「なんかわかんないけどわかった‥ような気がする。」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning 餅太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
なんかわかんないけどわかった‥ような気がする。
特に観に行くつもりはなかったけど、入場者特典の設定資料集(?)につられて、ノコノコと観に行ったわけです。
観に行くつもりはなかったはずだけど、結果的にネタバレを回避していた自分に感謝したい。
「ガンダムを観に行ったと思ったら、ガンダムが始まった。」
こんな感じの感想をSNSで見かけたが、全くその通りだった。
冒頭から、聴き馴染みがあり過ぎる効果音が流れ、タイトルが画面に出た。
この感じ‥前にも味わった気がする。
あぁ、シン・ウルトラマンの時だ。
その瞬間自分の中で、これはもう「シン・ガンダム」だと結論づけた。
いつかシン・ガンダムやってくんねーかなーと、何となしに思っていたのが急に叶ったような。
ファーストガンダムのifから始まった今作。
何が良いって、シャリア・ブルが謎にカッコよくなっているところ。
ファーストでは白髪と口髭のオッサンでしかなかったが、何やら洗練されたイケおじに変貌を遂げていた。
シャアがコロニーに潜入し、ガンダムを奪取。
それどころか木馬すら奪い取ってしまう。
そこにアムロはいませんでした。
いませんでした。
いませんでした。
僕は何を思えばいいんだろう。
なーんてことを考えていたのも束の間、気が付きゃガンダムはシャアカラーに彩られ、木馬もジオンカラーの渋い姿に。
これはこれで良い。
ビットまでついちゃってもう重装備のエヴァ状態。
実際今作のコロニーにアムロがいたかはわかりませんが、存在しなかった結果が今作で、存在した結果がファーストだったとしたら、少年ひとりがとてつもない影響力を持っているんだと実感。
戦闘の描写もさすがという感じで、頭部バルカンのシーンでは、頭だけグルリと回転し、逆さま姿勢で頭固定の身体だけギュルンと回転する演出も良い。
(書いてて意味がわからないけど、観た人ならわかるはず)
4つ目のガンダムも、エヴァみがあって個人的は好みだった。
ザクの下半身も、武者みがあって好み。
後半はちゃんとGQuuuuuuxだった。
オッサン的にはもう前半が濃すぎて後半は、全く別の作品を観てる感覚でした。
テレビ版が早く観たい。
劇場で謎だった部分が解明されるのを早く観たい。
とても凄い時間を過ごした。
大満足です。
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追記:6月20日、再上映を観てきました。
書いているのは最終回後。
テレビ版を全部観た上での新たな感想を。
やっぱりね、最高なのよ。
最初に見た時に「アムロどこ行った??」なんておもってたけど、最初っからいたんだね、アムロ。
ハロがアムロでコンチがシャアとか色々考察されていて、自分もそうだろうなーなんて思ってたけど、まさかのシャア生存&アムロはジークアクスの中の人という展開。
シャアはまた新しい名前をもらってましたね。
クワトロが4で、シロウズが四郎=4。
まぁどういう意味があるのかはアレだけど。
向こうの世界からガンダムが召喚されたのには度肝抜かれました。
キケロガもギャンもめっちゃ強いし、サイコガンダムもカッコよかった。
キケロガ変形するんかい。
キシリア様はやっぱりバズーカの餌食になるんだな。
ラストシューティングやりおった。
本家ゲルググも出てきた。
12話に色々詰め込みすぎだろコレは。
面白いが過ぎる。
順不同で思いつくまま書いたけど、このままでは書くことが多すぎて字数が足りなさそう。
ファーストを愛してやまない方々は今作をどう観たんだろうか。
自分はそこまでガッツリ履修したわけじゃないライト層なので、自分でも知ってるエピソードをオマージュしまくっているのを観て感動と鳥肌が止まなかった。
原作を冒涜していると見る方もいそうだが、どうだろうか。
自分から見ると原作愛に溢れていると感じたけど。
ともかく、これはもう絶対通るべき作品だなと思いました。