「ぶっこわしてやろうよ‼」近畿地方のある場所について MARさんの映画レビュー(感想・評価)
ぶっこわしてやろうよ‼
オカルト雑誌の編集者が、行方不明となった編集長が調べていた過去の未解決事件や怪異を調べていくうちに自身にも不可解なことが起こっていき…といった物語。
頼れる姉御肌といった感じのライター千紘と共に、過去の映像をあさっていく小沢。
結論から言うと、映画本編の物語というよりは、ドキュメンタリー風のVHS映像が恐くて見応えありましたね。荒い映像やニコニコ配信で出た家の様子等々…このあたりはマジでこわかったですね。。この雰囲気こそ我が国のお家芸、ジャパホラの真骨頂でしょ‼
そんなこんなありながら、調べていくうちに佐山失踪の真実に近づき、併せて過去の怪異や未解決事件の真相も…的なラストを期待していたが…。
2人が少しずつバラバラのピースを集めていき、一枚の絵が出来上がっていくような展開にはそりゃあもうガッツリのめり込まされたが…このオチは。。
何と言うか、オチ以外はすごく好きな映画だった、とでも言えば良いのでしょうか。
勿論、本筋と無関係とまでは言わないが、最も恐かった過去の怪異や未解決事件の方が本編より興味深かったり、ひとつひとつの散りばめられている要素はものすごく良いものの、混ぜ合わせた結果思ったほどのものにならなかった…といった印象。
とは言え雰囲気は抜群にあったし、恐怖感も期待以上のものがあったし、懐かしい日本昔ばなしを1話見れたような感じでお得感もあったし、オチこそ微妙だったが総合的にとても面白い作品だった。
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