「家族で見にいったことを後悔」近畿地方のある場所について ぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
家族で見にいったことを後悔
宣伝が凄かったので、期待しすぎていました。
怖いビデオを菅野美穂さんと赤楚衛二くんが見ていくシーンも(わざとでも)映像が汚くて見にくいし、内容も全く怖くないし、そのくだりが長すぎていつまで続くのかイライラしてしまいました。
映画選び失敗したな、と前半で悟りました。
怖くなりそうなところでビデオが止まり、なんだったのか分かりにくい。結局全部、いいところでやめてしまうから「もっと〜!」ってなりました。
そしてまた次の、わけのわからないビデオを見せられる。
YouTuberの首吊り廃墟は怖くなりそうだと期待しましたが、いいところでビデオの画像は乱れる。もう少し見せろ。いや、見せんのかい!ってなりました。
(もうほんと怖くない。つまらなさすぎて、無理に付き合わせた家族に申し訳なく思いながら耐えました。)
怖くないけど、ゲロ吐くお坊さんはいます。
(家族に申し訳なかった…)
唯一ちょっと怖かったところを上げるなら、
このビデオを残して失踪した先輩おじさんの家を訪ねると、身代わりにした生き物がたくさん死んでいて、おじさんはもうおかしくなっていて、奥さんもおかしくなっていて四つ足歩行で獣みたいに暴れて階段を駆け上がり、二階から落ちてグロい感じで死んでしまう。
さらにおじさんも赤楚衛二に手がかりを渡してから自殺する。奥さんの動物みたいな動きが気持ち悪かったです。
出てくる幽霊(?)はあまり怖くないです。
首の長い男の子はCGみたいで嘘くさい。
宗教ビデオはよくできていました。その中に菅野美穂が映っていたのも少しびっくり。2度みみたいなカメラの動き、嫌いじゃないです。
子を亡くした母は宗教にどっぷり。
先輩おじさんは逃げたから、次の身代わりを求めて赤楚衛二を引き込んだ。ありありな展開でした。
トンネルで出てくる霊達(?)も本当は怖いシーンのはずなのに、霊にイライラした菅野美穂が車で轢いて倒すので呆れてしまいました。
そこからの菅野美穂のテンションハイになった感じで急に暴走を始めます。赤楚衛二は戸惑って逃げていいのに何故か従います。
森から声がする者の正体を最後に見せられます。私は笑いました。白いタコ頭のこだま星人みたいなよくわからない物。
目玉みたいな下手くそなCGの化け物が赤楚衛二に襲いかかります。
母も隣で笑っていました。この部分が1番がっかりしました。
声の主は、絶対に見えない方が怖かった。
赤楚衛二は菅野美穂に騙され目玉に囚われ岩に喰われて生贄になり、菅野美穂の赤ちゃんは戻ってくる。
赤ちゃんもなんか触手系で、ここまで見えない方が絶対怖かった。おかしくなった菅野美穂がこちらに呼びかける。
こんな終わり方、残念すぎる…
映画は終始ずっと怖くなくて、せっかく付き合ってくれた家族に申し訳なくて、急いで映画館を出て何度も謝りました。
1人で見れば自己責任だけだからまだ耐えれたかもしれないです。
家族みんな、見て後悔したのは間違いありません。近くの高校生グループも笑っていました。
「事故物件ゾク 恐い間取り」を先に見ましたが、こちらは渡辺翔太の演技が気になり集中出来ませんでしたが、まだちょこっと、ほんとにちょこっとだけ楽しめる要素があったと思います。
「ドールハウス」も見ましたが、こちらが1番良いかも。長澤まさみさんがすごくよかったです。島に行って掘り返す際に引き摺り込まれるところになんとも言えぬ雑さがあって、ところどころ「ん?」ってなるけど…
長澤まさみさんはすごい…
このような場所で吐き出して申し訳ありません。
久しぶりに会った叔母も家族みんなも連れての映画だったので、申し訳なさからとてもとても悔いたので、吐き出してしまいました。
ま…今年のホラーMVPは今のところ…、「ドールハウス」ですかね…。
今季1番と思われていた本作があっさり陥落してしまい、事故物件もいまいちだったし。あれだと渡辺君よりかラウール君の方が今年、はるかに人気上昇しそう?
いゃ…今年1番期待値の高かった今回の「近畿地方…」…、残念過ぎますよ。
お気の毒に。お察しします。

