近畿地方のある場所についてのレビュー・感想・評価
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前半の展開は好き
”月刊ムー”的なオカルト雑誌編集者が行方不明になり、その穴埋めをするよう指示を受けた後輩編集者である小沢(赤楚衛二)と、小沢からヘルプを頼まれたフリーライターの千紘(菅野美穂)が、行方不明になった編集者が追っていた”近畿地方のある場所”に関する秘密を探っていくホラーでした。
個人的に過去の鑑賞記録を振り返ると、一昨年の夏は「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」、昨年の夏は「サユリ」、そして今年の夏は本作と、白石晃士監督作品をひと夏一作品の頻度で観ており、ほぼ年中行事化しているようです。そんな流れの中で本作を観ると、怪奇現象を取材するというモキュメンタリー仕立ての「コワすぎ!」的な話としてスタートし、徐々に主役が物語の中心となる「サユリ」的なお話に帰着していたように感じられました。
怖さという意味では、個人的には「コワすぎ!」のようなスタイルが好きなので、本作も前半の方が薄気味悪くて面白かったように思いました。そういう意味で、物語が後半に差し掛かってこの事件の根幹に千紘が関わっていることが分かってからは、ちょっと先が見えてしまった感があり、迫力が削られてしまったかなと感じたところです。
俳優陣としては、菅野美穂と赤楚衛二の2人劇の様相でしたが、いずれも大袈裟すぎず普通っぽい雰囲気だったので、より怖さを演出出来ていたように思います。特にラストシーンの菅野美穂の表情の変化は、よくまあご本人がOKしたと思うようなものでした。
映像の質感も程よく、作品の世界観とマッチしていたように思いました。
そんな訳で、本作の評価は★3.4とします。
こだまは出てきちゃダメ!
主人公はオカルト雑誌の編集者。同社内で、ある編集者が突如失踪した。その編集者が担当していた特集記事を引き継ぐこととなった主人公であるが、その特集内容を調査していく中で、不可解な出来事が次々と発生することになる…。
原作は未読で鑑賞した。類似作品であるネット発ホラー系小説「変な家」の原作は非常に面白かったので、本作は期待して鑑賞した。
第一の感想としては、ストーリーの組み立ては素晴らしいが、“見せすぎ”てしまっていると感じた。
編集者が様々なヒントから、仮説を組立てて真相に迫っていくところがワクワクする。前任者が残した資料を元に、散らばっていたピースが徐々にはまり、全体像をつかんでいく。
伏線回収も見事であり、観賞後に前半のフリがこういうことだったのかと腑に落ちるタイプの映画である。
しかし、本作にはどうしても惜しいところが存在する。それは“みせすぎ”なのである。ホラー要素は実態を見せすぎると冷める。さらに、それが現実とかけ離れているとなおさらである。本作は、モキュメンタリー形式をとっており、リアリティーがあるほど観客は現実なのかフィクションなのかわからなくなり、恐怖心が増大する。本作は、“みせすぎ”によってそれを完全に冷ましている。
終盤のボス出現シーンはもちろんであるが、たとえば、子供の首が上に曲がってしまうシーンは正面から首がないようにし、無機質に止まっているだけほうが恐い。ほかにも、目が黒くなったり、電気がチカチカなど、使い古されたネタを追う必要はまったくない。むしろ演技らしい演技を排除し、一企業のドキュメンタリーとしたほうがよっぽど恐いだろう。
しかし、全部見せることでいいこともある。それは、観客を置き去りしないことである。考察の余地がないので、見てるほうは楽だし疲れない。
分かる人にだけ分かる作品が好きな私は上記のような感想を抱いた。見せ方をかえれば、間違いなく星一つは増えるだろう。
どうしてもモキュメンタリーというと、TXQが想起される。あれと比較されるのも可哀想であるが、あれぐらい振り切ってしまってもよかったかもしれない。
リングには及ばないが予想よりはかなり面白かった。
ホラー映画嫌いでも、それなりに楽しめた
最後まで気が付かなかった
ホラーの王道でしょう、文句ないよね
思ったより評価が低くて…
これまでに観た和製のホラー中ではかなり良くできていると思う
過去の映像を繋ぎ合わせていくストーリーや不気味な演出、ラストもご都合主義的な無理矢理解決や投げっぱなしではなく捻りがあって感心しました
映画の感想では無いですが、「原作と違う」「意味が分からない」などの理由で極端に低い評価をする人がいて残念
上映時間の限られたしかもホラー映画でストーリーの細い整合性や原作通りを求めるのはナンセンスだと思う
良かったんだけど色々消化不良
原作小説は未読の状態で鑑賞。
(鑑賞後に漫画版→単行本版の順で読みました)
ホラーというジャンルに関しては、
「ほんの少し耐性がある(怖がりだけど怖さを味わいたくて観に行く)」
「他のジャンルより見るわけではない」
程度の付き合い方です。
面白かったしそれなりに怖がれたんですが、
「終盤気になるところが色々出てくる」
という具合で、「手放しでお勧めできるか」と言われたらNOです。
ただ、この映画私個人として「面白かった」という評価と比べると全体の評価はかなり低いんですが、
低評価の理由がわかる気がします。
その理由は以下の三つだと考えられます。
①白石晃士監督の「フェチズム」
…終盤になるとホラーとしては笑ってしまうような展開や、
怪異を「ハッキリと見せる」というホラー映画として飛び道具的な演出が多くなるんですが、
ここら辺は「貞子vs伽倻子」を撮られた白石監督のフェチズムのように感じます。
で、この展開や演出は長年「Jホラー」というジャンルが飽和状態になった今となっては「新しくもない」し、
「ハッキリと見せないから怖い」というJホラーの定番から外れている事で「興醒めする」という印象を受ける人もいるのではと思います。
なのでこの監督のフェチズム自体が「強烈に賛否が分かれやすい」要素を多分に含んでいます。
②原作と映画化の相性の悪さ
…映画を見た後、消化不良な部分もあったので「映画の気になった所を補足してくれるかな?」という気持ちで、
連載されてる漫画版と原作小説(単行本版)をその日のうちに読みました。
読み終わってまず思ったのが、
「映画と小説でかなり話違うんだね」の先に、
「そもそもこれ映画化に向いてないんじゃね?」
が来ました。
原作が「主人公(背筋)と小沢くん(または元出版社員等脇役)のやりとり+小沢くんが書庫から集めた過去の取材記事」
というオムニバス形式になっていて、
時系列もバラバラですが、それが読み進めていくとだんだんと繋がっていく事で「一本のストーリー」にしています。
加えて「主人公が失踪した小沢くんを探す為に読者に語り掛けてくる(情報提供を求める)」という話が所々に挟まってくるんですが、
それが少しずつ別の意味を持ってくるという「叙述トリック」で魅せる部分もこの作品の面白さの「キモ」になっています。
なので「小説ならではの面白さ」や「連載小説だからこそ出来たおぞましさ」みたいなものは、
少なくとも「実写映画化」という形式とはかなり食い合わせが悪いです。
もし「原作再現」という方向で映画化するならジョン・チョー主演の「search/サーチ」のように、
極端に画面上の情報を絞ったりとかなり工夫を凝らさないと途端に「陳腐な話」になってしまうでしょう。
(その点でいえば完結はしていないものの、漫画版は上手く原作の持ち味を表現しつつ、今の所ホラー漫画として盛り上げていると思います)
なので原作と本作品では結構展開が違うんですが、
「原作再現を期待していた原作ファン」からするとガッカリする人も多いでしょう。
その点でも評価を落としていると思います。
なにせ「作り手は作り替えなきゃいけないのに見る側は作り替える事に期待してない」んですから。
③原作小説に潜む裏設定
…原作者の背筋先生はインタビューで「元々原作からして『コズミックホラー』的な要素を含んでいる」旨の裏設定を語っていたようです。
また、好きな作品としてビデオゲームの「Bloodborne」を挙げていたとも聞いています。
ここら辺は入場者特典の「オリジナル短編作品」からも伝わってきました。
見た人なら分かると思いますが、
この映画の最後に出てくる「アレ」及び登場人物が迎える結末は、
地球外生命体や地球の外から地球にやってきた「なにか」によって起きた怪奇現象である事が示唆されます。
ですがこの「コズミックホラー」的要素は原作小説(特にカクヨム版と単行本版)及び本作品だとほぼほぼ説明が為されません。
せいぜい劇中に出てくる「カルト宗教」が「天(宇宙)そのものを信仰する」って展開くらいでしょうか?
あとは「マサル」と関連のあるあの岩?
なので「入場者特典を見ないと原作と映画の重要な共通項の一つを見出せない」という構造になっています。
これはちょっと不親切かなと思いました。
以上の事から「非常に人を選ぶ作品である」という結論に至りました。
まず「原作に思い入れが強い人(特にカクヨムでリアタイで追ってた人)」だと原作改変に違和感を覚え、
「白石監督の作品に抵抗があるホラー映画ファン」だと原作にあった(と言いつつ原作だけだと殆ど考察の対象にならない)コズミックホラーと"白石節"に面食らってしまうでしょう。
あとは演技面ですが、「菅野美穂と夙川アトムってこんな演技下手だっけ?」って思いました。
2人が感情を昂らせる所とか不意に笑ったりする所は良かったんですが、
会話したり説明してる所はことごとく「セリフを読んでる」感がキツかったです。
逆に赤楚衛二さんは終始ほぼ素晴らしい演技でした。
なので「手放しでオススメはできない」ですし、
「期待値はほどほどに下げといて」観に行くのがオススメです。
なんだこりゃ?
⭐︎3.6 / 5.0
ソレはソレ、アレはアレで
ジュラシックのチケット争奪戦に敗れ、こちらに流れ、
余裕でエグゼクティブ取れたので見ましたが、当日は満席でした。
入場特典の赤い短冊みたいなのは、縁起が悪いので捨てて帰りましたが、
裏のQRコードからのみ?アクセスできる背筋さんの文章は、
石や岩の信仰について言及されてました。
まぁ、そういう内容ですよねえ。
でも、そっちに本気で進まれると、ちょっと何日も後を引く怖さになったと思うのですが、
違う方向に流れてくれたおかげで、あっけらかんと帰れたというか。
帰りの夜道も怖くならなくて、翌朝にはぜんぶ抜けてる感じが、逆に良いかもしれません。
2ヶ月後にはアマプラで無料配信されているのが目に浮かぶような作品でした。
原作ファンとしては
こういうのが観たかった!
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