URANUS2324

劇場公開日:

URANUS2324

解説

タイの人気女性コンビ「FreenBecky(フリーン&ベッキー)」が主演を務めたSFロマンティックファンタジー。

男性同士の恋愛を描いたボーイズラブ(BL)作品に続き、近年のタイで人気を集めている女性同士の恋愛を描くガールズラブ(GL)作品で、主人公の2人、宇宙飛行士とフリーダイバーという女性たちが運命に導かれ、時空やアクシデントを超えて巡り合う姿を壮大に描く。

主演は、タイ本国はもちろん海外でもファンミーティングなどが行われ、日本でもファンサイトが作られるなど人気を集めている、フリーンことサローシャ・チャンキムハとベッキーことレベッカ・パトリシア・アームストロング。日本から武井壮が参加し、日本兵の将軍役として出演。ベッキーと激しい戦闘シーンも繰り広げている。

2024年製作/130分/タイ
原題または英題:Uranus 2324
劇場公開日:2024年12月13日

スタッフ・キャスト

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(C)VELCURVE STUDIO

映画レビュー

4.0愛は不滅

2024年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

萌える

この映画に関する情報が少なくて困った。公式サイトが無いし。

分かっているのは以下のことくらい。
・タイ映画
・GL(ガールズラブ)
・FreenBecky(フリーン&ベッキー)という女性2人組が主演
・日本人役で武井壮が出演
・宇宙飛行士とフリーダイバーの恋

Thailandが大好きでタイ語も勉強している自分としては
見逃したくなかったし、ポスターの写真が興味を引いた。
東京で1館のみ、1週間の限定上映だったが観ることができて良かった。

平行世界が出てきたりして時空を超えた物語が展開。
これは現実かそれとも夢か幻か?みたいなところもあるが
軸となる話があっての上なので混乱せずに済む。
最近観た映画で雨の中で●●する映画があったけれどあっちは
全てが夢か現(うつつ)か分からなくて何を言いたいのか理解できず
靄っとした印象しか残らなかった。(個人の感想)
一方でこちらは激しいラブシーンはないものの2人が愛し合う気持ちが
良く伝わって来たし全体的に感情に訴えてくる要素が多かった。

ポスターを見て壮大なSFを想像したがSF要素は少なめ。
予算の関係もあるだろうがアメリカの本格的SFに目が慣れていると
宇宙の場面などちょっと見劣りしてしまう。でもSFとして観ないで
愛についての話だと割り切ればそこは許せる範囲。

並行世界の中で日本兵と戦ったり(アクションシーンあり!)して
最後まで飽きさせなかった。どこか郷愁を感じさせる、自然豊かな
Thailandの風景。そしてフリーダイビングの場面もあれば宇宙飛行や
超自然的現象もあり画面を見ているのが楽しかった。
そして主演の2人が可愛いから目の保養にもなった。

音楽も、この映画の世界観を凝縮したような主題歌も良かった。
主演の2人の歌声が流れるエンドロールで余韻に浸った。

原題 URANUS2324 そのままで日本公開して良かったと思う。
なぜか日本の配給会社は説明的な日本独自の副題を付けがちで、
自分はあまり歓迎しない口なので。

ちなみに URANUS は天王星。2324は普通に考えると遠い未来の話。
しかしこの数字は年号ではあるが実は仏歴(Thailandの公式暦)で
2324年は西暦で1781年。天王星が発見された年である。
それにまつわる話が出てくるがネタバレになるので割愛。

2024年12月17日 シネ・リーブル池袋にて鑑賞。

星の数はあくまでも自分の満足度なのでご了承を。

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toshijp