「飛び出していけ宇宙の彼方」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning とらぴおんさんの映画レビュー(感想・評価)
飛び出していけ宇宙の彼方
クリックして本文を読む
大方予想を立てられていた通り宇宙世紀の「もしも」、パラレルワールドから進んだ物語といった位置づけの物語。サイコミュがより発達し、戦術なども変化が見られたその先にある世界がTVでは描かれて行くのでしょう。
エッセンスを散りばめつつも独自のルートをたどり、技術や戦術、国家や軍隊の在り方も変わったスタジオカラールートとでも言うべきやり方は賛否が別れるのは当然と思いましたが、私はとても楽しめました。重要キャラの声が早速違い同じものではないことを示すように感じたり、ここぞとばかりに詰め込まれる設定がどんどん叩き込まれ、見終わった後に暫く頭の整理のためにぼーっとしておりました。
スタジオカラー節を感じさせるSE、BGMの元音源の利用と今までのデザイナーとは異なるMSデザイン、そしてジークアクスのアンテナのロックボルト。
私はカラー好きでもありガンダム好きでもあるので賛否別れる気持ちはわかります。
なので、私はこの作品を今までにあるようでなかった「宇宙世紀のパラレルワールドというアナザー作品」という感じで見てみました(一回しか見ていませんが前半のところで覚悟を決める時間はありました)。するとアナザー作品に感じる異なる設定を取り込むようにすんなりと世界に入っていけました。
なら全くの新規でやればよかったではないか、という意見もあるでしょう。ですが逆に、こういうのがあってもいいんではないかなという事もできると思うんです。
是非本来のルートという重力に縛られず、この宇宙を自由に楽しんでみて頂きたいです。
コメントする