「UC0085」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
UC0085
冒頭、馴染みのあるナレーションが聞こえてくる。
永井一郎さんではなかったが、ファーストを彷彿とさせるアレだ。
本編のファーストカットはザクのモノアイ。
…ん?オマージュなのかと訝しむ。
観客の混乱も予想も無視して物語は進む。連邦のV作戦はシャアによって阻まれ、WBまで奪われる。いわゆる「シャア専用ガンダム」の誕生である。
どこまでこの話が続くんだと思っていたら、0080.01.03ジオン独立に端を発した一年戦争はジオンが勝利した。
そして、5年後…。
本編の舞台はUC0085。非合法でクランバトルが開催されている世界。
ここまできて確信する。
マルチバースだったのだと。
オマージュにしてもコメディにしても長すぎると思ってたんだけど、ちゃんと本編始まってた!
物語はどうなるのかさっぱりわからないw
ただ、凄く楽しみだとは思えた。
面白いとかではなく、楽しみなのだ。
MSはすっごくよく動くし、ザクもドムも登場する。デザインはリニューアルされてはいるものの、今後どんな機体が登場するのだろうかと。
そして、マルチバースよろしくファーストでは戦士した個性的なキャラも生きている。キシリアやマ・クベ、シャリアブルとかメインキャラである。
そんな世界線の中で紡がれるGQUUX。
何を見せてくれるのかワクワクする。
全く物語は見えないのだけれど、ファーストから地続きの世界線にこんなにワクワクさせられるとは思わず、本作のおかげで原点であるファーストの魅力にも改めて気付かされたように思う。
まだまだ未知なる世界観ではあるものの、馴染みの深い世界線で展開される物語。
知らないのに知っている。そんな矛盾を孕む本作を楽しみたいと思う。
ああ、そうだ。
映画館を後にする時、前を歩く女性客が話してた。「ガンダムの動きがエヴァだったね。」
同感だ。
賛否両論あるかとは思うけど、背景や小物も含めカラーは魅せ方が上手いなぁと思う。
◾️追記
ふと思う。
「アムロって登場しないのかな?」と。
この世界線だとアムロはガンダムに搭乗しないわけだから、民間人のままなで…戦局を左右する程のエースパイロットは生まれなかったって事かしら?カイもフラウもホワイトベースにすら乗り込む事がないもんな。
シャアに奪われたもんな。
でもアルテイシアはいたような…。ハルはいたな。あれって市販化されたキットのようなものだったのかな?てっきりアムロのオリジナルだと思ってた😅
そうかー、アムロが居ないかもなんだなぁ。
なるほどなぁー