知ることが出来た。
マリアがイタリア初の女性医師で、当時男性社会の中、医師としての仕事はもらえず、最初はボランティアだった事に、時代を感じた。なんでもパイオニアは大変だったんだと改めて思った。
ただし、もう少し教育法について特徴を知りたかったが、そこはサラッと流された感じで少し不満。
マリア役のジャスミン・トリンカとリリ役のレイラ・ベクティは2人とも美しく華があった。
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