「かなり思い切った作品。個人的にはアリです!」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning ゴウさんの映画レビュー(感想・評価)
かなり思い切った作品。個人的にはアリです!
スタジオカラー制作のガンダム。やっと観に行けました!
賛否が分かれている本作。情報をできるだけ入れずに鑑賞しましたが、序盤から想定外の展開で度肝を抜かれました。
一言で言ってしまうと、ファーストガンダムの世界にて、ジオン軍が勝った場合のifの世界観となっています。
懐かしいシーンが多々あるものの、原作とは全く違う流れとなっている。
これは確かに人によっては受け入れられない作品だと納得。
ちなみに個人的には有りだと思うし、映画としてもとても楽しめました。
例えば、アメコミなんかは半世紀以上前から活躍しているヒーロー達がいるわけだけど、同じ時間軸で話が続いているわけではない。
アーティストが変わり、ヒーローも姿を変え、設定を変え、新しい作品が今も制作されている。
要は、マルチバースが当たり前の設定として作品が成り立っている。
ガンダムも、宇宙世紀を軸として制作を続けていたら、時代の隙間がなくなり、どの年代でも常に戦争をしているような世界になってしまう。
宇宙世紀ではないアナザーガンダム作品も色々ありますが、中には これってガンダムの名前を使ってやる必要あったの?って感じる作品もあります。
そう考えると、マルチバースさえ受け入れられれば、本作は馴染みの世界観に、馴染みのキャラクターによって取っつきやすくもなる上で、表現の幅が広がります。
個人的には上手い演出だなぁと感じました。
気になった点とすると、ファーストとジークアクスのキャラクターデザインが違いすぎて、同じ世界で進行するには、あまりにギャップが大きい事。
モビルスーツ戦なんかは、文句無しにカッコよかったし、ストーリーも面白い。
今は続きが見たくて仕方ないです。
ただ、あくまで映画の内容はジークアクスの序盤でしかない為、テレビ放送を最後まで観た時、結果的にこれガンダムでなくてよかったんじゃない?って思う可能性も充分にありますけどw