機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginningのレビュー・感想・評価
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ファーストガンダム初見の衝撃と感動が再び甦る逆転の世界線
感想
今から約46年前、まだ青二才の学生時代、機動戦士ガンダムを初見した時にはかなりの衝撃を受けた。その設定はそれまでの小学生向けのロボットアニメとは明らかに一線を画するものであり、勧善懲悪の観念は皆無、冷酷無比な戦争状態での人型兵器(モビルスーツ)の登場という考え方に戦慄が走り自身の思考回路の硬直を産み、暫くその世界観と設定を理解する為に執着する事となった。そしてそのハイブローなストーリー展開に釘付けになり心酔してしまったのだ。
Coreなガンダムファンであれば数々の設定は周知の事実なのだが、当時から明らかなのはこの話が戦争状態の中の人間模様を描いており、明らかに人の生死が関わってくる話で簡単に命が失われてしまう刹那が冷酷に話の全面に押し出されている。さらに何故白兵戦用の人型ロボット兵器(モビルスーツ)が出現、発達したのかという言い訳の様な理由(現実で有るか否かは全く関係ない。空間の電磁波を遮るミノフスキー粒子という架空の物質の存在と発見により戦場での遠隔誘導兵器による攻撃が不可能となる為、接近戦を重視して白兵戦用の戦闘兵器が出現する事になった経緯)や、スペースコロニー(サイド1〜7)や、コロニー建設に必要な資材を供給する鉱物小惑星(ルナツー、ソロモン)が配置されている宇宙空間が現実にNASAが試算した月の公転軌道と重力バランスの影響を考慮した位置である事など、諸設定が実にリアルである事。
さらにスペースコロニーで世代を超えて生活するうちに人類がスペースノイドとして自覚し地球からの政治経済な独立を叫び、まるで地球上で展開する世界史の一現象としてサイド間の独立戦争を捉えていく歴史観を持った展開、人間の宇宙空間での精神的進化 最終的には新人類(ニュータイプ)の発現と進化という話と同時進行で人間の普通にある感性をニュータイプ化させるという正確には進化とは全く別物のサイコ(精神)強化人間の養成と軍事転用という非人道的で虐待的犯罪の話も加わり、宇宙に長年暮らした人間は感性として芽生える新しい能力(未来予知能力、telepathy)を進化として恒常的に獲得出来るのか?等の問題に深く傾注していく話が気になり興味深く注視していた。物語としては機動戦士ガンダムとその続編である機動戦士Zガンダム迄は話を追い確認していた。その後のシリーズは殆ど鑑賞していなかった。
現代になり機動戦士ガンダムはもはや“ファースト”と呼ばれるようになりほぼ伝説となっておりその間多様なガンダムシリーズが製作されたが特に興味は沸かなかった。21世紀に入り庵野秀明氏という時代の潮流の頂点に登り詰めた寵児とも言える稀代のプロデューサー・映像クリエイターの出現により昭和時代にヒットしたアニメ、漫画、怪獣特撮映画を新解釈した形でのコンテンツが続々と創作されてきたのは皆様ご存知の通り。2024年後半になり庵野氏の元で制作に励んできたスタジオ・カラーのクリエイター達がサンライズと組んでガンダムの新解釈版を制作するという。TV版として制作された新解釈版ガンダムはプロットの段階から出来が素晴らしいという評判で一部をbeginningと題してIMAXで映画化する話がニュースで流れ、どれだけ素晴らしいもので自信があるものなのか?自身の目て見極めたいと思い立ち、公開日からかなり時間が経ってしまったが遅ればせながら2025年3月1日に映画館に向かい鑑賞した。
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脚本
まず驚いたのはガンダムの活躍により地球連邦軍勝利という歴史であったのが本作での1年戦争の勝者はジオン公国である事。世界線が全く逆転した状況が展開、ガンダムはシャアがサイド7偵察時に強奪。一年戦争は赤い彗星=赤いガンダムのシャアの活躍でジオンが連邦軍を凌駕している状況である。ガンダムを改良しニュータイプ搭乗時に脳波から直接的に働くbitという攻撃兵器を付属した自己防衛システムであるサイコミューシステムを搭載しシャア操縦で第二次ソロモン会戦中にサイコミューの暴走状態によりゼクノヴァ(次元転移?)を起こしソロモン要塞の3分の1を破壊しながら赤いガンダムとシャアは(Lost)行方不明になる。それから6年間の時を経て失踪を遂げたシャアの足取りを追う事となったシャリア・ブルと更に進化(覚醒)したニュータイプによって働くオメガサイコミューシステムを搭載した新型モビルスーツ、「ガンダムクァークス」が開発される。その新型モビルスーツを巡るスペースノイドとして生まれ育った人間の様々な関係性が新旧キャラクター入り乱れながら描かれていく。
今後の(TV版の)物話の展開としてはゼクノヴァの出現による時間軸上の瞬間移動、しかも同一時間軸ではなく多元宇宙論(multiverse)上の世界線であり相互移動を可能とする物語の展開が予想される。既に現在の時間軸からLostして移動をしていると思われるシャアとその6年後に赤いガンダムを操りサイド6のクラン・バトルに現れた操縦者のシュウジ・イトウ。クァークスを操る事になったアマテ・ユズリハ(マチュ)とニャアンのニュータイプの覚醒。更にジオン公国総帥ギレン・ザビの構想に異を唱えるキシリア・ザビの構想するイオマグヌッソ計画とキシリアの勅命で開発されたクァークスの2番機「ガンダムフレド(ジフレド)」の登場とエグザベと行動を共にしているニャアンのジフレドのテストパイロット就任。アマテ(マチュ)とニャアンの其々の変わりゆく多元宇宙論(multiverse)上の世界線におけるタイムリープ効果も加わりシロウズ(シャア?)など新たなキャラクターも続々と登場。権力に抵抗する軍閥の活動など壮大で深淵な物語の展開が予想され目が離せない。
設定・映像 製作
全ての新キャラクターはシャリア・ブル(ひげマン)に代表されるソドークルーを含むジオン軍人、クラン・バトル集団ポメラニアンズのメンバー等は昭和世代の私にもすんなり馴染めて腑に落ち親しみを感じる印象。メトロポリスの頃の手塚治虫先生が描いていたキャラクターを彷彿とさせる素晴らしい新キャラクターデザインである。アマテとニャアンに関しては世界を意識したカラーパフガールズのポップ劇画調の様な艶やかさがあると感じる。時間軸と多世界線の問題であるのか、安彦良和氏のキャラクターとは様子と雰囲気が異なるキャラクター設定になっており、これからどの様な説明と設定が付け加わるのか大変興味深い。更に背景画デザイン、大河原邦男氏の原案したモビルスーツのリモデリングデザインとそのCGI、スペースコロニーのCG他、諸々にデザインされた映像がIMAXにも充分耐え得るだけの詳細で線密な線で表されており、完成度はやはり半端ないと感じ受け素晴らしい出来映えであった。庵野氏とスタジオ・カラーの並々ならない機動戦士ガンダムへの深い敬意と愛情、新しい物を創造していきたいというエネルギーを感じる。やはり映像的にIMAXで鑑賞しておいて間違いないと確信する。
製作はスタジオカラーとサンライズ。原作は富野由悠季氏と矢立肇氏。監督はエヴァンゲリオンシリーズ担当した鶴巻和哉氏。映画版脚本・デザインワークス/絵コンテ担当は庵野秀明氏。
IMAX鑑賞
2025.5.31追記
⭐️4.5
?
全半の回収はできるのか?
ガンダム素人おじさん鑑賞する
ガンダムを題材にした別の作品
1stを見ていれば★5、未見なら★3
1st冒頭が、現代の最新技術で見られる!それだけで★4。
その上、1stファンが一度は夢想した「もしジオンが勝っていたら…」のif世界が見られる。これで★プラス1。
しかし、逆もまた真で、1stを見ていない人は、前半ポカーンのまま進む可能性が高い→★3。
間をとって★4かな。
庵野さん脚本による前半パートは、富野監督が乗り移ったかと思うほどの台詞回しで、「シャアならきっとこう言うはず!」を見せてくれる。
過去作品の面白かったエッセンスを抽出して、現代に受け入れられやすい形で再出力するのが本当に上手いし、動きと音の合わせ方のセンスがズバ抜けている。
後半は一転して現代アニメの最先端といった作風で、マチュの「なんとなく楽しく毎日過ごしているけれど、どこか満たされない」空気感が、ガンダムとの出会いで一気に変わっていくスピード感と説得力に目を見張った。
(ニュータイプという言葉を使わずに、マチュに「キラキラ」で「向こう側の世界」を表現させたのは、いかにも現代のJKらしい。)
「TV本放送に先駆けたお試し版」としては、確実に本放送への期待値を上げている。
1stの主要キャラは、他にも出てくるのか?出てくるとしたら、どのような役割で?
等々、文句なしにワクワクさせてくれる。
こういう内容なんだ!?アリじゃない?
これから期待
ガンダム一切未履修で鑑賞
面白い
まあまあ納得しました。
今後の展開に期待
ガンダムでまさかifストーリーやるなんて思っても見なかったので新鮮。
ご都合主義的な「運の良すぎる」進み方なので1stを知っている人からすると違和感は感じるものの、こういう妄想も悪くないものだな。
サントラは米津玄師と星街すいせいで、爽快感・疾走感があってめちゃくちゃ良かった。1990年代だったら映画館でCD買うレベルに素晴らしい。戦闘シーンとも合ってる。こういうのでいいんだよ。水星の魔女みたいな画面暗くて眠たいのは要らない。
ストーリーはまだよくわからない。映画は本編の壮大な予告なので今後の展開に期待か。ノリ的にZZっぽくなってしまいそうな気もしているが、とりあえずプライムビデオでの配信を楽しみに待ちたい。
1年戦争後のマルチバース世界
本家サンライズとエヴァンゲリオンのスタジオカラーの共同制作。
監督鶴巻和哉にシリーズ構成榎戸洋司、脚本絵コンテに庵野秀明参加となればこれはほぼスタジオカラー制作のガンダムだ。
となれば、これは庵野秀明による一連の作り直しシリーズといえる。
その証拠に舞台設定がファーストガンダムの一年戦争につながる話となっている。
この劇場版はテレビ放送に先駆けた一部エピソードの再編集版とのことなので見なくてもいいかと思っていたのだが、前半の庵野パート(?)は劇場版のみといった噂も流れていたので鑑賞。
事前情報通り、前半後半で作風も違う2部構成の作品となっていて、前半は1年戦争後半に新型MSガンダムをシャア・アズナブルが奪取し赤いガンダムにシャアが乗るというパロディのような展開となっている。
1年戦争が違う結末を迎えた5年後、サイド6の難民を中心に行われている非合法のモビルスーツ同士の賭博バトル競技をめぐる話が後半。
前半はファーストガンダムのキャラ設定が踏襲されており、音楽も同様。
爆発シーンも現在のCGなどを使ったリアリティを追求したものではなく当時風のレトロな爆発を踏襲している。
ガンダムやペガサスの色形が玩具化を前提としたものであることを自虐的にシャアに語らせたりするところは笑える。
当時の子供向けの設定やスポンサーの都合などでリアリティを無視した設定やストーリーを今の時代のリアリティ思想で本来あるべきだった形に作り直す庵野作品の特徴がこの作品でも表現されている。
一方後半は現代感覚のキャラデザイン、メカデザインで全くオリジナル展開となっており、こちらがテレビシリーズとして展開されるのであろう。
映画では登場人物の紹介と背景の設定と、プロローグでしかないので、評価はできない。
ただ、このスタジオカラー版のガンダムテレビシリーズは必見だ。
これは…… ガンダム!(笑) 音楽・音響に注目 ぜひ映画館でご覧下さい
ガンダムシリーズの知識はZZまでの特にこだわりの深くない個人の感想です
事前の解説・あらすじを読んでも「なんだかわかりにくい解説だな」「ガンダムシリーズとして扱うテーマ?」と思っておりましたが
なるほど、こういう展開なのでネタバレさせない為だったんだなと
この作品はそういった展開の妙を楽しめるかに掛かっていると思います
各世代ごとに自身のガンダム観を持っているかと思いますがそれにとらわれると違和感が先に立ってしまうかもしれません
禁忌ととらえるか融合・適合ととらえるか、なんにせよ見てみないと始まらない作品です
痛快活劇でもあるので嫌な気分にはならないと思います ビールが美味しかったです(笑)
「クランバトル」はこの作品では重要なテーマではないですがこの後のテレビシリーズの序章となるのでしょう
テレビシリーズでファースト時代の登場人物との関連が取り上げられるのなら見てみようかなと感じましたので宣伝にまんまとのってしまった次第です
音楽・音響(ファースト世代が脊髄反射してしまうあの音々)もこの作品の注目ポイントと感じましたのでぜひ映画館での鑑賞をお勧めします
キラキラ(ღ✪v✪)✨️
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