URANUS2324

劇場公開日:

URANUS2324

解説・あらすじ

タイの人気女性コンビ「FreenBecky(フリーン&ベッキー)」が主演を務めたSFロマンティックファンタジー。

男性同士の恋愛を描いたボーイズラブ(BL)作品に続き、近年のタイで人気を集めている女性同士の恋愛を描くガールズラブ(GL)作品で、主人公の2人、宇宙飛行士とフリーダイバーという女性たちが運命に導かれ、時空やアクシデントを超えて巡り合う姿を壮大に描く。

主演は、タイ本国はもちろん海外でもファンミーティングなどが行われ、日本でもファンサイトが作られるなど人気を集めている、フリーンことサローシャ・チャンキムハとベッキーことレベッカ・パトリシア・アームストロング。日本から武井壮が参加し、日本兵の将軍役として出演。ベッキーと激しい戦闘シーンも繰り広げている。

2024年製作/130分/タイ
原題または英題:Uranus 2324
劇場公開日:2024年12月13日

スタッフ・キャスト

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(C)VELCURVE STUDIO

映画レビュー

1.0いったい何を見せられているのだろう?

2025年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

夜の回で途中で寝てしまうかも?とか心配しながら出かけてきたタイ映画。なんと、宇宙が舞台になる映画はタイ映画史上、本作が初だそうだ。

だと思って行ったのだが、途中から一体何を見ているのだろう?という気分になってくる。

主人公は子どもの頃から宇宙に憧れるLinと、父親がタイ人で母親がアメリカ人というハーフでダイビングが得意なKathという二人の少女。そして、どちらかが事故のような危機的状況に置かれるたびに異なるパラレルワールドに入り込んで、異なる時代や場所に場面が移り変わっていく。なので、宇宙の話も確かに出てくるのだが、そこが決してメインではないのだ。

宇宙飛行士としてLinは宇宙に飛び立つし、パラレルワールドを移り変わっていくマルチバースものでもあるので、SF作品だと呼んで間違いはないのだろうが、本質的な部分としては、時空を超えて貫かれる二人の少女の(日本で人気のBLならぬ)GL (Girls' Love) ものと考えるべきであろう。

ちなみに、タイムスリップした先で出会う日本兵の将校は武井壮が演じているが、日本のテレビで見るような「武井壮感」はあまりない。

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Tofu

4.0愛は不滅

2024年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

この映画に関する情報が少なくて困った。公式サイトが無いし。

分かっているのは以下のことくらい。
・タイ映画
・GL(ガールズラブ)
・FreenBecky(フリーン&ベッキー)という女性2人組が主演
・日本人役で武井壮が出演
・宇宙飛行士とフリーダイバーの恋

Thailandが大好きでタイ語も勉強している自分としては
見逃したくなかったし、ポスターの写真が興味を引いた。
東京で1館のみ、1週間の限定上映だったが観ることができて良かった。

平行世界が出てきたりして時空を超えた物語が展開。
これは現実かそれとも夢か幻か?みたいなところもあるが
軸となる話があっての上なので混乱せずに済む。
最近観た映画で雨の中で●●する映画があったけれどあっちは
全てが夢か現(うつつ)か分からなくて何を言いたいのか理解できず
靄っとした印象しか残らなかった。(個人の感想)
一方でこちらは激しいラブシーンはないものの2人が愛し合う気持ちが
良く伝わって来たし全体的に感情に訴えてくる要素が多かった。

ポスターを見て壮大なSFを想像したがSF要素は少なめ。
予算の関係もあるだろうがアメリカの本格的SFに目が慣れていると
宇宙の場面などちょっと見劣りしてしまう。でもSFとして観ないで
愛についての話だと割り切ればそこは許せる範囲。

並行世界の中で日本兵と戦ったり(アクションシーンあり!)して
最後まで飽きさせなかった。どこか郷愁を感じさせる、自然豊かな
Thailandの風景。そしてフリーダイビングの場面もあれば宇宙飛行や
超自然的現象もあり画面を見ているのが楽しかった。
そして主演の2人が可愛いから目の保養にもなった。

音楽も、この映画の世界観を凝縮したような主題歌も良かった。
主演の2人の歌声が流れるエンドロールで余韻に浸った。

原題 URANUS2324 そのままで日本公開して良かったと思う。
なぜか日本の配給会社は説明的な日本独自の副題を付けがちで、
自分はあまり歓迎しない口なので。

ちなみに URANUS は天王星。2324は普通に考えると遠い未来の話。
しかしこの数字は年号ではあるが実は仏歴(Thailandの公式暦)で
2324年は西暦で1781年。天王星が発見された年である。
それにまつわる話が出てくるがネタバレになるので割愛。

2024年12月17日 シネ・リーブル池袋にて鑑賞。

星の数はあくまでも自分の満足度なのでご了承を。

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toshijp