「ここ数年の日本のホラー映画の中ではダントツの出来。ここの評価は気にせず観に行くべき。」近畿地方のある場所について エリセさんの映画レビュー(感想・評価)
ここ数年の日本のホラー映画の中ではダントツの出来。ここの評価は気にせず観に行くべき。
原作は読んでから観ました。背骨さんも「白石晃士のモキュメンタリーっぽいことを文字でやってみた」とインタビューで答えたとおり、原作からして白石晃士っぽい。映画化にあたって、相性が悪い訳がない。原作の良さを失わず、それでいて白石映画としか言えない素晴らしい作品になったと思う。
ここ映画.comのレビューでは、とにかく終盤の評判がすこぶる悪い。原作改悪じゃないかとか、物理的すぎるとか、見せすぎているいう意見が多いように思う。
だが、私は少なくとも原作改悪だとは思わない。菅野美穂の突然の暴走は後から理由あってのことだと分かるし、トリッキーということであれば原作のラストからしてそうでしょう。少なくとも、原作も映画もJホラー的な「見せない怖さ」をキモにしていない。
終盤が嫌いな人も、中盤までのモキュメンタリー部分の出来の良さには納得したのではないでしょうか。もはや名工の巧みですね。アニメまであって、バリエーションに富んでいる。怖いわ、笑えるわ、本当に楽しめました。音楽、音響も良かった。
キャスティングもよかった。菅野美穂があんなに怖いとは…
とにかく、ここ数年の日本のホラー映画の中ではダントツの出来だと思います。ここの評価は気にせず観に行くべき。
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