「原作ファンとして、嬉しいキャラ達の活躍」名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック) ぴすさんの映画レビュー(感想・評価)
原作ファンとして、嬉しいキャラ達の活躍
近年の映画は新規ファン獲得というか、
原作を読み込んでいなくても楽しめる目立つキャラクターたちメインのお話が多かったように思うけど、長野県警組がメインということで原作ファンには嬉しいキャラ達の活躍でした。
以下は考察のようになりますが、
タイトルの残像(フラッシュバック)というのは、
この事件に関わる人間の、"残された側"の人達の残像を描いているのかなと思います。
小五郎→ワニ(鮫谷)
マキの父親・林・わしず→まき
諸伏高明→弟・諸伏景光
など。
肝心の大和敢助は、事件があったあの日自分が何を見たのか?という部分。
ワニが死んで、あの時何が言いたかった?お前は何で殺された?と事件が始まり、小五郎のおっちゃん大活躍で事件解決して「ワニ、ちゃんと見てたか?」になる。
まきさん関連の人達は一番救われてないとは思うんだけど事件が解決したことによってそれぞれの想いは一件落着する。
高明は景光が死んだことをほぼわかっていたけど、今回自分が死にかけて三途の川で景光に会ったことにより確信に変わった。
それぞれが残像に悩まされ戦っていた日々に幕を閉じました、ってのがこの映画の終着点だったかなというのが個人的な感想です。
そして今回のヒロインだった上原由衣が見た残像。
それは大和敢助が死んだと思ったあの時期のことかなと。
あの時由衣の中では、敢助は一度本当に死んでいたから、警察をやめて結婚までした。
もうこの世にいない敢助になにか報いる方法は無いかと模索して選んだ道だったと思うし、
敢ちゃんへを助けられなかった未練にずっと取り憑かれていたのだと思う。
もし本当に死んでしまっていたとしたら
今度は由衣が御厨に復讐する選択をとっていたかもしれない。
由衣がクライマックスで林の言葉に泣いてしまったのは、大切な人を失い残像に苦しまされた林の気持ちが痛いほど分かるからなのかなと思います。
それぞれの残像と戦ったキャラクターたちの奮闘が描かれたストーリーでした。
そしてなんと言っても小五郎の活躍!
拳銃が作中の警察官の中で1番上手いと言われる小五郎が二度も拳銃で窮地を救ってくれたのはとても興奮しました!
眠りの小五郎が眠らない回は神回、今回もまたそうでした^^
ミステリー要素も強く、一回目は推理しながら見たのでストーリーに没頭してみることができ、満足です。
原作ファンとして、敢助と由衣のこと、そして高明の関係が思ったより沢山描かれていて嬉しかったです!
来年の映画のメインは萩原千速と横溝重悟!
こちらも期待大〇
個人的にはそろそろ新一と蘭のラブコメも見たいので再来年に期待です😂
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