「ラストで興醒め」近畿地方のある場所について ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストで興醒め
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物語の2/3までは本当に怖いし
いや〜な空気感というか雰囲気というか
色彩も映像もモキュメンタリーふうな感じも
実に引き込まれて没入できた。
しかし、ラストは私は好みではなかったが、
怖さが一蹴され、トラウマならずに済んだので
鑑賞後感は悪くないと言えよう。
これは何に期待をするかで印象や評価は変わると
思うので十人十色な感想になると思う。
ラスト1/3になるまで千紘(菅野美穂)が
最も重要な人物であることは気づかなかったし、
私としては意外性があってよかった。
それにしてもラストショットは
怪異に取り憑かれた千紘を強調する画になっており、
げに恐ろしきは人間なり、な、終わり方ではなかった。
まさるさまは何者なのか、
続編をつくって謎解きをするのもありだとは思うが、
蛇足な気もする。
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おつろくさんのコメント
2025年8月10日
共感ありがとうございます!
本作を観て、鑑賞後のモヤモヤした気持ちに既視感があったのですが、原作のコミック版の「推しの子」のエンディングに近いものがありました。劇場版はわりと良かったのですが、原作がクソという本作とは逆の作り方でした。
部分的に良いところはある物の「まさるさま」とか伏線をバラ撒くだけばら撒いて一切回収しないという「斬新すぎる手法」にはお口ポカ~ンになってしまいました。


