「死ぬことを「是」とする戦争中に「救助する」というコンセプトを貫いた珍しい戦争映画」雪風 YUKIKAZE 天空住人さんの映画レビュー(感想・評価)
死ぬことを「是」とする戦争中に「救助する」というコンセプトを貫いた珍しい戦争映画
・死ぬことを「是」とする戦争中に「救助する」というコンセプトを貫いた珍しい戦争映画です。駆逐艦という「海の何でも屋」の役割として、戦闘だけでなく、戦艦の護衛や海上運搬などに当たり、また沈没して海上に投げ出された海軍兵士の「救助」に従事する様子を描いている。
・海軍最後の沖縄決戦では、沈没した戦艦大和などの海軍兵士を「死にもの狂い」になって救助する様子は感動ものです。
・戦闘場面で描かれた戦死者の数は少ない。グロ描写も控えめ(グロが苦手な方も安心して観られる)。
・予算の制約があったのか、戦闘場面は割とあっさりめ(CGが若干しょぼい感じがする)。
・竹野内豊主演の戦争映画は「太平洋の奇跡」以来の鑑賞となりますが、今回の艦長役もよく合っています。
・ラストの描写は、「救助する」というコンセプトが戦後・現代(例:災害救助にあたる自衛隊など)まで息づいているということを示しています。こんなラストもありかもしれません(某有名女優がラストで出演している)。
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