「戦後80年」木の上の軍隊 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
戦後80年
夏になると戦争のことを少し考えます。戦後生まれなので、原爆投下も玉音放送も知識として知っているだけです。今作の他にも戦争を題材にした映画が公開されています。あまり観たい気持ちにもなれずにいたのですが、たまたまラジオに平一紘監督が出演されていて、興味を感じました。沖縄県出身の平監督は、沖縄戦に特段の思い入れもなく、敢えて目を向けることもなかったという話から、監督のオファーに戸惑いつつも原作を読み、調べていくうちに、歳の差のある上官と兵士が木の上でたった2人の軍隊を作り、戦後2年間にも渡って戦っていたという事実を描く意味を感じるようになった、というような話でした。様々な戦争映画がある中で、個人的に「父と暮せば」(04)は特に好きな作品なので、井上ひさし原案、こまつ座の舞台が元になっているということでも興味を感じました。戦争の悲惨さをリアルに描いたものもよいのですが、悲惨な戦時下でもユーモアや笑いを忘れず生き延びようとする人間の健気さや儚さにこそ、深く感銘を受けます。舞台版で上官役だった山西惇がちょい役で出演してましたが、戦後2年間も木の上の生活をやめなかった強情さ、滑稽さ、哀しさ、愚かさ、しぶとさのようなものが山西さんの上官で観てみたかった気もしました(堤真一さんも大好きな俳優でよかったのですが)。なぜ、戦争はなくならないんだろう。世界中の人がそう思っている中で、今現在も戦争が続いています…。
ひな様
コメント、ありがとうございます。
>赤ヒゲさんのこの「少し」や「あまり」に、コメントしたくなりました。8月15日の終戦記念日が近付くと、邦画の戦争映画を観なければいけないような義務感や罪悪感を、上手く表現していると思いました😙
私の心情を汲み取っていただき、ありがとうございます。ここのくだりはあまり深く考えずに書いてたと思いますが、義務感、罪悪感のような気持ちが自然に表れたのかもしれません…。戦争映画に限りませんが、できるだけニュートラルな気持ちで観れたら、と思ってます。
>戦争映画のレビューはとても疲れて、2本で力付きてしまいました。山田裕貴さんはずっと応援している俳優ですが、この映画のレビューはアップすることがないまま、今年の夏は終わりそうです🤭
確かに戦争映画を続けて書くのは疲れますよね(汗;)。次は楽しい映画のレビューを楽しみにしていますよ!
赤ヒゲでした。
赤ヒゲさま
>夏になると戦争のことを少し考えます。…今作の他にも戦争を題材にした映画が公開されています。あまり観たい気持ちにもなれずにいたのですが…
赤ヒゲさんのこの「少し」や「あまり」に、コメントしたくなりました。8月15日の終戦記念日が近付くと、邦画の戦争映画を観なければいけないような義務感や罪悪感を、上手く表現していると思いました😙
『木の上の軍隊』では、映画館に堤真一さんと山田裕貴さんの衣裳展示がありました。遊就館で見た軍服と同じようにペラペラのボロボロで、大戦末期の日本軍はこれがリアルなのか、と考えさせられました😗
戦争映画のレビューはとても疲れて、2本で力付きてしまいました。山田裕貴さんはずっと応援している俳優ですが、この映画のレビューはアップすることがないまま、今年の夏は終わりそうです🤭
共感ありがとうございます!
今年は戦後80年、戦争関係の映画が沢山封切られますね。自分はテレビをほとんど見ないのですが、たぶんテレビでも戦争関係の放送は多いでしょうね。戦争という外交手段は誰も使いたくないわけですが、日本の周りをチンピラ国家が取り囲んでいるので、戦争は嫌でも防御は必要というジレンマを解消する努力が必要ですね。
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