劇場公開日 2025年4月25日

「3人の配役は素晴らしい」#真相をお話しします kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.03人の配役は素晴らしい

2025年5月5日
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鑑賞方法:映画館

原作は未読。
Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が映画初主演ということもあって観客はほとんどが若い女性。思ったよりも皆さん静かに観ていて安心した。エンドロールで、声だけ出演しているある人の文字を見て少し会話している人たちがいたけど、エンドロールだし我慢できる範囲。
原作小説は読んでいないが漫画版は少し読んでいたので最初の3つの話は知っていた。だから、話の展開に驚くことはなく、映画としての描かれ方を楽しんだことになる。そういう意味で、なかなか緊迫感はあったし、桜井ユキ、伊藤英明、伊藤健太郎の配役が素晴らしかった。ちょっとイカれた感じがとてもよかったと思う。
でも最後の話だけは少し腑に落ちない。骨格自体は面白い。幼い時に子どもが納得しないままYouTubeやSNSにさらされてしまった例はたくさんあるだろう。それで復讐しようとして、そこに行くか!?という違和感を覚えてしまう。さらに、最後の二択もピントがズレてる気がするのに、あなたたちにも責任ありますからね!と言いたげなあのラストはやや不快。連作短編小説を映画としてうまくまとめていたとは思うが、監督の意図とは違う嫌な気分が残った。

kenshuchu
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