#真相をお話ししますのレビュー・感想・評価
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さぁ選べ
対消滅ですがな
SNS社会をグサグサ刺しに来る映画って言うと、邦画では小野花梨さんが凄まじい体当たり演技を見せてくれた「プリテンダーズ」が最高峰で、個人的な好みでは。洋画では、アンドリュー・ガーフィールドの「メインストリーム」が記憶に残ってます。
に比べると、マンガ感がすごくって。ありえん感が中途半端に高くって。マンガでいくなら「カイジ」くらい吹っ切っても、とかとか。見ていて、ずーっと思ってました。
エンドロールが、明確なメッセージになってるところは、すごく良かったです。
画面上に現れた、赤い光点はBad。続いて緑の光点=Good。追いかけ合う、二つの光点。画面下側から現れる、白い光の数々は「Netに首を突っ込んでない普通の人々」の象徴と思われ。その光の合間を縫うように走る赤と緑。いつの間にか、白い光は消え去り。再び二人ボッチとなる赤と緑。突如、衝突して消え去る。
つまりは「対消滅」ですね。
SNSの悪徳=ボウガンに据えられた矢を撃てと言う方も。SNSの良心=個人情報を曝されても良いから助けろと言う方も。所詮は同じ穴の狢。ひと時の流行りに乗っているだけの存在。打ち消し合って消えるのが、せいぜいさ!って言う感じでしょうか。
今日は、虫の居所が悪いのか、なんか全然乗れませんでした。
と言うか、ドキドキしなかった。
全く。
現在(いま)だからこそ、見て感じてほしい!
配信番組として進行する映画。人々の告白によって、新たな事実が明らかになっていく展開で、楽しませてもらいました。
1つ目のエピソードは、世間で有名だった主婦殺人事件で明らかにされなかった事実の告白。二転三転する真相で楽しませてもらった
2つ目のエピソードは伊藤英明さん演じる父親の犯した殺人事件の真相。これも二転三転する真相に大興奮でした。でも、別視線で見るとなかなか切ない。伊藤英明さんの怖さと優しさに魅せられました。
そして、3つ目。菊池風磨さんが自らが体験した事件の真相を話す。なかなか手工が凝らされたトリックに酔いしれちゃいます。齊藤京子さんがイメージと違う感じで良かった。
どのエピソードも、興味深い内容でかなり面白かったんだけど、ここから・・・
一緒にいた友人の鈴木(大森元貴さん)が真相を話し始める。
【ネタバレ】
今だから、今でこその映画だと思いました。
インターネットが当たり前になった現在。幼い頃から、周りに存在していて、当たり前のようにその世界に入り込める。
匿名性の世界で、周りに遠慮せず、好き勝手なことを思ったままの言葉で世間に訴えられる。
実際、映画.comのレビューにしても、匿名として好きな言葉で好きなように、その映画について語る。
中には、一人の人間が、さも多くの意見として偽装していることもあるかもしれない。関係者がそれらしく宣伝することもあるかもしれない。
見えない世界を利用した本性が横行する場所。発言に責任が課せられない。
その行為について、見ている人に向かって投げつけられる形で本作品は終了する。映画鑑賞中は、すっかり魅入ってしまって、楽しい時間を過ごせたと大満足だったんだけど・・・
レビューを書こうと思い返してみると、何か違和感が。
そもそもが、離島の子どもたちの自然な姿を配信した人気チャンネルが発端。盗撮だから、普通の状態であり、ありのままが知らないうちに世間にさらされ、いつの間にか人気者になっていた。
ところが、ある事件がきっかけでこの人気配信チャンネルは廃止となってしまった。
何年か後に、メンバーの1人がこの「真相をお話しします」というチャンネルを立ち上げたってこと?かっての人気者だから、すぐに周知されて人気番組になった?
150万人を超えたことから、このチャンネルについての真相を話すことにしたみたいだけど、何で今回のスピーカー(真相を話す人)だけ、素性を晒されなければならないの?今までのスピーカーは晒されないの?
この辺がなんか腑に落ちない。
なんで、この人たちを晒さなければならない?
匿名で好き勝手なことを垂れ流すネット民への批判は、わからないことはない。でも、一番悪いのは盗撮を金儲けにしていた子供たちの親であり、こいつらの罰はしなくていいの?
中条あやみさんだけ、縛り上げられちゃって、なんかな〜?
支離滅裂な文章になってしまった。自分の頭の中も整理できてない。
作品自体は面白かったし、楽しめたんだけど・・・
なかなか奥が深い作品です。でも、きっと忘れちゃうんだろうな。これ!っていうインパクトはそれほど感じなかったから。
観客参加型といえる作品
昨今の無責任&無自覚に行われているネット加害について考えさせられる作品です。
終わり方を含め、個人差の大きい倫理観の部分を描ききらずに鑑賞者に委ねているのがこの作品の特徴であり、主題につながる部分でもあると解釈しています。
つまり、「事件後の鈴木(チョモ)と毒親の関係性」「本当にルーを殺すのか」など作中にない部分をどう想像するかで感想が変わるわけですが、私は主要シーンやパンフレットをふまえ「鈴木にとって最も重い罪と罰とは?」を考えながら、自分なりのサイドストーリーを埋めていきました。
エンディングで流れる「天国」の歌詞は鈴木を演じた大森さんが書いており、こちらも鈴木を理解する助けとなります。
大森さんは映画初主演というのが信じられないほど好演しており、特に物語の決めどころとなるシーンでの表情が素晴らしかったです。
さらに、個人的に注目したのは暴露エンターテイメントの舞台が「コロシアム」という点で、人間の愚かさ、弱さを説明するに十分でした。
CGのスケール感や上質さだけをとっても、劇場で見たい作品と言えます。
「ふるはうす★デイズ」のポップアップストアなど、本編の外から作品の主題に当事者意識をもたせる仕掛けも巧妙で、すべてを含めてこの評価としています。
鑑賞後もずっと考えています
まず、俳優の皆さんが実力派揃いで、演技の素晴らしさにより、時には迫力があり過ぎて恐ろしくもあり、とても引き込まれました。
また、主演の大森元貴さんと菊池風磨さんも、映画初主演というのが嘘のように、普段と全く別人格の人間をとても自然に演じていて、お二人のコンビもとても見応えがありました。
映画を観終わった後は、自分だったらどうするか、また、鈴木の人生について切なく悲しくもずっとずっと考えこんでしまいました。
小4の息子と一緒に鑑賞しましたが、息子も観た後にずっとパンフレットを熟読していたり、主題歌の『天国』の歌詞の意味について、子供ながらの鋭い考察をしていたりしました。
主題歌の中に、鈴木のその後のストーリーが秘められているように感じ、映画は3回、主題歌はミセスがテレビで歌唱されていたのを録画して何十回も観ましたが、今もまだずっと考えています。
こんな映画は初めてでした。
我々への問題提起
予告編を見て、どんな映画か気になったので観ました。
殺人とか、結構重い場面も多々あり、予想していたのとは若干テイストが違う映画でしたが、ハラハラする感じが面白かったです(殺人とはいっても、そこまでグロい場面はないです)。
そして、この映画の最後は我々への問い掛けで終わる。つまり、結果どうなったのかはわからないということ。物語の結果を伝えるのがこの映画の趣旨ではなく、ストーリーを通して我々に今のネット社会が抱える問題について提起するのが本当の趣旨である。
この映画は、特にネット世代の若者に刺さる作品だと感じました。今の我々のネットの使い方は正しいのか、今後どのようにネットと付き合っていき、どのようなネット社会を構築していくべきなのか、考えさせられる映画でした。
ルーより
それぞれの親はどうした。
子供たちの名前もWeb投票で決めてつけたんだから(変な名前なのも納得)、親たちの倫理観はぶっ壊れていて、むしろそっちの方がYouTube収益の闇としてスポットを当てるべきで、生活が出来るほどの多額の広告収入のためならば子供の人生を見世物にしても良心の呵責さえ消え失せる、歪んだ考えが1番怖いのでは。ルーが突き落としていたとしても、ルー1人であのアリバイ工作を考えたとは思えず、裏で親の差し金だろうと真っ先に疑ってしまう。
最後あの場所に吊るし上げるべきは3人の親なんじゃないのか。原作未読のためそこは既に言及されているのか分からないが。
前半と後半で評価が分かれる。オレの選択は👍かな💦
評価は分かれてるようだけど
劇中の熱狂と観客の温度差を感じた!!
普段Youtubeで怖い話を聴いているので、個々の話はまあ普通に感じましたが、2020年代らしいトピック(近隣トラブルとメンブレ、パパ活、リモート不倫、ゆたぽん)で作られていました。1話目の感じで行くのかなと思いましたが、段々つまらなくなる印象でした。島のエピソードは演者が子供だからか微妙に感じましたし、ラストの仕掛けは単なる私怨で、観客を取り込むには弱いと感じました。何か事件について観客に追体験・共感させるには、洋画の「告発の行方」や「デトロイト」くらい詳しくやる必要があると思います。構成は上手いですが、投げ銭が飛び交う同接150万の熱狂と、映画館の観客の間にはかなり温度差があると思いました。田中美久さんの誘惑演技が上手かったです。福本莉子さんは、アバター姿でも話し方で福本さんってすぐ分かるのが良かったです。大森さんは見栄晴に似ている気がしますが、𝐅𝐮𝐭𝐤𝐚𝐬𝐞さんが出だ映画(「キャラクター」「はたらく細胞」)とはまた違って印象に残りました。
タイトルなし(ネタバレ)
ざっと見てレビュー評価が高めだったのもあり、
楽しみにしていましたが、、、
個人的には期待外れでした、
キャストが豪華な分、そこのもったいなさとストーリーの薄さ、エンディングのモヤモヤもあり、、、
久しぶりに映画館で見てがっかりしてしまいました。
サブストーリーは臨場感もあり、
面白く感じましたが、本編のストーリーの方が
薄く感じてしまってあまり気持ちが動かなかったです。
さぁ、どっちにする?
視聴者投稿が面白い
ちょっと期待外れだったかも
初っ端のエピソードから「そうはならんやろ」の連続で入り込めなかった
全体的に話の作り込みが雑だと思う
番宣では別々に見えるエピソードが最後につながる的なことを言っていたので共通の黒幕がいるのかと思ったらそうではなかったのも期待外れポイントだったかもしれない
最後のエピソードで視聴者も当事者として炙り出されるのは斬新で、ここが一番この映画で言いたかったことなんだろうけど、突然他人の命と引き換えに出されても、ねぇ?という感じで冷めてしまった
子供たちのエピソードが殺人事件よりも何よりも一番グロくて気持ち悪いから他のエピソードはもっとテンポよく終わらせてそこを強調した方が良かったのでは
チャンネルの内容がサムネだけでさらっと流れてしまったのはもったいないと思った
一番悪いのは子供をダシにSNSでお金を稼ぐ親なのにその顛末は描かないで面白がって見ていた視聴者も同罪だとされてもあまり共感できない
親の経歴やその後の関係性はパンフレットで補足されてたけどらしいけど映画の中で丁寧に描いた方がこの映画の一番の狙いの「視聴者を当事者にする」ことが生きると思う
例えば一人チャンネルに協力していたルーの家だけやたら豪華な作りだったこととか
あそこをもっとわかりやすく描けばルーが凛子を殺したこととかチョモと砂鉄が最後ルーにしたことの整合性が高くなるのに
鈴木役の演技は始めてとは思えないほどだったけど、でも映画の主役として考えるならあれくらいできて当たり前で、あくまでも映画好きではなく主演のファンが見て喜んでくれればいい映画だったのかなと思いました
面白かったという声が多く期待して見に行きましたが、
伝えたかったことは分かるし斬新で良かったけど全体的に粗が多く終始入り込めずに冷めた目で見てしまったので残念でした。
面白かった!
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