「後半のアニメ本編は…」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning zzzさんの映画レビュー(感想・評価)
後半のアニメ本編は…
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とんでもない仕掛けがある!ネタバレになるから劇場で急いで観ろ!というSNS上の声に囃し立てられるように劇場へ(もちろんガンダムシリーズは大好きなので興味はあった)
確かに突然描かれる架空戦記のプロローグには驚きとこれから何が起こるんだ?という期待を抱いたものの、後半のアニメ本編に移行するに従いその期待感も萎んできてしまった。
絵柄がポップなのは良いのだけど(ただ前半のキシリアとかシャアの絵柄との温度差には強い違和感を覚えた)、マチュやニャアン達の行動の理由や葛藤の描写が薄く個人的に感情移入が出来なかった。結果的に警察隊との戦闘やクランバトルも手に汗握るという感覚が生まれずリアルさを感じられなかった。
ステレオタイプなニュータイプ描写しかりボーイミーツガールしかり"マブ"しかり、総じて私が『水星の魔女』の時から感じているSNS(ソーシャル)上で消費されるためのどうしたら話題になるかのような(こういうのが好きなんでしょという)シーンのツギハギ・押し売り感を感じてしまい、本作には強い虚無感を覚えた。
まだこの後の展開が分からないが、この作品のテーマが現時点で見えてこないので、前半の壮大な"仕掛け"も果たして物語に必然性を持って関わってくるのか不安で仕方ない。
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