「期待度○鑑賞後の満足度❌ 近畿地方へいらっしゃい~って近畿地方である必要ないし…またまたアホらしい映画が一つ…」近畿地方のある場所について もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度○鑑賞後の満足度❌ 近畿地方へいらっしゃい~って近畿地方である必要ないし…またまたアホらしい映画が一つ…
①人が怖がるような画像を並べたり、ゾッとするようなシーンを連続させたり、訳の分からん謎を振り撒けば立派なホラー映画が出来るわけじゃない。そこが分からないのかしら…
どんなに狂っていても、常識から外れていても、それなりに筋を通してくれないと、或いはそれなりの統一した世界観を見せてくれないと、本当にゾッとする恐怖は感じられない。そうでなければただのお化け屋敷映画。というかただのお化け屋敷映画でももう少しマシなのあります。
②先ず、近畿地方に住んでいる(且つ近畿地方の地理に精通している)人間にとってかなりゼタラメな地図が出てくる(町がある筈がない場所に町があったり)時点で萎えるし、出てくる民話(『まさるさま』だっけ?まあ、どうでもいいけど)もつまらない話だし、途中でネタがバレるし(というか伏線ヘタ)、それでも全体の三分の二くらいまでは最後に喜ばせてくれるかもと期待を繋いで観ていたが(演出はまあそこそこ上手いし)、クライマックスで撃沈…
③最後まで点(劇中に次々と語られ描写される怪奇現象)と点とが結ばれなくて、怖さや不気味さよりも途中のあの諸々は何だったの?と頭の中は「お花畑」じゃなくて「ハテナ畑」で、欲求不満が勝るし、バカバカしさが募る。
「わけが分からない」「謎のまま」=「怖い」「恐い」と勘違いしているところがイタイ。
点と点とが結ばれて線となり全体像が浮かび上がって、最後の一押しにゾッとする、というカタルシスがない。
こういうのが最近の流行りなのかもしれないけれど私には物足りない限り…
④「近畿地方の“ある場所”について」という題名だけど、映画を観てたら”'滋賀'じゃん“だし、出てくるダムが“何処かで見たことあるなぁ~”と思っていたら河内長野にある滝畑ダムだった…と、地元民からしたら作り物感満載なので余計恐怖感無し…
