近畿地方のある場所についてのレビュー・感想・評価
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怒りが勝っちゃった
終盤手前まで最高のホラー映画
タイトル通り、中盤から終盤にかけて、いい感じのホラー映画でした。
こういうホラーが見たかった。
終盤までは本当最高。
クライマックスまさかの展開。
まさか奇形の超大型こだまが出てくるとは思わなかった。
ジブリに許可とったかな?😆😆😆
もう笑うしかない😆😆😆
他の観客が終わった瞬間言っていたよ。
なんでいきなりB級ホラーになったんだよって😆
まさにその通りって思った。
小説媒体の活字だったら怖かったのか気になるけど、わざわざ読む気にもならない。
むむむむ!?
本作、……まずは落ち着いて考察してみたい。
ベストセラー作家さんの、一応「フィクション」作品のようですが、物語の根幹「呪われた地や動画」に関してのフェイクドキュメンタリー映像などは、非常に興味深く鑑賞できました。
導入、編集長佐山武史が闇に消えてしまう映像の見せ方により、「パラノーマルアクティビティ」のような現実寄りな見せ方よりも、「リング」「呪怨」「着信アリ」等のような、エンタメの要素に重きを置いた「ホラー映画」なんだなと直感しながら鑑賞を始めました。
①残された映像、一昔前のVHSビデオテープを基礎とした、なんとも粗く古い画像のニュース画像や呪いの画像には恐怖や気持ち悪さを体感でき、物語に引き込まれました。
②また、現在を意識し動画配信を駆使した恐怖画像などの見せ方も、良く出来たフェイクドキュメンタリーであり、見ごたえがありました。
特にバイカー種村栄作や動画配信者ヒトバシラには、無責任・人でなしな行為にとても憤りを感じられたので、より一層リアリティが増して鑑賞できた。
※ヒトバシラの後半映像の見せ方は、あまりにも「ブレアウィッチプロジェクト」に酷似していたので苦笑しましたが。
③「呪いの動画」を鑑賞したため?か、呪いにより次第に危険な状態に落ちつつある小沢悠生の状態や、近畿地方に向けて謎解きに進む行動の映像は、「リング」などの作品と同等の追跡考察を体感出来て良かった。
④飛び降りの瞬間映像や幽霊映像も、見せ方が良く出来ていると感じしっかり怖さも感じました。
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で、以下、マイナス面。
①編集長、なんで生きてた?なんで眼だけで、妻ネコ化?んでなんで自死と飛び降り?
②子供の首つりはなんで?その親子の霊の呪いを受け続ける意味はどこ?首吊り屋敷が現場?でも、絵本作家大森日出子おばあちゃんの説明では木で首つり事故が有ったらしいが、それとの関連性もしくは、別件性はどこに?
③チェーンメール女子高生の死は何の関係が?
④赤い服の女と首折れ子供が行方に立ちふさがった意味は?瀬野千紘に対する恨み?なんで?
んで、赤い服の女、なんで物理的な轢かれ方?
⑤幼女行方不明はなぜ?まさるさまだとして、なんで眼に穴?
⑥まさるさま、なんで某アニメ(個人的に、もの〇〇姫)の妖精みたいな姿?んで、パワーストーンのような物の意味は?
何のためのいけにえ?
だって、何かを得ていた人いない。赤ちゃんが転生したわけでもないから。
ゆえに、瀬野千紘を騙して人を喰らってるだけの化け物なのかとの解釈しかないし、そういう事だと思うのだが。
⑦「生き物」が身代わりになってくれるのは良いとして、なんで定期的な感じ?そういうシステム?と、苦笑に落ちる。しかも、編集長は最後には妻が犠牲になったっぽいが、何で獣化?
⑧結局、結論としては、宗教団体に祭られているパワーストーンは化け物の「罠」で、その化け物が、さまよう幽霊を従えて近づいた人間を片っ端から喰らっているという物語、ですよね。
⑨で、「呪い」を追跡する途中経過や呪いの電波具合、また瀬野千紘だけが何の被害も受けない理由。
多分化け物の奴隷と化していると思うのだが、その存在感と選ばれた感が全く意味がつながらないまま終幕。
最後の、赤ん坊じゃなくて化け物の触手?の終わり方、絶望で終わるためだけを見せたかったのか、今までのリアリティが有るかもしれない幽霊や呪いを全消去。
張りぼての様な石を使った特撮CG化け物物語で終結。
唖然。
……こんな映画ですが、フェイク画像などの映像は非常に良かった。
だが、こんな「流れ」と「ただの化け物」の作品になってしまったのが残念でならないし、結局不明しか残していない伏線回収破綻の作品に、なぜ落ち着いたのか気になるのも実感。
もしかして原作がこんな感じの化け物の、完全エンタメ物語なんでしょうか?
原作を知っていれば理解ができた作品なんでしょうか?
私個人としても、冒頭でエンタメ作品だと直感はしましたが、それでもあの回収はびっくり。
途中経過の物語が、まるで「夢オチ」のように関係性が薄弱。
「リング」などのフェイクドキュメンタリー的な要素を繋いでいっての呪いホラー物語の期待感も圧倒的だったため、残念すぎた映画でした。
……原作を読むことに興味を持てないので……再度最後に。
原作もこんな感じなんでしょうか?
圧倒的な怖さ!だが
原作未読です。
なんというか、詳細なレビューに困る作品です。
よいところはすごく良いのですし、怖いところは怖いです。
ホラー要素だけでいえば本当に怖いです!
ただ、ストーリーの部分が監督の手癖が見えてくるところと、あまりにもセリフで説明されがちなところでミステリーとしての没入感が薄れました。わからないことを考えさせることも怖さや興奮を生むと思うので、その点がもったいなく感じました。
いろいろぞっとしたりハッとするカタルシスをとりあげられたような…なんか映画ではなくテレビドラマっぽい脚本なのが気になります。
原作と監督の相性が良くなかったのかもしれません。
ただ、酷すぎるというわけでなく、宣伝文句のミステリーの看板は下げて欲しいの意味で星2です。
ほんとに悪いって作品ではないし馬鹿馬鹿しすぎるわけでもない、難しい!
原作とのちがいが…
前半から中盤にかけての、色んな資料映像や証言などが当時のもののように映像化されていて、そこはよかった。
原作の流れと少し変わっている部分や、無くなっている部分があり映画化するためにはしかたがないかと思えるところもあったが、祠へ向かうあたりから様子がおかしく、幽霊の実体が出てきたり、ラストでは「まさるさま」なのかなんなのかよく分からない妖怪みたいなものが出てきてしまって残念だった。
せめてラストは原作と同じように終えて欲しかった。原作を読んでいないと理解しにくいところが多かったのではないかと思った作品だった
ごめんなさい、理解できてない気が‥
期待度○鑑賞後の満足度❌ 近畿地方へいらっしゃい~って近畿地方である必要ないし…またまたアホらしい映画が一つ…
①人が怖がるような画像を並べたり、ゾッとするようなシーンを連続させたり、訳の分からん謎を振り撒けば立派なホラー映画が出来るわけじゃない。そこが分からないのかしら…
どんなに狂っていても、常識から外れていても、それなりに筋を通してくれないと、或いはそれなりの統一した世界観を見せてくれないと、本当にゾッとする恐怖は感じられない。そうでなければただのお化け屋敷映画。というかただのお化け屋敷映画でももう少しマシなのあります。
②先ず、近畿地方に住んでいる(且つ近畿地方の地理に精通している)人間にとってかなりゼタラメな地図が出てくる(町がある筈がない場所に町があったり)時点で萎えるし、出てくる民話(『まさるさま』だっけ?まあ、どうでもいいけど)もつまらない話だし、途中でネタがバレるし(というか伏線ヘタ)、それでも全体の三分の二くらいまでは最後に喜ばせてくれるかもと期待を繋いで観ていたが(演出はまあそこそこ上手いし)、クライマックスで撃沈…
③最後まで点(劇中に次々と語られ描写される怪奇現象)と点とが結ばれなくて、怖さや不気味さよりも途中のあの諸々は何だったの?と頭の中は「お花畑」じゃなくて「ハテナ畑」で、欲求不満が勝るし、バカバカしさが募る。
「わけが分からない」「謎のまま」=「怖い」「恐い」と勘違いしているところがイタイ。
点と点とが結ばれて線となり全体像が浮かび上がって、最後の一押しにゾッとする、というカタルシスがない。
こういうのが最近の流行りなのかもしれないけれど私には物足りない限り…
④「近畿地方の“ある場所”について」という題名だけど、映画を観てたら”'滋賀'じゃん“だし、出てくるダムが“何処かで見たことあるなぁ~”と思っていたら河内長野にある滝畑ダムだった…と、地元民からしたら作り物感満載なので余計恐怖感無し…
文章だったからこそ
ラストで興醒め
物語の2/3までは本当に怖いし
いや〜な空気感というか雰囲気というか
色彩も映像もモキュメンタリーふうな感じも
実に引き込まれて没入できた。
しかし、ラストは私は好みではなかったが、
怖さが一蹴され、トラウマならずに済んだので
鑑賞後感は悪くないと言えよう。
これは何に期待をするかで印象や評価は変わると
思うので十人十色な感想になると思う。
ラスト1/3になるまで千紘(菅野美穂)が
最も重要な人物であることは気づかなかったし、
私としては意外性があってよかった。
それにしてもラストショットは
怪異に取り憑かれた千紘を強調する画になっており、
げに恐ろしきは人間なり、な、終わり方ではなかった。
まさるさまは何者なのか、
続編をつくって謎解きをするのもありだとは思うが、
蛇足な気もする。
失敗した
ネタバレない方が良いけど、思ってたのと違うという人は「札」を拡散してそう
2025.8.9 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(103分、G)
原作は背筋の同名小説
失踪した上司を追う雑誌編集者とライターを描いたミステリー&ホラー映画
監督は白石晃士
脚本は大石哲也&白石晃士
物語は、都内某所にある文詠社の資料室にて、オカルト雑誌「超・不思議マガジン」の編集長・佐山(夙川アトム)に異変が起こる様子が描かれて始まる
部下の編集者の小沢(赤楚衛二)に「今度の特集はすごいぞ」と息巻いていたが、その翌日に彼は姿を消してしまった
そこで小沢はライターとして関わっている千紘(菅野美穂)を編集部に呼び出して、編集長失踪の経緯を説明することになった
佐山が最後に取り組んでいた特集の原稿はパソコンごと行方不明で、彼が集めていた膨大な資料だけがその場に残されていた
二人は、映像コンテンツや関連する記事を確認しながら、団地の奇妙な遊び、少女失踪事件、お台場のチェーンメールなどの映像を見ていく
さらに佐山自身が取材していた大学生・目黒(のせりん)の記録も確かめていく
彼の友人が失踪したというもので、さらに彼は自分のアパートのベランダにて奇妙な赤い服の女を目撃したという
円生寺の住職・塚田(ドン・クサイ)にお祓いを依頼するものの、「これは私では祓えない」と言われ、「動物を飼え」とアドバイスを受けていた
彼はまだ存命で、あの日からずっと動物を飼い続けていて、千紘たちも現在の彼とコンタクトを取ることになったのである
映画は、様々な資料をもとに「近畿地方に何かあるかも」というテイストでミステリーが進んでいくものの、具体的に「この地で行われたことが原因で」というところまではいかない
架空の村あたりを設定すれば良いと思うのだが、映画内の説明だと、昔話に原因があって、そのゆかりの土地にてある事件が起きたみたいな感じになっている
その一つが首吊り館において小学生が自殺したもので、その母親が書き残した例のメモが全国的に広がりを見せた、ということになっている
だが、それがなぜ広がったのかは濁されている部分があり、それが例の教団が管理していた「石」と関係しているように展開されていく
おそらくは、昔話の伝説の石が見つかって教団に確保されるものの、その石は人が管理できるものではなく、突如姿を消してしまった
その恩恵を受けたい人の一人が自殺した小学生の母・高見洋子(末冨真由)なのだろう
彼女が教団にいたのかはわからないが、何らかの方法で息子を取り戻したいと考えていて、その時に「石」に出会ったのかもしれない(教祖もしくはビデオのナレーションだったりして)
そして、千紘もその存在を知って入信したものの、石が消えたために「その石を探すためにオカルト記者に近づいた」のでは無いかと考えている
佐山に近づくものの勘づかれて逃げられてしまい、そこで小沢を利用することになった
そして、ようやく目的のものを手に入れた、というオチなのでは無いだろうか
いずれにせよ、ミステリーなのに肝心の部分は想像してねで終わるし、そこから派生した例の札の件も放置で終わっている
あの札があったことで亡くした人を手に入れられるという迷信が流布されたようだが、それが全国的に拡散されることで何が変わったのかもわからない
このあたりをきちんと説明しないとミステリーとは呼べないので、結局のところオカルトクリーチャー系ホラーというジャンルになってしまう
あのクリーチャーは地球上の存在ではないと思うので、昔話の時代に到来した「何か」だと思うのだが、そのあたりもざっくりとした感じになっているので、何だかなあと思ってしまった
原作ファンには全くおすすめしません
原作ファンです。最初に言っておきます。
この映画は「原作ファンではなく白石監督ファン向けに作られた映画」になっています。
以下細かい感想を述べていきます。
◆文章と映像で媒体が異なるにしても、見た後の満足度が低すぎる
読者が1個1個の話を読んでいって繋げるという原作にあるような楽しさではなく、映画化にあたって「ある程度まで既にまとまってる情報を追っていく」形になっていて、これが追う楽しさを損なわせている。まあ仕方ないと言えば仕方ない。
話をまとめるためだろうとは思いますが、失踪した編集者の残した「既に分析済みの情報」をただ追っていくだけの形なので、何の起伏もないストーリーでした。
◆映像自体は良いのに演出の詰めが甘いし音響に頼りすぎ
序盤のニコ生主凸映像パートが映像の出来、音響演出の恐怖的にはピークでした。ここが非常に良くできていて期待が高まったのですが、あとはダラダラと同じような物が流れ続けるので勿体ない映画だなと思いました。
白石監督の『ノロイ』でも炸裂していたような、「昔っぽい」映像の数々の出来栄えは全体を通して良くできていたと思います。
ただ中盤以降は下がる一方で、「なんかそれっぽい映像に大きな音量で不協和音合わせてるだけ」な作りで、とにかく全体的に雑だなと感じた。本当にただただ「それっぽい」止まりな印象。
ジャンプスケアという程の事は無いんですが、単純に大きい音量で不協和音入れてるだけという雑なシーンが多すぎます。音で誤魔化そうとしすぎです。
大きい音に驚いてるだけで、そこに恐怖は存在していません。
演出が雑なのでじわじわくる恐怖も無く、かといってジャンプスケアも無く、ただでかい音が聞こえてくるだけ。その後はまた次のシーンへ…という繰り返しで正直退屈でした。
また作中の映像資料の演出の雑さも感じていて、昔の映像なのに髪型がセンター分けとか今風すぎる子が見えるなあと思っていたら、ギャルのデコったガラケーとかの小物には拘れるようだったので統一感がなく、シンプルに「詰めが甘くね?」となりました。
髪型やファッションの流行が巡るとは言っても、年代的に整合性が取れないんですよね。それがノイズに感じました。多分これは私が気にしすぎだからなので、普通の人はスルーできるんでしょうね。知らんけど。
◆終盤がコメディ映画すぎる
コワすぎシリーズからの輸入なのか、あまりにも“暴”すぎる菅野美穂がおもしろくて、後半にかけて笑いこらえるのしんどかったです。
狭いトンネルで前後を怪異に挟まれたのでバックで助走つけて車で轢くのはもう笑いが止まらなかったですね。
この点は「白石晃士監督のファンなら楽しい」ポイントですが、原作ファンからしたら「原作の良さぶち壊すくらいなら最初からオリジナル脚本で映画作れよ」としか思いませんでした。
わざわざお金払ってホラー見に行ってるんですよこっちは。バカにされている気分でした。
◆原作ファンとして特に解釈違いだなと感じたポイント1つ目
林間学校の集団ヒステリーのシーン、YouTubeに上がってる予告でも既に出てるんですが
原作を読んで「暗闇から普通の男性の声で呼びかけられる違和感」を想像して怖いと感じていたんですが、映像化で「いかにも化物な声」になっていた点は解釈違いでした。
あそこは「そこに居る/有るはずのない普通の人っぽい何かからにじみ出る違和感」こそが恐怖を産むところだと思うんですが、あからさまに化け物だと「ですよね」としかならないです。
この点はまあ原作読んで無ければスっと受け入れられるかもしれないですが個人的にはダメでした。
◆原作ファンとして特に解釈違いだなと感じたポイント2つ目
最大級に解釈違いで飲み込めない点なんですが、この映画が何よりも原作破壊をしているなと思ったのは「映像に撮りすぎ」という点です。
「怪異自体の不明瞭さ」が私はこの作品の最大の怖さであり魅力だと思ってるんですけど、めちゃくちゃ映像に撮って形にして見せてくるので興醒めします。
終盤にかけて感情が無になり、真顔でため息をつきながら観ていた気がします。
映像化にあたって話をまとめるのがめんどくさくなったのか、安易な展開と安っぽいCGに逃げているようにしか見えません。
「ああ〜原作ちゃんと読んでないのかな監督」としか思わなかったです。
なんで『近畿地方のある場所について』を観に行ったのに『コワすぎ』を見せられないといけなかったんですか??
映像化、商業映画化にあたってはある程度改変しないと成り立たないでしょうし、まあ難しかったとは思うんですけど、原作読んだ上で自分の作風を出したくてアレをやったのなら下品だなとしか思いません。
人の看板借りてやっていいようなクオリティの仕事じゃないんですよはっきり言って。監督オリジナル作品で同じことやってれば良かったじゃん…なんでこの作品でこんなことするんですか…
原作者の背筋先生は白石監督のファンのようなので、おそらく喜ばれているのかと思いますが、原作を読んだファンの1人としてはとにかく残念で仕方なかったです。
鑑賞後は最悪の気分でした。
まあエンタメとして商業映画として成功させるために仕方なかった、として受け入れるしかないんだろうと思いますが、私は2度と観ないです。
総評として、タイトルにも書いた通り「原作ファンには全くおすすめしません」というところです。
今年はJホラーも多く期待していた作品だけに非常に残念でした。
原作を読んだ人は見に行かない方が吉
書き物と映像
原作も読んだ上での鑑賞です。映像も十分に楽しめました!
モキュメンタリーを映像にするわけですから資料形式で進んでいきます。
白石監督なので超超微グロも少しだけありますが、目を背けるほどではないかと。
またジャンプスケアは無いのでそんなにびっくりもないのでホラー苦手な人でも見れると思います。
原作だと最後まで淡々と語られて、変な後味が残ったけど、
映画はラストでなんだか白けてしまった感じがあります。
レイトショーで鑑賞しましたが8割ほど席埋まっていました。
原作とは違うが結構いいぞ!
前半4点後半2点の説明不足過多
[映画の前半部分は面白かったな、となっている方はぜひ先に原作をお読み下さい…]
原作(カクヨム版、書籍版、文庫本版)履修済みで、映画化と聞き楽しみに見に行ってきました。
前半の調査パートはモキュメンタリー調で概ね原作をそのまま映像にしてくれたような再現度で、林間学校の映像での子供たちの声がすごく不安な気持ちにさせてくれたり、首吊り屋敷の凸映像も凄くクオリティが高く、ざかざかとした画質や音声がとても気持ち悪く怖がらせてもらえました。これから起こる展開にわくわくできるクオリティでとても楽しかったです。
前半部分での不満点は、原作で重要な立ち位置に居るはずのまさる生存時の本当の話が昔話で上書きされてしまっていることで映画全体がよく分からなくなってしまっていると感じました。
柿の木問答、信仰の薄れ、得体の知れない物を神と崇めてしまうことがいかに禁忌であるかなど個人的には1番そこ聞かないと原作のような気持ち悪さは味わえないよな…となりました。絵本作家のおばあちゃんが出てきた時本当のやつが聞けるかな?と思ったのですが無かったので残念です。
後半パートは完全に白石監督節で、幽霊を車ではねたりジブリみたいになっちゃったまさるが出てきたりして原作や前半とは切り離して見た方が面白かったです。あの便利な目玉たちなんなんですかね。というか小澤くん吸収されてましたけどまさるが取り込んだ後の人間の体をダムや飛び降りで捨てるっていう設定はどこいっちゃったんですかね。思いっきり岩が体ごと吸い込んじゃってましたけどなんだったんでしょうか。
真っ白い手がおいでおいでと木の後ろから出ている、というだけで十分に怖いのでそれで良かったのに!!!それを求めていたのに!!!雑なCGで全身出てこないでくれ!!!となりました。
オチは映画館の大きな映像で、私はもう全てを伝えてしまいました部屋の隅に男の子が見えますそういうことなのでしょう…と言われてみたかったのでそこで終わっちゃうのかー、、とかなり残念でした。
前半まではん?となるところもありながらも本当に面白かったので…途中までのモキュメンタリー調でそのまま作ってくれれればどれほどよかったか…原作の余韻を残してくる怖さは一切なかったですが、後半に目を瞑ればとっても面白い映画でした。映画を見る前に原作を読破する方が足りない説明を頭で補完しながら見られるので格段に楽しめると思います。私は面白かったですが原作未視聴の友人は視聴後私からある程度の設定を話して初めて怖がっていました。
原作そのままでの映像化で十分今年トップのホラーになれたと思います。ドールハウス超えを期待していました。残念。
原作通りの部分と白石節で二度美味しい
本気で怖がらせてくる前半と、白石晃士らしさ満点な後半とで、二度美味しい仕上がりでした!
一般受け狙ってとてもわかりやすい構成になってるのが、ちょっと残念ではあるけど、多分原作未読勢にはコレぐらいがちょうどいい塩梅なのかも。
とにかく最初の方、文字で読んだものが丁寧に映像化されてるのすごく良い!次々出てくる資料映像が、ありそうな映像すぎるのめっちゃ良かった。そんな本気で怖がらせるやつがあるか!ってぐらい怖かった。
ラストの方は白石節全開で、きっと原作者の背筋さん(白石監督ガチファン)も大満足な展開だと思うwトンネルから先ずっと面白すぎたw
単行本は袋とじまで全部楽しんで実写が白石晃士監督で、期待しかしてなかったけど概ね期待通りだった。ラストは当然好み分かれるよねwでも原作通りやるのは映像では難しい気もするのでこれはこれ、かな。文庫も早く読もうっと。
【注意:嘔吐シーン苦手な人はお祓い映像要注意、あと動物の死体らしきものがチラチラ映る可哀想なシーンがあります】
【パンフレット 1000円税込 B5 表紙裏表紙込で60頁】
見た瞬間「分厚いな」と思ったんだけど内容も良かった。背筋さんのコメント部分はまるでそこだけ小説みたいに紙もサイズも違うページが綴じこまれてる。右綴じになってるので文も縦書き。主演二人のインタビューや、白石晃士監督と原作者背筋さんのインタビュー。キャストスタッフ紹介に主題歌椎名林檎コメントや歌詞。プロダクションノートや撮影中の怪異の話。コラムやレビュー4本。スタッフロール。
最後にはフシマガの特集が11頁に、そういう雑誌に載ってそうな広告と、表紙裏表紙はPP加工されてる!?頭おかしいぐらい豪華!これ1000円でイイの??マジで?
【入場特典】
特典の御札みたいなカードはQRコードがついていて、背筋さんの短編が読め、PDFでも読めます。編集長への理解が深まる。とても良い。特典なのに見た目も内容も完全にイヤゲモノなのがとても悪趣味で良かった。
全476件中、381~400件目を表示












