「海外の刑務所は日本より自由度が高めなのか」シンシン SING SING コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
海外の刑務所は日本より自由度が高めなのか
エンドクレジットでは登場人物の多くは“as Himself"の表記で出演していて、どうやって撮影したのか気になったのでパンフレットを読んだら、かつて収監されていた方々だった。そりゃさすがに現役の人は出せないか。
同じく収監者の演劇をモデルとした『アプローズ、アプローズ!』も面白かったけれど、今作は本人出演だからか、ところどころドキュメンタリーのように進んでいく。ステージを境に外の世界に触れ、それぞれの希望や葛藤などが交錯し、彼らの言葉が時にズンとくる。
パンフレットによると主要なシーンは18日間で撮影されたそうだから、リアルな雰囲気にも納得。
ステージのシーンもあるかと思って期待していたけど、そこはあまり重要ではなかったようで、そこまでの過程を観るものだった。
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