近畿地方のある場所についてのレビュー・感想・評価
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原作知らない人ほど楽しめるホラー作品
原作が特殊で実写化作品になると聞いた際、雨穴氏作「変な家」の様な残念な映画になると思ったが総合的にそれよりもまともな作品になっている
序盤中盤の出来はいいが終盤が気に食わない原作ファンは多くいると思う
尺の事情なのかカットされてしまったエピソードがあるが、家族キャンプのエピソードはカットしてはいけない
そのエピソードが無ければラストのましろさまの説明がつかない
唐突に怪物が出てきても原作未読の方は最初は何なのかわからないと思う
ラストはオリジナル展開が続きそれに関しては実写版変な家に匹敵する原作改悪だと思う
序盤の演出が良かっただけに残念だと思った
ホラー作品として見る分には良作
原作勢は白石作品を予習して、未読勢は視聴後原作を読んで。
原作ファンです。
事前に賛否別れていることは把握していたため「原作エッセンスのあるパラレルワールド的な話/アンソロジー的な話」と割り切って見に行ったためそこまで落胆することなく楽しめました。
フェイクドキュメンタリーパートはしっかり怖かったですが、後半はコワすぎ。思わず笑ってしまいました。
映画で初めてこの作品を知った方は絶対に原作を読んで頂きたいです。映像とは全く異なる恐怖体験が楽しめますよ。
冒頭5分で興ざめ。B級ですらない
こういうホラー系は何か分からない得体の知れなさが恐怖になって観客の興味を惹くのに、最初の5分でガッツリ幽霊出てきて編集長目をくり抜かれるて、逆にビックリして興ざめしました。主演の2人が中々会社から出ずにずっと編集長が残した動画みてるのも退屈だったけどニコ生配信者の動画は本編より怖くて面白かったので、ずっとそっちの方を流してた方が良かったかも(笑)
ホラーとサスペンスのいいとこ取りしようとして中途半端になって失敗してる感が溢れ出ちゃってる上に、更に笑いを入れようとしたのか赤楚さんが幽霊に操られて菅野さんにビンタされるシーンなんか寒すぎて観てるこっちが恥ずかしくなるレベルでした。ラストもデカいイソギンチャクかクラゲが出てきて失笑(笑)ホントにドールハウスって完成度の高いホラー映画だったと再認識しましたー今年、ゾクゾクしたいなら断然ドールハウスがオススメです。後余談、菅野美穂さんて、こんな棒読みだったか?途中から慣れてきたなーって思ったけど、主にCMしか出てないから演技忘れちゃったかな
1番怖いのは菅ちゃんのビンタ!
ありゃ腰が入っててかなり効くで。それに顔芸がいい。笑えるね。
原作も読んでないし監督がどうこうは知らん。
それよりも始まってワーナー・ブラザースってきてよしよし始まり始まり〜と身構えたらどーんと出たのが『日テレ』………。ちょいと嫌〜な予感が……。
わかりやすく話が進んでいくけど何か物足りない。
ん?恐い映画のはずなんだけどなぁ。こんな感じでいいのか?なんて思っていたら点と点が繋がって謎解きタイムに突入。
あれ?これって?色々がTVサイズに思えてきた。
金曜ロードショー向けに合わせた怖さレベルに出血具合にコンプラにビビりながら作ったように思えてならない。
最後の方に出てきたあのコを観ていたら恐ろしさよりも「シラス丼食べてぇなぁ」と頭によぎったね。
サスペンス的展開を台無しにするラスト
途中まで積み上げた緻密なミステリーを非論理的な霊的現象でぶっ飛ばしたって感じ。
どんでん返しを演出したかったのかもしれんが、丁寧に並べたドミノを横からなぎ倒したようなめちゃくちゃな感じになっちゃったね。
ラスボスも愛らしい顔で全然怖くないし、あの岩も作り物感凄くて岩の登場とともに一気にB級ホラーに成り下がった。
怨念×エクソシズム×怪獣…欲張りホラー体験
ホラーは苦手なのに、友人に誘われて鑑賞。結果…とても後悔。映像と音響の薄気味悪さに終始ビクビクしていました。
物語は、オカルト雑誌の編集長が残した未完成の特集を、編集者・小沢(赤楚衛二)とライター・千紘(菅野美穂)が資料から読み解いていくというもの。調査を進めるうちに、ふたりは数々の怪現象に巻き込まれていきます。
ただ、ストーリーのつながりはやや曖昧で、「なぜここがこう繋がるの?」という部分は納得しきれず。ホラー要素も、日本的な怨念、西洋的なエクソシズム、さらには怪獣系のビジュアルまで登場し、まるで“怖そうな要素全部盛り”といった印象でした。
特に後半は、日本的ホラー特有のじわじわ来る不気味さよりも、気持ち悪さが前面に。個人的には、怨念系に絞った方が怖さが際立ったのではと思います(個人的な怖さの序列は、怨念 > エクソシズム > 怪獣)。
ホラー初心者としては、この混ぜ具合が“アリ”なのか“ナシ”なのかは分かりませんが、「何でもいいから怖い映像が観たい!」という人なら、どこかしらで刺さるはずです。
「見つけてくださってありがとうございます。」
まず原作読了された人は、新作と思って視聴されたほうが良きですね。
所々共通点はありますが、別物です。
内容としては、モキュメンタリー風のホラー作品。
編集者失踪の手掛かりを主人公達が探す道中、赤い女、見たら◯ぬ動画などに関わっていき、巡り巡り同じ地方に行き着くというお話しです。
怖かったですね。VHS(ビデオ)画質のインタビュー
とか90年代ホラーを思い出します。
音で驚かすシーンが多いので、心配な人は視聴考えるのも有りかと
ただ、最後のアレは、どうしてこうなった!と言いたい……
鑑賞動機:web投稿版10割
原作というかweb投稿版を読んで、演出含め、確かに怖いかもとおもったのがきっかけだったが。その個人的に反応した部分が映画だとやや薄めに思えた。
やはり終盤思いっきり見せてしまうのはちょっとなあ…。
菅野美穂はさすがの怪演。
期待値がすごかったけど
霊の物理攻撃がすごいのと(目ん玉のやつとかあんまりグロさは求めてなかった)
トンネルのお化け屋敷感と
さいご唐突にクリーチャー出されたのが
正直ひどかったです。。。。。
宗教のビデオの女の人の顔うつすところはめちゃくちゃ表現が怖かったです!!!!
もっとぬめっとした気持ち悪さを求めてました!
前評判が高かっただけに
久々の観るんじゃなかったw
はっきり言って、なぜそうなる?の連続。
伏線の回収はスカスカだし、説明も無し。
色々な物の作り物感満載だし、観てる人に好きに想像してくださいが多すぎる。
特に最後の白いアレは、どこぞのアニメ映画のパクリかと思わせるような見た目で、思わず笑ってしまったw
もっとリアル感を出してほしかった。
ストーリーの流れは悪くなかっただけに悔やまれる。ちひろさんがあの教団にいたところなど、きたきたーと思ったのだが、特に膨らみもせず。
同僚の男性があんなに気持ち悪い動きをしていた資料室を、よくあんなに平然と片付けられるじゃんw金魚の死を伝えるためだけにあのシーンは雑だったわー
最後に向かう道中の赤い服の女性と男の子は何のために?
轢いたのに何も無し?
モヤモヤが強かった
ストーリーは悪くなかっただけに悔やまれる
情念の恐怖
白石監督作品という事と、少し前に何かで原作をチラ見したから興味あって鑑賞。
個人的には大満足。
白石監督の恐怖演出が私には合ってるらしい。
ちゃんと怖い。レイトで見たので見慣れた帰り道ですら少し怖かった。
私は原作をチラ見した程度で、映画を見ながらあれ?こんなんだっけか?と思いながら見ていたのでなるほどなぁと感嘆しながら見れた。
原作が無くとも最後まできちんと見れば彼女の目的が何なのか、は分かるようにはなっているけれどそれ以前にクライマックスの映像のインパクトに慣れていない人にはこの映画は何だったんだ⋯?という感情にさせられてしまうんだろうなあとも思った。
最初は母親への情念が引き寄せた何かだったのが、母親と結びついてどんどんと大きな怪異になっていく
最初の赤い女があの程度で済んだのはSNSが普及していなかったからこそで、今になって拡散された事でアレがどうなっていくのか、本当に恐ろしい。
菅野美穂さんの演技は実に今回の女ライターにぴったりだった。
白石監督の作品は映像のインパクトが凄いけれどそれに負けていないのがまた凄い。
正直こんなの有り得ないだろ!これはギャグなのか?とも取れるような映像だけど見れば見るほどにクセになってしまう。
霊体ミミズ(ラストら辺のニョロニョロした何か)はもちろん、霊に対して何故か物理が効くと思ってるしやたらと暴力的になる主人公、そして何故か物理が効く霊体。
あまりにも白石監督過ぎて興奮すら覚えた。
お気に入りのホラー作品が増えました。
不気味だが、原作の良さは出ていなかった🐒
脚本の大石哲也さんは「それ。がいる森」や「スマホを落としただけなのに」3部作等、数々の微妙作品に長年関わっていて不安でしたが、やはり構成がイマイチに感じました。個々のVTRは白石監督の持ち味で不気味な作りですが、それぞれが事件や都市伝説、ネットホラーとして単体で面白い訳では無く、原作の醍醐味である話が1つに繋がっていく面白さも感じませんでした。また昔から菅野美穂さんの籠る様な喋り方が苦手でしたが、本作の役柄も初めから信用できず、楽しめませんでした。終盤、車で特攻したりギャーギャー喚くシーンは要るのでしょうか。ラストで「近畿地方のどこかはどうでも良い。大事なのは(観客に)呪いを拡める事。(本作を)見付けて下さってありがとうございます」と自己責任系ホラーで締めるには、演技力が弱いと感じました。同年公開「#真相をお話しします」ラストの大森元貴さんの方がまだ、観客に問う感じが出ていたと思います。小沢も頼りないですし、黒い岩(マサル)はまあ若い嫁を欲しているので、生贄は若い女性が良かったです。村人に迫害されたマサルが、黒い岩に頭を打ち付けて死ぬ過去シーンと、「柿食い問答」の簡単な説明(柿を「ちぎる」と男女の「契る」を掛けて、マサルが性交の相手を探している)は欲しかったです。佐山の妻が奇声を発しながら、バタバタ走り回るシーンは不気味で良かったです。特にファンでは無かったのですが、原作の凝り具合や良さが改めて分かって良かったです。マサルだけでも描ききれていないので、赤い女とアキラは限りなく省略で良かった気がします。(追記:入場特典の小説に宇宙人の記載がある様で、私は見当違いの事を書いていて笑えました。それまで宇宙人の伏線無しに、最後だけ弄るのは雑に感じます)
終盤までは良かった
普段ホラーとか見ないけどフラッと鑑賞。
前半のVHSやニコ生の映像を見てる時間が一番楽しかったな。
チェーンメールやニコ生、呪いのビデオとかは世代だったから懐かしさもあったし良く作ったなと思う。
中盤で元編集長に会いに行った辺りから理解が追い付かなくなったけど、バールのようなもので石を怖そうとする菅野美穂で笑ってしまった。まぁ壊す気無かったのなら正解なんだけど。
ラストの怪異は顔がまんまコダマで笑っちゃったよ。
結局親子の怪異は何がしたかったのか?石は何なのか?良く分からなかった。
配信されたら雑に見るくらいがちょうど良い作品だと思う。
観終わった後に考察必須
予告の段階から期待度が高そうな感じが伺えたが、他の人のレビューにもある通り途中までの佐山が失踪する手がかりを掴むところまで、特にビデオ映像が本当に昔ながらの画質で首つりの部屋とか、観たら死ぬビデオとか本当に怖かった。中盤でまさるさまが出てきてどうエンディングに持っていくのかなと思っていたら、佐山も呪われていたことも解り、意味深なメッセージとあまのいわと宗教から最後どうなるのかが何となく予想できたが、まさか霊を車で轢けるとは思わなんだw
最後にはラスボス登場。気身は悪いが怖くはない。展開が早すぎて小沢が何に襲われたのか解らなかった。。。途中まではストーリーの組み合わせがうまいなぁと思いつつ、エンディングで呪いはまだ続くとホラーものにありがちな終わり方でそれはそれでいいのだが、一回で解らない点が多く、考察サイトを観るとあれはそうだったのかと理解でき、ここまででワンセットか。
このオチはちょっと・・・
原作が好きで、映像化したらきっと怖いだろうと期待してました。
まず全体の感想としては、うるせえ。単純に効果音、BGMがうるさい。
恐怖演出でもないところで鳴る不必要な和太鼓はなに?
あとここが映像化したら絶対怖いぞ!と期待していたシーンが全く映像化されていない。
なんで?
そんであのオチはなに?急にSF。
日本のホラーが最後の最後で地球外生命体に乗っ取られた。
怖い日本ホラーだったのはトンネルまで。
個人的に見どころは九十九黄助の名演技だけ。
九十九黄助のファンならあのシーンだけは見る価値がある。
ひどい
とんでもない大音量でビビらせてくるだけ。内容薄いし謎も多いし意味がわからないくだりが多い。久しぶりにこんな駄作を映画館で見た。
星0.5も付けたくない。
まさるさまと幽霊親子の関係は?
幽霊親子はなんで襲ってくるの?
団地で飛び降り自殺したのはなんで?
編集長共々奥さんがおかしくなったのはなんで?
何も分からないまましょうもない話続けられてすごく退屈だった。
強いて言うならニコ生の所と最後のコダマみたいなやつが出てきたところが笑えた。
※ご覧のスクリーンは正常です
小説にはまったく惹かれなかったが、よく見かけたし、菅野美穂だしで鑑賞。
序盤はひたすら資料映像ラッシュ。
画質は荒いしカメラは揺れるしで見づらいことこの上ないが、まぁここはリアルな部分か。
家で見てたらTVが壊れたかと思うようなノイズや静止も、雰囲気出しとしてはアリ。
しかしなんだか一つ一つが冗長な気が…
YouTuberのとこは飛ばし飛ばしかと思いきや動画の時間は5分台で、え、ほぼあのまま上がってたの?
クイズ番組の映像は、街ブラ系でもこのままは使わないという程のグダグダ感。
それでも中盤までは、謎の貼り紙や“まさるさま”と“ましらさま”といった緩やかな繋がりで興味深く観た。
しかし終盤、撒かれた“点”は像を結んでくれない。
貼り紙の「了」は分かったけど「女」は?
首の折れた少年と赤い服の女は了母子だとして、何故ああなって一体何をやってるの?
「見つけてくれてありがとう」も冷静になると意味不明。
目玉を取られることも、それに小沢が襲われることも、目玉が球体でないことも、理由が分からない。
冒頭で佐山の目を奪ったのが(未来の?)自分なのも謎。
最後は『もののけ姫』のコダマまんまの怪異が出てきて笑った。
頭の怪我から、冒頭の千紘の動画の時系列や、“探し人”が誰かは早々に気付くし、そうなるとオチも…
でもあの流れで千紘が小沢を探す意味は何?
アハ体験的に変化する菅野美穂の顔は面白かったけどさ。
恐怖の対象(貞子とか)が定まってないと、怖さも面白さも生まれないのかな、なんて思った。
ちなみに一週間ちょいで調査して記事を書き上げるのも、一つの特集で25ページ埋めるのもムリだと思う。
今回は近畿地方だったけど、全国にも必ずある“ある場所”…
我が町には映画館は一つしかなく、時代に取り残されたような古い映画館で、インターネットも無く、上映作品もメジャー会社の作品のみでメチャ少なく、メジャー作品でありながら時々上映しない作品も。
故にコアな白石晃士監督の作品など上映した事など無い。
作品の規模や話題性もあるが、今回初上映!
中田秀夫と清水崇がJホラーの二大巨頭とふんぞり返る中、こちらもJホラーで気を吐く。
時々作品に落差あれど、それが激し過ぎる中田・清水両名よりB級的ながらエンタメに徹した堅実派。昨年の『サユリ』もエンタメ・ホラーとしては面白かった。
白石作品初劇場鑑賞と、この題材に興味惹かれて。
史上空前の酷暑の今夏、涼みを求めて近畿地方のある場所へ行ってみました。
オカルト雑誌の編集長が行方不明に。部下の小沢はオカルトライターの千紘の協力を得て、編集長の行方と彼が何を調べていたのかを探る。
幼女の失踪、林間学校での中学生集団ヒステリー、今は削除された動画配信、謎の絵…。曰く付きの怪現象や未解決事件、それらにまつわる映像、番組、インタビューばかり。
何の繋がりも無いように思えたが、それらが近畿地方のある場所で起きている事を知り…。
近畿地方のある場所で、一体何が…?
こういう特定の地域に伝承する恐怖話って、例えフィクションでも、本当にあるんじゃ…? もしくは何か基になって…? と妙にリアルに思わせてゾクゾク興味惹かれる。
さらにそこに、その地に根付く風習や歴史。
これが日本ならではの不気味さ、怖さ、陰湿さ、面白さ。
題材はばっちり。
白石監督の以前の作品でもあったが、フェイク映像や偽番組の作りがユニーク。
古いビデオテープのノイズや動画の突然停止感。ちょっと過剰な気もするし、異常現象や“何か”も結構しっかり見せちゃってあざとさもあるが、恐怖掻き立てるには充分。
集団ヒステリー映像や首吊り屋敷潜入もなかなかだが、何気に『まんが日本昔ばなし』風の“まさるさま”が不気味。
“ましろさま”と呼ばれる鬼ごっこを取材したTVバラエティー、完全に笑コラで笑いを堪えた。
モキュメンタリー・ホラーに手腕を発揮してきただけあって、前半はほとんどこういうフェイク映像や偽番組で見せて興味惹き付けるのは天晴れ。
数々の残された映像、当該者の証言、実際に身の回りで起きる奇っ怪な現象…。
謎に迫り徐々に解き明かしていき、ある場所へ繋がっていく展開はホラー&ミステリーで面白い。
この前半部分だけなら星4でも良かった。
でも、それに届かなかった理由は…。
多くの方はラストの展開や“アレ”に対して厳しい声。確かに恐怖や謎を煽って煽って、突然木の陰からこんにちは…はコメディかと思った。(って言うかそもそも、あなたはだぁれ…?)
でも、ああいうのを最後にがっつり見せるのは白石監督のみならずJホラーでもよくあるし、賛否は分かれるけど、そこまでの流れは良かったのでテンション急落にならず何とか持ち堪えて見れた。
それに、白石監督のこれまでの作風。貞子と伽椰子のガチバトル、『サユリ』の怨霊少女vsスーパーばあちゃんを思うと、ブレてはいない。
また終盤、千紘の突然の…。最初からそれを企んでいたのか、それとも途中からか。何にせよ、ある悲しみがあって、それを忘れられない苦しみ、恐怖や自身の中の邪心が…。なかなかゾッとするラストではあった。
残念だったのは、前半あんなに集めた怪奇映像や現象や謎。それらがもっと巧みに伏線回収なるのかなと思ったら…。
失踪や集団ヒステリー、謎の絵や“まさるさま”など、具体的にどう関与しているの…?
ある場所の何かが引き金になって…とは思うけど、もうちょっとこう…。中途半端にも感じてしまった。
名のある役者は菅野美穂と赤楚衛二のみ。ほとんど二人だけで話が進んでいく。
周りの面子が誰も知らないので妙なリアルさや不気味さあるが、こぢんまりとした印象もあり。
後、勿論熱演はしているが、所々に演技の拙さを感じてしまった。いかに『ドールハウス』の長澤まさみが迫真だったか。
少し前に近年Jホラーの最上作『ドールハウス』を見てしまったので、どうしても見比べや見劣りも…。
演技は長澤まさみの方が圧倒的。
恐怖演出や話の面白さもこちらも悪くはなかったが、あちらの方が巧み。
時々、見てしまった…と恐怖じゃなくて後悔するJホラー氾濫する中(誰のとは言わないけど)、一定の面白さ。
フェイク風見せ方もホラーとユニークのバランスもエンタメ性も、安定の白石ホラー。
今回は近畿地方だったが、全国にだって必ずある。
見るのも聞くのも、ましてやそこに足を踏み入れるのも絶対ご法度のある場所。
次は東北地方の…。
白石
ストーリーの7割ぐらいまで白石監督らしくない不気味さがあり、これほんとに白石監督撮ったのか?感が。
しかし8割あたりから白石監督節炸裂。
原因の石、怪異と戦う武器にバールを選んでて
おっ、やっとか!となる。工藤呼べ工藤!!ってなってしまった。
普通のホラーを撮りたくない新ジャンル
白石ホラーはまともに見るべきではない。
白石監督を知らないで見るべきではないなぁ...と常々。
まともに考察しようとするだけ無駄なのが白石ホラー。
幽霊や怪異を暴力でねじ伏せようとするのが白石ホラーなんで。
近畿と相性は良かった...はず笑
近畿がコズミックホラーなので。
原作はまあまあ面白くて好き。
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