「評価は割れると思うが、もっと変なJホラーよりマシか」近畿地方のある場所について yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
評価は割れると思うが、もっと変なJホラーよりマシか
今年179本目(合計1,720本目/今月(2025年8月度)7本目)。
この原作は知らない一方で、監督さんの過去作はよく見ているので、原作はともかくもテイストはある程度把握した上で見に行ってきました。
結局のところ、日本のホラー(俗にいうJホラー)が極端に監督さんが少ないため切磋琢磨する環境になく、そのために極端に採点不能な作品が出てくる(よって、ホラー映画に関しては、日本の視聴者でも、文化の推定がしやすい韓国・台湾映画を見る方もいらっしゃる模様)という事情であるところ、この監督の方の作品であれば何とか…といったところです。
他の方も多々触れている通り、エンディングを完全に描いていないため、各自で考えてねというようなフシが一部あり、この意味ではフランス映画のようなテイストがあります。ただ、どう考えてもホラー映画なので、フランス映画にいうそうした余韻を残すタイプと同じか?というとまた違います。
また、2024~2025年のように新しい文化ではなくかなり古い文化(折り畳み式の携帯や、ビデオテープ等色々)が多数出てくるので、ある程度の背景知識(1980~2000年頃の文化?)がないと理解そのものが詰まってしまう(ホラー映画としては楽しめますが)点が、やや想定年齢層を上にあげてしまっており(実質的に40~50歳以上の層でないと全部理解しきるのは大変?今時、VHSなんてそもそも購入できるのだろう?)、そこがやや厳しいかなといったところです。
採点上特に気になった点は以下ですが、フルスコアにしています。
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(減点0.2/心裡留保と第三者対抗要件)
心裡留保は、善意(無過失かどうかは問わない)の第三者には対抗できません(身分行為を除く。身分行為にはそもそも心裡留保の適用がない)。
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