「一見地味だが地味にいい」シンシン SING SING K2さんの映画レビュー(感想・評価)
一見地味だが地味にいい
映画館サイトの上映スケジュールの写真1枚だけの情報でなんとなく興味を惹かれ...。
ポスターも見た記憶がなく、タイトルも知らなかったので、事前情報ゼロでしたが、写真の主演らしいおっさんの面構えが期待を感じさせました
(後から考えたら、アカデミー賞のノミニーにいらっしゃったような記憶が薄っすらある...ような)
近県で4〜5館しか演ってなくて、すぐに見られなくなりそうな気がしたので、とりあえず映画館へGO!
直感当たって、いい映画でした。TOHO CHINEMAS ◯◯◯、ナイスプレイ!!
ある刑務所内の限られた場所(中庭、食堂、独房、会議室、展望室...たぶん全部で10カ所くらい?)だけで進行する会話劇。絵的にもストーリー的にも地味な映画ですが、そこがいい。
後から紹介記事を見たら実話ベースの物語だったようですね。事前情報がなかったので、序盤は場面の状況がよく分からず、テーマを理解しようと自然と物語に引き込まれた感じでした。話が進むにつれ、登場人物(刑務所なんで当然、全員服役中の犯罪者)の境遇が少しずつわかって行き...という流れ
大どんでん返し、みたいなことはなく、地味に行き着くラストにジワッと来ます。そしてラストの後エンドロールを眺めていると、さらにジワジワっと来ます
鑑賞後、エンドロールで出てくる、RTA(Rehabilitation Through the Arts)について調べたくなります
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