「戦争の中で人物の描写に力を入れた作品」雪風 YUKIKAZE ひろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争の中で人物の描写に力を入れた作品
クリックして本文を読む
理由は解らんが艦上シーンの撮影を平塚(東京から1時間くらいでロケハンしやすいのでしょうか。孤独のグルメとか近辺に来てますね)でしていたのもあって、気になっていた映画。
戦争ものと言うと昔ながらの連合艦隊とか、近年だと男たちの大和みたいなものを想像するが、予告を見ると雪風とその乗務員たちのヒューマン映画の様なので派手な海戦シーンはなく、そういうものを期待しているとガッカリするかも。
海戦シーンは引きの画が少なくて(大和の戦闘シーンも望遠っぽい画面に声だけの説明。。。)、撃沈もあっさり。その分、各人のバストアップを多用した描写が多く、艦の中の描写に着目したと言われればまぁこれでもいいかな?
ただ、敵機襲来で機関砲のシーンは毎回わ~みたいな感じなのは別の意味で笑ったw
中盤まで来て、専任伍長は最後まで生き残るのかなと思いきや、まさかあんなことになろうとは。。。
後から考えると戦争なんで全員生き残るのは無理だわなと思い、そんな状態でも終戦まで艦としては生き残った対比として必要だったのかなと。
終戦を迎えた雪風が連絡船となり、その数十年後に災害救助で娘さんが救助者を助けるシーンがまた感慨深い。
エンディングの先任伍長の問いかけがこの映画の締めくくりとして印象に残った。
コメントする
