近畿地方のある場所についてのレビュー・感想・評価
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失敗した
101本目。
映画観る前は、朝マックしてから行くんだけど、ポケモン渋滞で1時間近く待たされ、食事そこそこで、映画館へ。
予定狂ったから、ジュラシックワールド観られるかどうか。
で、怪談を浴びる会に原作者出てたから、映画観るまでは保留。
でも、劇中内の動画がリアル過ぎて、ビビってしまい、失敗したと。
この場合の失敗したは、褒め言葉なんどけど、薄目モード全開でいたら、軽く寝落ち。
散らかり過ぎやしないか?繋がるかと思ってたら、いい具合に繋がってくる。
裏が見えた時の怖さ、結局人間か。
でもあれが、この流れの中でどうかと思ったけど、ありなのかなしなのかが、正直分からない。
ネタバレない方が良いけど、思ってたのと違うという人は「札」を拡散してそう
2025.8.9 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(103分、G)
原作は背筋の同名小説
失踪した上司を追う雑誌編集者とライターを描いたミステリー&ホラー映画
監督は白石晃士
脚本は大石哲也&白石晃士
物語は、都内某所にある文詠社の資料室にて、オカルト雑誌「超・不思議マガジン」の編集長・佐山(夙川アトム)に異変が起こる様子が描かれて始まる
部下の編集者の小沢(赤楚衛二)に「今度の特集はすごいぞ」と息巻いていたが、その翌日に彼は姿を消してしまった
そこで小沢はライターとして関わっている千紘(菅野美穂)を編集部に呼び出して、編集長失踪の経緯を説明することになった
佐山が最後に取り組んでいた特集の原稿はパソコンごと行方不明で、彼が集めていた膨大な資料だけがその場に残されていた
二人は、映像コンテンツや関連する記事を確認しながら、団地の奇妙な遊び、少女失踪事件、お台場のチェーンメールなどの映像を見ていく
さらに佐山自身が取材していた大学生・目黒(のせりん)の記録も確かめていく
彼の友人が失踪したというもので、さらに彼は自分のアパートのベランダにて奇妙な赤い服の女を目撃したという
円生寺の住職・塚田(ドン・クサイ)にお祓いを依頼するものの、「これは私では祓えない」と言われ、「動物を飼え」とアドバイスを受けていた
彼はまだ存命で、あの日からずっと動物を飼い続けていて、千紘たちも現在の彼とコンタクトを取ることになったのである
映画は、様々な資料をもとに「近畿地方に何かあるかも」というテイストでミステリーが進んでいくものの、具体的に「この地で行われたことが原因で」というところまではいかない
架空の村あたりを設定すれば良いと思うのだが、映画内の説明だと、昔話に原因があって、そのゆかりの土地にてある事件が起きたみたいな感じになっている
その一つが首吊り館において小学生が自殺したもので、その母親が書き残した例のメモが全国的に広がりを見せた、ということになっている
だが、それがなぜ広がったのかは濁されている部分があり、それが例の教団が管理していた「石」と関係しているように展開されていく
おそらくは、昔話の伝説の石が見つかって教団に確保されるものの、その石は人が管理できるものではなく、突如姿を消してしまった
その恩恵を受けたい人の一人が自殺した小学生の母・高見洋子(末冨真由)なのだろう
彼女が教団にいたのかはわからないが、何らかの方法で息子を取り戻したいと考えていて、その時に「石」に出会ったのかもしれない(教祖もしくはビデオのナレーションだったりして)
そして、千紘もその存在を知って入信したものの、石が消えたために「その石を探すためにオカルト記者に近づいた」のでは無いかと考えている
佐山に近づくものの勘づかれて逃げられてしまい、そこで小沢を利用することになった
そして、ようやく目的のものを手に入れた、というオチなのでは無いだろうか
いずれにせよ、ミステリーなのに肝心の部分は想像してねで終わるし、そこから派生した例の札の件も放置で終わっている
あの札があったことで亡くした人を手に入れられるという迷信が流布されたようだが、それが全国的に拡散されることで何が変わったのかもわからない
このあたりをきちんと説明しないとミステリーとは呼べないので、結局のところオカルトクリーチャー系ホラーというジャンルになってしまう
あのクリーチャーは地球上の存在ではないと思うので、昔話の時代に到来した「何か」だと思うのだが、そのあたりもざっくりとした感じになっているので、何だかなあと思ってしまった
原作ファンには全くおすすめしません
原作ファンです。最初に言っておきます。
この映画は「原作ファンではなく白石監督ファン向けに作られた映画」になっています。
以下細かい感想を述べていきます。
◆文章と映像で媒体が異なるにしても、見た後の満足度が低すぎる
読者が1個1個の話を読んでいって繋げるという原作にあるような楽しさではなく、映画化にあたって「ある程度まで既にまとまってる情報を追っていく」形になっていて、これが追う楽しさを損なわせている。まあ仕方ないと言えば仕方ない。
話をまとめるためだろうとは思いますが、失踪した編集者の残した「既に分析済みの情報」をただ追っていくだけの形なので、何の起伏もないストーリーでした。
◆映像自体は良いのに演出の詰めが甘いし音響に頼りすぎ
序盤のニコ生主凸映像パートが映像の出来、音響演出の恐怖的にはピークでした。ここが非常に良くできていて期待が高まったのですが、あとはダラダラと同じような物が流れ続けるので勿体ない映画だなと思いました。
白石監督の『ノロイ』でも炸裂していたような、「昔っぽい」映像の数々の出来栄えは全体を通して良くできていたと思います。
ただ中盤以降は下がる一方で、「なんかそれっぽい映像に大きな音量で不協和音合わせてるだけ」な作りで、とにかく全体的に雑だなと感じた。本当にただただ「それっぽい」止まりな印象。
ジャンプスケアという程の事は無いんですが、単純に大きい音量で不協和音入れてるだけという雑なシーンが多すぎます。音で誤魔化そうとしすぎです。
大きい音に驚いてるだけで、そこに恐怖は存在していません。
演出が雑なのでじわじわくる恐怖も無く、かといってジャンプスケアも無く、ただでかい音が聞こえてくるだけ。その後はまた次のシーンへ…という繰り返しで正直退屈でした。
また作中の映像資料の演出の雑さも感じていて、昔の映像なのに髪型がセンター分けとか今風すぎる子が見えるなあと思っていたら、ギャルのデコったガラケーとかの小物には拘れるようだったので統一感がなく、シンプルに「詰めが甘くね?」となりました。
髪型やファッションの流行が巡るとは言っても、年代的に整合性が取れないんですよね。それがノイズに感じました。多分これは私が気にしすぎだからなので、普通の人はスルーできるんでしょうね。知らんけど。
◆終盤がコメディ映画すぎる
コワすぎシリーズからの輸入なのか、あまりにも“暴”すぎる菅野美穂がおもしろくて、後半にかけて笑いこらえるのしんどかったです。
狭いトンネルで前後を怪異に挟まれたのでバックで助走つけて車で轢くのはもう笑いが止まらなかったですね。
この点は「白石晃士監督のファンなら楽しい」ポイントですが、原作ファンからしたら「原作の良さぶち壊すくらいなら最初からオリジナル脚本で映画作れよ」としか思いませんでした。
わざわざお金払ってホラー見に行ってるんですよこっちは。バカにされている気分でした。
◆原作ファンとして特に解釈違いだなと感じたポイント1つ目
林間学校の集団ヒステリーのシーン、YouTubeに上がってる予告でも既に出てるんですが
原作を読んで「暗闇から普通の男性の声で呼びかけられる違和感」を想像して怖いと感じていたんですが、映像化で「いかにも化物な声」になっていた点は解釈違いでした。
あそこは「そこに居る/有るはずのない普通の人っぽい何かからにじみ出る違和感」こそが恐怖を産むところだと思うんですが、あからさまに化け物だと「ですよね」としかならないです。
この点はまあ原作読んで無ければスっと受け入れられるかもしれないですが個人的にはダメでした。
◆原作ファンとして特に解釈違いだなと感じたポイント2つ目
最大級に解釈違いで飲み込めない点なんですが、この映画が何よりも原作破壊をしているなと思ったのは「映像に撮りすぎ」という点です。
「怪異自体の不明瞭さ」が私はこの作品の最大の怖さであり魅力だと思ってるんですけど、めちゃくちゃ映像に撮って形にして見せてくるので興醒めします。
終盤にかけて感情が無になり、真顔でため息をつきながら観ていた気がします。
映像化にあたって話をまとめるのがめんどくさくなったのか、安易な展開と安っぽいCGに逃げているようにしか見えません。
「ああ〜原作ちゃんと読んでないのかな監督」としか思わなかったです。
なんで『近畿地方のある場所について』を観に行ったのに『コワすぎ』を見せられないといけなかったんですか??
映像化、商業映画化にあたってはある程度改変しないと成り立たないでしょうし、まあ難しかったとは思うんですけど、原作読んだ上で自分の作風を出したくてアレをやったのなら下品だなとしか思いません。
人の看板借りてやっていいようなクオリティの仕事じゃないんですよはっきり言って。監督オリジナル作品で同じことやってれば良かったじゃん…なんでこの作品でこんなことするんですか…
原作者の背筋先生は白石監督のファンのようなので、おそらく喜ばれているのかと思いますが、原作を読んだファンの1人としてはとにかく残念で仕方なかったです。
鑑賞後は最悪の気分でした。
まあエンタメとして商業映画として成功させるために仕方なかった、として受け入れるしかないんだろうと思いますが、私は2度と観ないです。
総評として、タイトルにも書いた通り「原作ファンには全くおすすめしません」というところです。
今年はJホラーも多く期待していた作品だけに非常に残念でした。
原作を読んだ人は見に行かない方が吉
書き物と映像
原作も読んだ上での鑑賞です。映像も十分に楽しめました!
モキュメンタリーを映像にするわけですから資料形式で進んでいきます。
白石監督なので超超微グロも少しだけありますが、目を背けるほどではないかと。
またジャンプスケアは無いのでそんなにびっくりもないのでホラー苦手な人でも見れると思います。
原作だと最後まで淡々と語られて、変な後味が残ったけど、
映画はラストでなんだか白けてしまった感じがあります。
レイトショーで鑑賞しましたが8割ほど席埋まっていました。
原作とは違うが結構いいぞ!
前半4点後半2点の説明不足過多
[映画の前半部分は面白かったな、となっている方はぜひ先に原作をお読み下さい…]
原作(カクヨム版、書籍版、文庫本版)履修済みで、映画化と聞き楽しみに見に行ってきました。
前半の調査パートはモキュメンタリー調で概ね原作をそのまま映像にしてくれたような再現度で、林間学校の映像での子供たちの声がすごく不安な気持ちにさせてくれたり、首吊り屋敷の凸映像も凄くクオリティが高く、ざかざかとした画質や音声がとても気持ち悪く怖がらせてもらえました。これから起こる展開にわくわくできるクオリティでとても楽しかったです。
前半部分での不満点は、原作で重要な立ち位置に居るはずのまさる生存時の本当の話が昔話で上書きされてしまっていることで映画全体がよく分からなくなってしまっていると感じました。
柿の木問答、信仰の薄れ、得体の知れない物を神と崇めてしまうことがいかに禁忌であるかなど個人的には1番そこ聞かないと原作のような気持ち悪さは味わえないよな…となりました。絵本作家のおばあちゃんが出てきた時本当のやつが聞けるかな?と思ったのですが無かったので残念です。
後半パートは完全に白石監督節で、幽霊を車ではねたりジブリみたいになっちゃったまさるが出てきたりして原作や前半とは切り離して見た方が面白かったです。あの便利な目玉たちなんなんですかね。というか小澤くん吸収されてましたけどまさるが取り込んだ後の人間の体をダムや飛び降りで捨てるっていう設定はどこいっちゃったんですかね。思いっきり岩が体ごと吸い込んじゃってましたけどなんだったんでしょうか。
真っ白い手がおいでおいでと木の後ろから出ている、というだけで十分に怖いのでそれで良かったのに!!!それを求めていたのに!!!雑なCGで全身出てこないでくれ!!!となりました。
オチは映画館の大きな映像で、私はもう全てを伝えてしまいました部屋の隅に男の子が見えますそういうことなのでしょう…と言われてみたかったのでそこで終わっちゃうのかー、、とかなり残念でした。
前半まではん?となるところもありながらも本当に面白かったので…途中までのモキュメンタリー調でそのまま作ってくれれればどれほどよかったか…原作の余韻を残してくる怖さは一切なかったですが、後半に目を瞑ればとっても面白い映画でした。映画を見る前に原作を読破する方が足りない説明を頭で補完しながら見られるので格段に楽しめると思います。私は面白かったですが原作未視聴の友人は視聴後私からある程度の設定を話して初めて怖がっていました。
原作そのままでの映像化で十分今年トップのホラーになれたと思います。ドールハウス超えを期待していました。残念。
原作通りの部分と白石節で二度美味しい
本気で怖がらせてくる前半と、白石晃士らしさ満点な後半とで、二度美味しい仕上がりでした!
一般受け狙ってとてもわかりやすい構成になってるのが、ちょっと残念ではあるけど、多分原作未読勢にはコレぐらいがちょうどいい塩梅なのかも。
とにかく最初の方、文字で読んだものが丁寧に映像化されてるのすごく良い!次々出てくる資料映像が、ありそうな映像すぎるのめっちゃ良かった。そんな本気で怖がらせるやつがあるか!ってぐらい怖かった。
ラストの方は白石節全開で、きっと原作者の背筋さん(白石監督ガチファン)も大満足な展開だと思うwトンネルから先ずっと面白すぎたw
単行本は袋とじまで全部楽しんで実写が白石晃士監督で、期待しかしてなかったけど概ね期待通りだった。ラストは当然好み分かれるよねwでも原作通りやるのは映像では難しい気もするのでこれはこれ、かな。文庫も早く読もうっと。
【注意:嘔吐シーン苦手な人はお祓い映像要注意、あと動物の死体らしきものがチラチラ映る可哀想なシーンがあります】
【パンフレット 1000円税込 B5 表紙裏表紙込で60頁】
見た瞬間「分厚いな」と思ったんだけど内容も良かった。背筋さんのコメント部分はまるでそこだけ小説みたいに紙もサイズも違うページが綴じこまれてる。右綴じになってるので文も縦書き。主演二人のインタビューや、白石晃士監督と原作者背筋さんのインタビュー。キャストスタッフ紹介に主題歌椎名林檎コメントや歌詞。プロダクションノートや撮影中の怪異の話。コラムやレビュー4本。スタッフロール。
最後にはフシマガの特集が11頁に、そういう雑誌に載ってそうな広告と、表紙裏表紙はPP加工されてる!?頭おかしいぐらい豪華!これ1000円でイイの??マジで?
【入場特典】
特典の御札みたいなカードはQRコードがついていて、背筋さんの短編が読め、PDFでも読めます。編集長への理解が深まる。とても良い。特典なのに見た目も内容も完全にイヤゲモノなのがとても悪趣味で良かった。
ラストシーンは謎のままで!
この作品は、単なるホラー小説という枠を超えて、読者や映画を観た方に能動的に謎を解き明かしていくような、ユニークな体験を提供することで多くの読者や映画を観た方に強い印象を与えています。
・巻き込む仕掛け
登場する断片的な情報(ブログ記事、動画、論文など)を読み解いていくうちに、自分自身が物語の調査者になったかのような感覚を味わいます。特に、作品内に散りばめられた小さな違和感やヒントが、最終的に大きな恐怖につながっていく構成は秀逸です。自身が「見つけてしまった」と感じた瞬間に、作品の怖さが一気に増します。
・日常に潜む恐怖
特殊な超常現象ではなく、一見するとありふれた日常の風景やインターネットの断片から恐怖が生まれる点が特徴です。例えば、とある場所の風習や、インターネット上の掲示板のやり取りなど、身近なものが少しずつ不気味なものへと変質していく様子が、リアルな怖さを引き立てます。
・「見つけてくださってありがとうございます」の衝撃。
この作品を語る上で欠かせないのが、キーフレーズである「見つけてくださってありがとうございます」です。物語の真相にたどり着いた方にに対して、作品内の怪異が語りかけるこの言葉は、現実の恐怖に引きずり込むような衝撃的な効果を持っています。このフレーズ自体が、作品の最大の魅力であり、多くのファンに語り継がれる理由の一つです。
「近畿地方のある場所について」は、単に怖いだけでなく、想像力や考察力を刺激する、新しい形のホラー体験を提供してくれる作品と言えるでしょう。
※最後の最後に心の中で
「そっち側なの菅野美穂さん、そりゃダメでしょう!」と叫びました(笑)
賛否あるようだけど
自分としては十分に楽しめた作品だった。
粗めのVHS映像は恐怖を掻き立てられたし、正体不明の不気味な存在が集められた映像によって繋がっていく過程は好奇心を満たされるものであった。
原作は未読であるので作品の雰囲気は今作で判断するしか無いが、白石晃士の作風が存分に引き出されたものだと思う。
色々と不明な点もあるがホラー作品は作中の全てが説明され明かされる必要は無いと思っている。自分で考察する楽しみがあるからだ。
原作小説にも興味が出てきたので読んでみようと思わせる映像化作品であった。
入場特典の小説で岩の正体について言及されており、これも賛否が別れそうな内容であるが広義のオカルトと言う意味では面白いと思った。
怖いんだけど
面白かった! 生理的に目を背けたくなる画面から漂う恐怖 そして白石...
ホラーの幕の内弁当、的な
原作読了済。しっかり怖がらせてくれるし、原作の「点と点が繋がって怪異の本質に迫っていく」ミステリ的展開も生かしつつ、菅野美穂迫真の女優力を活かしきったオリジナルのオチも決まっていた。ビデオ記録や動画配信など多様なホラー表現にも力が入っていた。(日本昔話風のアニメのクオリティ!)ただ、いささかサービス過剰の向きがあり、個人的には見せるべきもの見せないべきものの分別がイマイチと感じた。最初の編集者が失踪するシークエンスからして開幕掴みとしてはだいぶダメっぽい。本編はかなり持ち直すだけに勿体ない。あと満を持して現れたラスボス(?)の造形が「獣の槍」でぶっ刺されると一撃で霧散しそうな雑魚妖怪感満載なのが…
白石くん版の近畿地方です。
原作既読勢ですが、白石くんのファンなのでかなり白石くん贔屓の感想です。悪しからずご容赦ください。
総評として、これは近畿地方の魔改造作品です。
原作の映像化を期待されている方には向かないです。
前半〜中盤は原作の薄気味の悪い雰囲気を出しつつ、短編映像による情報を小出しにし、それをひと繋ぎにして行く小気味良い展開。
最近のホラーの中でも怖く感じ、あからさまなジャンプスケアは少なかったですが、おかしくなってしまった人間の怖さ、今回の怪異の得体の知れなさで、ゾワゾワするような空気がとても良かったです。
いい意味で、白石監督作品であることを忘れていました。
ただ、ラスト数十分になった途端、突如として物語が疾走し始め、菅野美穂さんは怪異を車で轢くわ、ブチ切れながらバールで祠は破壊するわ、怪異はやたら高品質なミ◯ズにしか見えないわの有様。
白石くんが何かを我慢できなくなったようにしか見えず、笑いが止まらなくなりました。
中盤までの真面目なミステリアスなホラーを投げっぱなしにした上、まさる様らしきバケモノがウネウネし始めてよくわからないまま終了。
映画化として本当にこれで良かったんでしょうか。
ただ、白石監督好きとしては大満足です。年1ペースで白石監督作品を映画館で気軽に観られるなんて、良い時代です。
ましらさまは宇宙人?
特典の短編も読んだけど「ましらさま」のそもそもの設定が違う?
本だと人の霊が信仰によって邪神的なものに変じたって感じだけど、多分映画のやつって宇宙人的な存在だよね。SIRENやBloodborneみたい。というか終盤のあいつは設定といい姿といい月の魔物だよね。
多分この設定変更が未回収の伏線と関係するところじゃないのかな。映画のましらさまは多分女を狙ってなくて、必要とされてるところに湧いて、生贄と引き換えに人の願いを叶えるシステムのようなものではないか。だからAVのコメントとか「こしいれせよ」とか端折られてるし宗教団体の高みも掘り下げが弱い。
白石晃士監督のファンなら絶対楽しめる!
今作は、白石晃士監督作品の大ファンである自分と、ホラー映画をほとんど観ない友人とで鑑賞しました。自分はかなり楽しめたのですが、友人は「よく分からなかった」との感想。つまり、この作品は白石監督作を少なくとも1本は観てから挑んだ方が、間違いなく楽しめると思います。特に『ノロイ』や『コワすぎ』シリーズは、作風や演出のクセを掴むためにもオススメです!
個人的には、前半の資料映像パートが特に印象的で、古いテレビ番組や色褪せたビデオテープの質感が、不気味さと現実感を同時に醸し出し、物語への没入感を高めています。その中に映る証拠や証言を自分の中でつなぎ合わせていく過程は、まるで未解決事件を追うミステリーのようで、観ていてワクワクしました。映像や音の細部にまでこだわった演出も、作品全体のリアリティをしっかりと支えています。
終盤は、まさに白石監督らしさが全開。良くも悪くも現代のJホラーの枠から外れた、突き抜けた表現が繰り広げられます。この独特のテンションや演出は、熱心なファンにはたまらない一方、慣れていない観客には衝撃が強く、好みがはっきり分かれると感じました。
原作小説「近畿地方のある場所について」は人気作で、文学的な魅力を持つ作品ですが、それを映像化するにあたり『コワすぎ』シリーズ的なノリや勢いを投入したことで、作品のトーンがより尖ったものになっています。ホラー初心者にとっては刺激が強く、戸惑いから否定的な意見になるのも無理はありません。しかし、そのリスクを承知で振り切る白石監督の姿勢は、まさに彼らしいと感じました。
もちろん、自分にも残念に感じた部分はありました。特に「ましらさま」のビジュアルには正直納得がいかなかったです。というのも、元になったアニメ映像で「まさるさま」が登場するシーンを観て以来、自分の中では山の声の主をあの男の人としてイメージしてしまっていて(しかもアニメの声も地味に不気味で怖かった)、その印象が強く残っていたんです。それだけに、実際のビジュアルを見たときはかなりガッカリしてしまいました。白石監督らしいあの表現自体は好きなんですが、そこまでの過程が丁寧に積み上げられていただけに、落差を感じてしまったのも事実です。
また、白石監督が得意とするフェイクドキュメンタリーの要素とファウンドフッテージの要素、そして今回の作品の底に流れる劇映画的な要素が、絶えずぶつかり合っている印象を受けました。自分は白石監督のファンなので楽しめましたが、終盤にかけての展開は、もし監督を知らなかったら間違いなく「否」の方に傾いていたと思います。そういう意味では、一部の否定的な意見にも共感できる部分がありますね。とはいえ、監督をよく知っている人にとっては、「彼だからこそ成立するおまけの楽しみ方」や「もう一つの別の味わい方」を体験できる、そんな作品だったとも感じています。
ちなみに、個人的に特に印象に残ったのは、中学生たちの集団ヒステリー映像と、千紘が車や鉄パイプを手にして一気に覚醒するシーン。どちらも迫力と緊張感がすごくて、画面から目が離せませんでした。
そういえば、前半と後半で異なって、それぞれで評価が違う似たような作品がある。そう、これ劇場で公開された『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』なんですよね。前半80、後半70みたいな点のつけ方をして、全体だと50点みたいな作品。これが結論ですかね...。
⛰️お〜い お〜い🙏🪨⛩️😱
ここで感想を書く層じゃなくて単純にこれを観に行くメイン層の中高生は絶対に楽しめます🤩
しかもかなりヒットしてまだ劇場にお客さんが結構居ますね🔥
監督がインタビューで子供向けに作ってます🫡って言ってたけど全子供が👶🏻PTSDになるしそんなに甘い内容じゃないです🤮🥶😱まず最初に白石監督ってクセがかなり強いので感想の点数はハッキリ高評価と低評価に分かれるとおもいます⤴️⤵️(白石監督の前の作品の伽倻子🆚貞子やサユリやノロイが面白いと思う人なら大丈夫ですが純粋な原作ファンとか白石監督のクセを1ミリも知らない上に過去作品がダメだったって人が見たらアウトじゃね😂😅😆🤣)
この作品は色々な事件の動画の関連性を調べて行く話で複雑そうな内容なのに構成が上手いからめちゃくちゃシンプルでわかりやすくて意外でした🥶⤴️
怖がらせ方がそもそもVHS📼のトラッキングの合ってない画像だったりそこのザラついたテープの映像とかのこだわりが上手く怖さに繋がってたと思うでしかし😎
ミステリーの部分の作りが見事でめちゃくちゃ面白かったですよ(最後のアレをモロに見せるのが逆に全く怖く無かったからそこだけが残念です!最後はイカれたサイコテレビドラマの魔法少女山田みたいな最強にイヤ〜なオチ🥶であとで考察してゾッと😱する終わり方だったら最高だったのに🥹)
ジャンプスケアがホラーの怖さだと思ってるバカな監督だと単に音響とイキナリ出現してビビらせるのみとかになりがちなのでキンキはそのタイプの作品じゃなくて良かったなあ🕺(残穢に近い感覚の怖さよね)
ニコ生配信者の失踪した時の映像がかなり気持ち悪くてポイント高し⤴️(最後に背後にいたのは自殺した男の子が首吊ってブラブラしてる状態で出現してるんだよな🥶)
あと公園で子供が木に向かってジャンプとかあの赤い服の女とか編集長に会いに行った時の言葉の意味とか取り憑かれた人が何故手を上げるのかの理由など事実が分かるとゾッとする伏線が巧妙で原作の出来が良いのはよくわかりましたよ📕⤴️(首吊り自殺してるからあの男の子の幽霊は首が伸びていてそれを発見した母親が木に🌲にぶら下がってる子供に向かって手を上げて🖐️ジャンプしていてあの二人の幽霊は結局その親子だったり 息子を亡くして宗教に入ったエピソードやまさるさまの昔話の内容などよく考えて見たら気持ち悪いってパターンの作りなのがいいのよ😇)
あと宗教の紹介映像の構成や音楽などが超リアル過ぎて笑ってしまいましたよ🙏🤣
結局は編集長を生贄にしようとして逃げられたから新しい生贄を上手くあの場所に向かわせる為の罠って話で嫌な終わり方なのもいいね🥶👍
あと上手いと思ったのが まんが日本昔話の怖いエピソードの時のあの感じを忠実に再現したまさるさんのアニメーションが不気味で最高に良かったです👍(元ネタ知らないであろう外人が観た方がよりこの作品は気持ち悪いと思うような気がします)
最後に連れていかれる時に身体に張り付く目玉👁️👁️👁️👁️みたいなやつは集合体恐怖症の人が発狂するやつですね🤮
あと途中と最後に出てくる白い手🖐️🤍は監督も言ってましたがまんま三茶のポルターガイストの白い手と全く一緒でしたねぇ🖐️🤍
結局実際に観に行く若年層は楽しめるのにここの感想を観るとメイン層の面白く鑑賞出来る若い人の感想がほぼゼロだろうからここの平均点が低いの参考にしてつまらない可能性が高いから観ない🙈と考えるのは大間違えなのでそこは気をつけたほうがいいですよ🧐
全465件中、381~400件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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