「残念な映画です。」雪風 YUKIKAZE Piquet No1さんの映画レビュー(感想・評価)
残念な映画です。
歴史、軍事オタクとして一度は見ておこうと思い、見てみました。が、意味不明な映画でした。がっくりガッカリです。
まず、何が言いたいのかわからない、監督や脚本の言いたいことが全く意味不明、役者はあれだけそろっていて演技は良かったのですが。
ただずらずら事象を並べたうえ、意味不明なシーンが多すぎる。言葉使いや情景など不満だらけの映画でした。まるでB級どころかC級といいたい。普通の戦争映画にしてももう少しまし。時代考証もお粗末、階級や軍事知識もお粗末ではこんな映画になるでしょう。
なぜ、雪風でならないのか意味が解りません。最後の有森さんのシーンもあの髪留めで艦長の娘とわかるのでしょうが時代が違いすぎる。考証不足の映画もいいとこ。最後の方の乗組員のあいさつのような帽振りシーンも意味わからん。なんで追加したんですかね。
そうなんですよね。海自と元日本海軍との時代の差はどうなんでしょうね。自衛隊の作業服迷彩(戦闘服かもしれませんが)は最近のものですし。子供の設定が昭和20年生まれとして、昭和40年から50年だとしたら、被服も、装備も全然違いますし。あのシーンは要らなかったなと思いました。ただ、本当の最後(エンドロールと呼ぶのでしょうが)で我々に訴えるシーンは、少し企図されるものかなとは思いました。私的には描き方が全然違いますが、長崎閃光の影での方が胸にくるものがありました。まあ、そもそもこの映画は、雪風そのものを描いた作品なのだと割り切れば、多少納得できるのかな?とさえ思いました。
80年経つと、こうなってしまうのかと思う映画でした。役者さん達の演技が、良かっただけに残念でなりません。嘘満載をフィクションで逃げてるだけの映画でした。伊藤整一大将役の中井貴一さんの演技は、皆さん評価していて見るべきは、そこ位しかありません。
最後の、あのシーンにこそ、この映画のすべてが詰まっているのです。現代人への、とても貴重なメッセージ。私たちは先人の方々に託されたのです。世界平和を。
私は、この映画に五ツ星をつけました。
あなたは、この映画を酷評していますが、あなたは、すべての人から拍手喝采を浴び、百点満点の映画を作れますか?同じ、雪風というタイトルの映画を作ったとしての話ですが。
Piquet No1さん
私と全く同じ感想です。しかしよく知らないかたは素晴らしいって感想が多いですね。期待してたからがっくり。今は腹たってきてます。雪風へ冒頭する映画だと思っています。史実に基づくフィクションなら曲げてはならないところがあります。最後に雪風は沈んたってナレ、腹たちました。中井貴一だけに救われました。
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