「『シン・ガンダム』??A new Translation。」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning しゅんいちさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0『シン・ガンダム』??A new Translation。

2025年1月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

そもそも…TVでやるんだから
ということで…観に行くつもりはなかったんですが。

ど直球の50代夫婦な
2人ともガンダム大好きですが

なかなか2時間近くを拘束される状況というのを映画館に使わなくなったというのもあって…

ホント…
映画館自体、『ラストマイル』以来です。

勢いとかも大事だったりするし…

ましてや…その貴重な機会を
ガンダムに使うとしたら

せめて…『閃光のハサウェイ』クラスじゃないと…と思っておりましたが…

今回は、流石にやられました。

あの予告とか、見出しとか
いろいろ…やっぱり
ついつい見ちゃいます。

ビジネスモデルとして、やり方が
とても上手いです。

エヴァの時もでしたが
いや…GAINAXの時からなのかもしれません。

LIVE感覚というんでしょうか。

一緒に参加させてもらえるんですよねぇ〜♪

今回も、サラッと見てしまうと
いろいろとスルッと抜け落ちたり
感情的になってしまい

「こんなの!違う!」と言って見なくなったりしそうなというか…

変なストレスをちびちび与えながら…観客を妙な世界に連れて行く感じ。

これは…
もう、このヒトが…じゃなくて
この人達がって感じですね。

ありきたりなカメラアングルで満足出来ないからこその…

一流アニメーターだからこその
絞り出される今作だとは感じましたが…

そもそもTVシリーズのつもりで作り始めてるので、劇場サイズではないんですよねぇ。

そのように感じたのは…
オープニングの絵が、そこまでヌメヌメ動いてなかったと思うので…
動きはTVサイズだなぁ…なので

まぁ…先行劇場版だし
いわゆるパイロット版としてなら
めちゃめちゃ最高なんですよ。

さて…
かなり語り尽くされてるので

私なりの視点として。

『if』かもしれませんが…

私が感じたのは…『マルチバース』のガンダムみたいな感じがしました。

あの…サイコミュの光で消えたシャア大佐。
サイコミュの光に包まれながら
『時が、視える』と言ってた。
そして…誰かと会話。
サイコミュは、シャア以外の誰かの思念波動をキャッチしてた。

という部分が
もう、大好きな描写です。

あと…
後半のマチュ(アマテ)がシュウジと思念で1つに重なる時も…

こういった描写は、ガンダムあるあるではあるんですが

より一層、深くなってるなぁと思います。

感想から離れるかもですが
私自身が視えてる世界が違うヒトでして、実際に神様と呼ばれるような方々と交信したりしながら、それを生業としてる霊能者だったりするので…

宇宙を扱う、こういった作品の描写には…日々関心させられます。

スピリチュアルの世界は、そろそろ解明される寸前まで来てるのです。

そういった、科学とスピリチュアルの間にある。
いわゆる『量子もつれ』に深く関わりそうな話と、このニュータイプの描写は、非常に近づいてきてるからこその、この作品の行き着く先に、こういったテーマをもってきた事に、ワクワクしっぱなしなのです。

シャアが、あの時に感じたものとか、シュウジが何処からやってきたのか?とか…
もう、そういった部分について

うわぁ…かなり大風呂敷を広げてきたなぁ…と思いましたね。

これ…
ワンシーズンぐらいで閉じれるのでしょうか?

私は、最初から最後まで普通に楽しく観れましたが…

『もう少し丁寧に描いてほしい』と…他の人も言ってますが。

個人的には、これくらいのペースが丁度良かったりします♪

因みに…

これ、1年戦争の「if」という解釈のヒトが殆どだとは思うんですけど…

個人的には…エヴァの劇場版を観た時の感覚に近いですね。

惣流アスカラングレーが、式波・アスカ・ラングレーになった感じ。

暴走のエヴァにトウジが搭乗せずに…アスカが搭乗する。みたいな…

ガンダムにアムロが搭乗せずに…シャアにまんまと奪われる。

そもそも…
ザクのデザインやガンダムのデザインが違いすぎる。
このあたりは…開発環境も微妙に違うからなのではないかと思う。

ということで…
考察も含めて、今後がめちゃめちゃ楽しみな作品に会えた事に感謝です。

しゅんいち